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あれから2人きりで昔話に花を咲かせた。
_凪がいじめっ子に泥を投げつけて泣かせたこと_
_俺と凪、2人で森の中で迷子になったこと_
話せば切りがない。
凪は終始笑顔で、別れる前に耳が聞こえなくなってしまうまではできる限り凪のお母様と一緒に会いに来てくれると行った。
でもあの言い方は…
_耳が聞こえなくなったら会えないと言われてるみたいで気分が悪くなったような気がした。
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「凪、今日は来てくれてありがとう。」
「ううん、僕も会いたかったからいいんだ。廉真は家から出るの難しいと思うから耳が聞こえなくなるまではお母様と一緒にできる限り会いに来るね。」
「わかった。楽しみにしてる。」
「うん、待ってて。」
廉真は僕の廉真への気持ち気付いてるかな。
廉真は僕が言った言葉の意味に気付いてくれたかな。
廉真、勘が鋭いから全部気付いてくれるかも 。
_耳が聞こえなくなったら消えようとしてること。