TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ま〜たセラ夫が怪我をしたらしいですね。

「はぁ」

とため息をつきランドリーへと足を運びます。

一緒に仕事へと向かっていたたらいによると、腹を銃で撃たれ、頭を壁かどっかに強く打ったらしい。

「ったく。あんなに注意しておいたってのによ」

キレながら、私は扉を開けます。

「セラ夫!!!!」

そう声を荒げ、右手で頭をかき、左手で扉の取手を握って扉を開けようとすると、

「ヒュッ」

風を切る音と共に、私の体は後ろへと移動をしました。

ふぅ、こっちの世界に来て少し体は鈍りましたがこれでも元・諜報員。

危機管理は完璧ですよ。

てか、ナイフ持ってくるなんてどういうことです??

とりあえず、私の目の前には赤い熾天使がいます。

「、、、誰」

ん?

「誰って、、、。貴方の請負人ですけど、、?」

、、、、、、、、、、。

沈黙が流れる。何があったんだ。

「俺にお前みたいな請負人はいない。誰だ」

だから!!!!

「私は貴方の相棒で、請負人で、親友の!!!s___」

名前を言おうとした瞬間でした。

「アキラ!!」

たらいの声が聞こえてきました。

「、、、話するから、ランドリーに入って」

奏斗もきて、セラフを部屋に入れる。

何がどうなんだ。

赤い熾天使の背中を見つめて私が最後でランドリーへと入る。




「、、、、、記憶喪失、、???」

「アキラとデュエット組む前だから、結構前からの記憶全部消し飛んだらしい、、、」

は??

「ごめんな。アキラ、、。俺が油断したから、、、」

「いや、悪いのはかんっぺきにセラ夫ですね。あんなに無茶するなって言ってたのによ」

当の本人はソファの後ろでナイフを研いでいた。

「とりあえず、刺激しないでおこう。いいよね?」

「それが一番だと思います。私もあいつに心を許してもらうまで結構な年月が必要だったので。それ以前はフツーに冷たかったんですから。警戒心丸出しでした」

「声からも伝わるほどなのかよ、、、、」

そう。

最初は声だけしか聞かなかったのだが、それでも伝わるほどめっちゃくそに警戒していたのを思い出す。

「で、君たち誰?ここどこ?」

赤き熾天使こと、セラフ・ダズルガーデン。いや、今の精神状態は、Aresと呼んだ方が正しいのか。

「えーっとですね。未来の貴方の仲間ですね。Ares」

「、、、なんで名前知ってるんだよ」

やっっっっべ。

地雷踏んだかもしれない。終わったか??

「そりゃ、未来の仲間なんだから知ってて当然だろ」

「そうそう」

ちらっとこっちをみるたらいたち。

なぜ、セラ夫と呼ばないのか。それについては大体めどは立っているようだが、確認なのかアイコンタクトを取る。

言いたいことはおそらく

『昔のセラの名前?』

だろうな。この流れ的に。

ならば

『はい』

と返すべきだろう。

「Ares!!んな警戒しなくてもいいんだぞ〜?」

そりゃ無理な話だろう。

Aresはしっかりとした裏の人間だ。

警戒しなければ命はない。殺して生きる。殺さなければ死ぬ。

という世界に生きていたAresに警戒するなというのは無理ゲーとも言える。

「、、、そろそろいいか」

「は!?」

その一言で一気に彼の表情は明るくなり、意地悪になっていった。

ニヤニヤと笑っていた。

「セラ、、、、!?」

「ドッキリ大成功ぉ〜〜」

、、、、、、、、、は???????????

「えへへぇ、、、。まさかここまで引っかかるとは思ってなくってぇ」

「お、お前、、、、、、!!!!!」

「セラ夫〜!?!?!?!」

「セラ?説教される準備はあるね???」

思っていたよりも怒っている私たちに驚いたのかセラ夫は

「、、、、ごめんなさい」

としょぼけた犬のようになっていた。

ったく心配かけんな、馬鹿!!!!!

loading

この作品はいかがでしたか?

241

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚