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コメント
3件

もう新しい作品が!? 尊敬します✨
桃の家の玄関の灯りが落ちる。
桃:今日も疲れたなー。みんな、来てくれてありがとう!
いつも通りの言葉。
いつも通りの笑顔。
だけど。
ーーーー
紫:……桃は頑張りすぎ
靴を脱ぎながら、紫が距離を詰める。
桃:え? そう?
赤:自覚ないの、ほんと罪
背後から肩に手が置かれる。
逃げ道を塞ぐ位置。
水:ほら、座って。立ってると疲れるでしょ?
リビングのソファに、
自然すぎる誘導。
緑:桃桃、荷物そこ置いとくね
いつの間にか、
スマホと鍵がテーブルから消える。
黄:今日は泊まろ
当たり前みたいに言われて、
玄関側に立たれる。
桃:なんか……みんな距離近くない?
全員、同時に笑う。
紫:気のせい
赤:いつも通り
水:ね?
緑:家だし
黄:安心して
そのまま、
**玄関のドアは開かなかった。**
目を開けると、暗い。
桃:……?
見慣れた天井。
でも、違和感。
自分のベッド。
なのに——動かない。
桃:え……?
手首、足首。
自分の家にあるはずのない拘束。
紫:おはよう、桃
ベッドの横。
紫。
桃:……い、紫? ここ……
紫:桃の部屋
即答。
赤:最初から、ここでやるつもりだったし
壁にもたれて、赤が笑う。
桃:は……?
水:だってさ
水がしゃがんで、視線を合わせる。
水:一番安全でしょ?
桃:……安全……?
緑:気づいてなかった?
緑がカーテンに触れる。
緑:外から見えないように、前から対策してた
黄:桃は鈍いから
黄がベッドに腰掛ける。
黄:だから、家ごと囲うのが一番だった
桃:ま、待って……歌は? 活動は……?
赤:続けるよ
紫:でも桃は、外に出ない
水:家なら収録もできるし
桃:……俺、みんなのリーダーで……
その言葉に、
部屋の空気が冷える。
紫:だから
一歩、近づく。
紫:壊れたら困る
赤:逃げられたら困る
水:他の誰かに、この家に入られたら困る
緑:静かにしてればいい
緑が拘束を確かめる。
緑:ちゃんと外れない
黄:ね、桃桃
黄が手を握る。
黄:ここなら、ずっと一緒だよ
桃:……冗談、だよね……?
全員、首を振る。
紫:冗談なら、鍵替えない
**カチ、カチ**
玄関と内鍵。
聞き慣れたはずの音。
赤:冗談なら、生活リズムを管理しないし、監視カメラも仕込まない
桃:……あ……
緑:怖がらなくていい
黄:外より安全
紫:俺たちしか入れない
赤:俺たちしか見ない
水:それでいいでしょ?
ーーーー
部屋の灯りが落ちる。
常夜灯だけが、見慣れた壁を照らす。
,,,, Thank you for reading,,,,
next ♡…200