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山中side
束縛されているような気分がずっとしている。
あの事件以来、異様に勇ちゃんに執着してしまう自分がいる。
勇ちゃんがいないと自分が存在しないような気持ちになり、勝手に沈んでしまう。
今日だってそうだ。
勇ちゃんがスタジオに来るまで振りが頭に入らなかったのに、勇ちゃんがスタジオに現れると振りがスルスルと身体に馴染む。
勇ちゃんなしで自分は生きられなくなるのだろうか?
でも、この心地のいい勇ちゃんの毒が自分に中毒症状を植え付けてしまってどうしようもない。
❤️「ここの柔ちゃんのパートで誰かキスしよーや」
突然聞こえてきたその言葉に自分はすぐに反応できなかった。
佐野side
舜太の突拍子もない提案に柔太朗以外が一斉に舜太を見る。
末っ子らしい上目遣いでダメかな?と伺うその顔は可愛い訳ではないが、愛くるしかった。
💛「柔太朗がいいって言うかだけど」
チラッと柔太朗を見ると、振り入れに集中していたらしい
一番近くにいた俺が柔太朗の側へ向かう。
🩷「じゅう?今の聞こえた?」
耳元で声をかけるとピクンと身体が跳ねる
相変わらず可愛い反応で悶えそうになる
🤍「ごめっ、集中してて…」
事の経緯を仁人が説明すると、柔太朗は顔を赤らめた。
流石にこれは満場一致で恥ずかしいやつだ。
ボツになるだろうと誰しもが思った矢先、柔太朗がボソッと口を開く。
🤍「いいよ…」
💛「お前、まじかよ!?」
❤️「柔ちゃんほんまに!?」
🤍「でも…」
口はやだとかの条件付きでの快諾かと思ったその時、柔太朗から耳を疑うような一言だった。
🤍「するなら、はやちゃんね」
俺のパーカーの袖口を握りしめて、上目遣いでいい?と聞いてくる。
その大胆すぎる提案に心が大きくなって、押し倒してしまいそうになる。
小悪魔すぎんだろコイツ。
💙「ご指名入りましたー!!」
太智がいつもの雰囲気を維持しようと茶化す。
🤍「だって、この前のパートはやちゃんだから、動線的にも…。」
太智の声にかき消されていたが、俺にはかすかに聞こえていた。
モゴモゴと動く口が愛おしくて堪らない。
でも、そんな重く考えるな自分。
所謂、ファンサなんだ。
そう言い聞かせて、柔太朗に返事をする。
🩷「別にいいけど」
💛❤️「…。」
コメント
2件
読ませていただきました…🥀 勇ちゃんへの執着と中毒性、甘くて苦しくて、すごくよかったです。 特に柔太朗が「はやちゃん」を指名するシーン、心臓がぎゅっとなりました。 小悪魔すぎて反則ですよ、あれは…。 ファンサと本気の境界が揺れてる感じも、たまらないです。 続き、気になります。