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とある閑静な住宅街の一軒家。そこには、誰にも知られてはいけない秘密があった。
それは──ミセスの3人と〇〇の、4人でのシェアハウス生活。
表向きにはミセスのメンバー3人だけが住んでいることになっていて、〇〇の存在は”秘密のルームメイト”だった。
今日は金曜日の夜。
珍しく3人が揃っているということで、彼らはリビングでインスタライブを始めることに。
(リビング)
元貴「よし、始めるよー。インスタライブ、久しぶりすぎん?」
涼架「ほんとそれ。みんな喜んでくれるかなぁ?」
滉斗「いや、喜ぶに決まってるやん。てかさ、ちゃんとライト焚いて。俺の顔、闇やで?」
元貴「はいはい。よし、せーの……ぽちっとな」
カメラが回る。
コメントが一気に流れ出し、画面には3人の楽しそうな笑顔が映る。
一方、〇〇はリビングの奥、見えない位置にあるキッチンカウンターの陰からその様子をじっと見つめていた。
〇〇(心の声)
「またライブかぁ……。てか、また私、部屋にこもらないとダメじゃん。」
「ていうかさ、もう1時間以上やってるし……いつ終わるの?もうお風呂入りたいんだけど」
時計を見ると、もう21時を回っていた。
ライブが始まったのは19時。軽くご飯食べて、そろそろ自分の時間だと思っていたのに、3人はまるで終わる気配がない。
滉斗「コメントに『ラーメン事件の話して』ってある」
涼架「あー!あの時の!あれね、元貴が深夜2時にラーメン茹で始めてさ」
元貴「やめて(笑)それ、ここで話す?しかも誰の部屋の前だと思ってるの」
涼架「あー〇マr」
涼架に被せるように
元貴「あー!!今めっちゃ眠い!!」
滉斗(小声)「セーフ!今のは聞こえてない、聞こえてない(棒)」
涼架(小声)「はいはい、じゃあ名前は出さずにね(笑)」
〇〇(心の声)
「……ほんっと、やめてって言ってるのに。しかも“〇〇”って
もう……わたし、存在バレるのも嫌だけど、なんで普通に話題にされてるの?」
小さな不満がじわじわと胸に広がっていく。
でも、誰も気づいてくれない。
ライブはまだまだ続いていて、3人は楽しそうに視聴者とコメントで盛り上がっている。
元貴「なんか今日、ずっとしゃべってられるな」
滉斗「このまま朝までやる?徹夜インスタライブ!」
涼架「それはさすがにヤバい(笑)てか、僕の喉が死ぬ」
元貴「あーでも、さすがにそろそろ終わるか……」
滉斗「名残惜しいけど、また近いうちやろーや」
涼架「うん、またやろう。ほんと楽しかった~」
ようやくインスタライブが終わったのは、開始から2時間以上が経過した頃だった。
〇〇はその間ずっと、リビングの陰から誰にも見つからないように気を遣っていた。
でも……それ以上に、胸の中に溜まった“置いてけぼり感”が強くなっていた。
リビングに戻ってきた3人。
それぞれ水を飲んだり、ストレッチをしたり、余韻に浸っている。
元貴「はー、終わった終わった。疲れたけど、楽しかったなぁ」
涼架「コメントもめっちゃ面白かったし」
滉斗「で、〇〇どこいった?まだ部屋?」
その瞬間、3人はようやく〇〇の存在を思い出す。
リビングのソファには座っておらず、キッチンカウンターの陰から、無言でこちらを睨むような目。
元貴「あ、いた。……あれ?なんか機嫌悪くね?」
涼架「え、めっちゃ目がすねてるときのやつやん」
滉斗「まさか……ずっと待ってた?」
〇〇「……ううん。別に。全然気にしてないし」
元貴「めちゃくちゃ気にしてる声じゃん……(笑)」
涼架「ていうか、さっきのラーメンの話で名前出しちゃったの、怒ってる?」
〇〇「それもあるけど……そうじゃなくて……」
滉斗「……そうじゃなくて?」
〇〇「……なんか……私、いなかったみたいだったから」
その一言で、空気が一瞬止まった。
元貴「……あ、ごめん。〇〇、ずっと気を遣ってくれてたのにさ、
こっちはライブでテンション上がっちゃって、全然気づいてあげられなかった」
涼架「まさか2時間もやるとは思わなかったよね。ほんとごめん」
滉斗「うん、ごめん。俺のプリン、あげるから許して?」
〇〇「……いらない。拗ねてないし。……ちょっとだけ、寂しかっただけ」
元貴「……次はさ、ちゃんとライブの前に“〇〇にも相談してから”にする。約束」
涼架「ていうか、今度は4人でインスタライブ……は、ダメか(笑)」
滉斗「でも、ライブ終わったら全員でゲームするってどう?夜更かしOKな日だし」
〇〇「……うん。それなら、ちょっと機嫌直るかも」
いつもの夜、でも少しだけ素直になれた夜。
秘密のシェアハウスは、今日も4人の笑い声に包まれていた。
あぁー!終わったぁぁぁ!
むじぃーよ、インスタライブ見たことないんだからさ
むじぃーよ
ムズカシスギンダロ(わかる人にはわかる大森元貴?)
ねみぃー
なう2025/10/13 3:32
やばいって明日友達と八時から映画だぞ?起きれんのか?
ということで
あともう一本くらい書いてから終わりまーす。