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Momo Side
時刻はもう夜の9時半。
デスクにはうち1人だけが残されていた。
「あと少しで終わる…」
限界でパンクしている頭を動かし、
やっと仕事を終わらせた。
ふらついている足をなんとかして動かし、
自宅まであともう少しのところだった。
その時、後ろから声をかけられる。
『お姉さん。』
その声に、うちは驚いて素早く後ろを振り向いた。
『…良かったら私のマッサージ店に来ませんか??』
突然の誘いにうちは言葉を失った。
マッサージ…?? 夜に…??
見知らぬ女性からの誘いに恐怖を感じたが、
ちょうど仕事の疲れもあったため、
うちは戸惑いながらも、頷いた。
すると、その女性は喜んだ。
『ほんまに来てくれるん…??』
「まあ…はい…」
『…嬉しい。』
『初めてのお客さんや。』
「…は、初めて…??」
『そう。誰も私のマッサージ店に来なかったから…』
その女性は悲しそうに呟く。
『…じゃあ、案内するな。』
女性はそう呟いた後、嬉しそうな顔で
うちの手を握りながら、歩き出した。
『ここが、私が営業しているお店。』
女性が営業しているマッサージ店の中に入る。
…女性が好きそうな感じで、すごく高級感がある。
…綺麗やなあ。
『…ん、じゃあ… この服に着替えてくれる??』
そう言われると、うちは女性に服を渡された。
「…え… 」
渡された服は、あまりにも露出が高い服。
こんなん…恥ずかしすぎるやろ…
思わずうちは顔を真っ赤に染めた。
『…ん、?? どしたん…??』
「あ…いえ…何も無いです…」
『それならよかった。じゃあここで着替えてそこのベッドにうつ伏せになっといて。』
「…わかりました。」
個室の中に入り、うちは露出度が高い服に着替え、
うちはベッドにうつ伏せになって女性を待つ。
しばらくすると、女性が 『入りますね』と呟いて入ってくる。
その時、女性は口を開いた。
『…お名前、なんて言うん…??』
「ももって言います。」
『ももって言うんや。いい名前やね。』
「…えっと…あなたは…??」
『…みなって言います。』
みなって言うんだ。…素敵な名前。
「…わかりました。みなさん。」
『ふふっ…笑 かわいい。』
「え…?? 」
突然、うちはみなさんに「かわいい」と言われる。
『…どしたん、??笑 顔…真っ赤やけど。』
「え、あ、気にしないでください…」
『わかった…笑 じゃあ、始めるな。』
その言葉と同時に、みなさんはうちの背中にオイルを塗り始めた。
Mina Side
夜9時半頃、目の前に足をふらつきさせながら歩いている女性が。
あきらかに疲れてそうなので、私は思わず女性に声をかけた。
すると、驚いたのか素早く向いてくる女性。
その女性の顔はすごく可愛かった。
せっかくやし、この女性を少しでも楽にさせるように、私は女性を自分のお店に誘った。
すると、女性は戸惑いながらも頷いてくれて。
私は初めてのお客さんに思わず喜んだ。
お名前を聞くと、この女性の名前はももというらしい。
かわいい名前だなあ。と思いながら、私はももさんの肩を揉む。
『…力加減、大丈夫??』
「はい…すごく気持ちいいです…」
すごくリラックスしているももさん。
私はなぜか少しももさんにいじわるしたくなり、
肩から脇らへんへと手を移動させ、揉みはじめる。
「ぁ…っ…ん…っ、」
…微かに漏れる声。
『…大丈夫、??』
「…はい…大丈夫っ…です…」
必死に耐えているももさん。
かわいい…もっと…いじめたい。
私はその気持ちに負けてしまい、手をどんどん下へと滑らせていった——
Momo Side
「ぁ…っ、やぁ…ん…っ、!!」
みなさんの手が下へと滑る。
その綺麗な手はいつの間にかうちの胸に。
「みな…さん…っ、!!」
いじわるなみなさんの手が、うちの胸を揉む。
『…ん、ももさんの胸、大きい。』
みなさんの口から恥ずかしい言葉が漏れ、
私は恥ずかしさに顔を赤く染めた。
うちはいつの間にかうつ伏せから仰向けにされ、
うちの上にはみなさんがまたがっている。
視線はなぜかみなさんの綺麗な顔に——
その時、みなさんの顔がうちの顔へと距離を縮め、
うちの唇とみなさんの唇が重なった。
甘くて、深いキス——
うちは思わず腰を揺らす。
「んっ、んんんっ…」
みなさんの舌がうちの口内に侵入し、
うちの舌とみなさんの舌が絡み合い、
混ざりあった涎が垂れる。
キスをされながら、みなさんの手は既に濡れているソコへと滑らせる。
『…すごい濡れとるやん。』
みなさんはそう呟きながら、下着の中に手を入れきて、濡れているソコに指を1本入れた。
「ん…っ、!!」
「待って、みな…さん…」
「こんなん…マッサージちゃうっ、!!」
『…たまには、こんな “ マッサージ ” もええやろ??笑 』
微笑みながら、みなさんは指の速度を速める。
グチュッ…クチュッ…
「んっ…やあっ、!! あかっ…ん…!!」
『…ふふっ。』
「んっ、んんっ…あああっ!!」
その時、うちは絶頂を迎え、視界が真っ暗に染まった。
目を覚ますと、視界には見慣れない天井があった。
「ん…どこやここ…」
立ち上がろうとするが、腰の痛みで立ち上がれない。
『ん…起きた??』
隣には、みなさんがいた。
『…ごめんな。急にやって。』
「いや…いいんですよ。」
「気持ちよかったので。」
みなさんに聞こえないようにボソッと呟く。
すると、みなさんは聞き取れなかったのか、
『…なんて言ったん…??』
と聞き返してくる。
「いや?? 何もないですよ。」
そう呟くと、みなさんは『ふーん』と呟く。
『なあ。今度からももさんのことさ。』
“ ももりん ” って呼んでもええ…??
「…え??」
突然みなさんにそう言われた。
めっちゃかわいいあだ名やん…笑
「…いいですよ。」
『ほんまに…??』
「はい。そのかわり…私もみなさんのことを」
“ みーたん ” って呼んでもいいですか??
『めっちゃかわいいあだ名やん。笑 ええよ笑』
その時、うちらの仲がもっと深まった気がした。
next…..
コメント
3件
やっぱり主さんの作品好きです😭💕 ミナとモモのケミもっと好きになりました…🫶