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全員の部屋を一通り見て回って、最後に案内されたのは俺の部屋だった。家具も揃っていて、俺が歓迎されているのがちゃんと感じられて嬉しくなった。俺の私物は母さんが持って来てくれたのか、用意されていて驚いた。
💜「じゃあ俺達は先に下戻ってるから、片付いたら康二呼んで案内してもらってな」
🖤「うん、わかった!」
ぞろぞろと兄弟達が部屋から出ていく。何だか沈黙が久し振りで、少しだけ寂しく感じた。
~1時間後~
🖤「よし、こんなもんかな!」
大体片付いたので康二を呼びに部屋から出ると、康二は壁に寄りかかって小説を読んでいた。俺を待っててくれたのだろうか。
🧡「お!終わったんか!ほな行こか」
🖤「うん!」
少し康二と馬鹿話をしながらみんなのいる場所に向かった。辿り着いた部屋はホテルのロビーみたいな豪華なリビングで、兄弟全員が1ヶ所に集まっていた。ラウールに呼ばれたので康二と一緒にそちらへ行ってみる。
机を囲んでトランプを始めようとしていて、俺も参加することにした。
❤️「何して遊ぶの?」
💙「ババ抜きがいい!」
💛「さんせーい」
🩷「罰ゲームありにしよーぜ!」
💜「いいよー」
🤍「じゃあ負けた人が今日の晩ごはん担当ね!」
🧡「それええやん!」
💚「負けないぞ!」
そんな感じであっという間に決まった。なんか、すごい楽しそう。
じゃんけんで勝ったラウールからカードを引いていって、俺の番になった。翔太のカードから1枚選ぶと、急に翔太がニヤニヤし始めた。早速ジョーカーを引いてしまったようだ。
やばい、俺こういう心理戦は苦手なんだよな。
みんなすぐにカードが無くなって上がっていった。残っているのは俺と大介。探り合いながらゲームは進んでいった。大介の番になって、大介はジョーカーじゃない方のカードを引き、俺は負けてしまった。
🩷「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!」
大介は嬉しそうにぴょんぴょん跳ねている。仕方ない、俺は料理がある程度できるので、素直に罰ゲームは受けることにしよう。
💜「じゃー蓮が今日の夜飯作りな」
🧡「蓮料理できるんー?」
🖤「簡単なのなら…」
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1時間後
⛄「いただきまーす!」
今日は涼太兄さんが教えてくれたからか、上手くできた。みんなも美味そうに食べてくれている。
💙「え、めっちゃうまいんだけど」
💛「蓮が料理できるのって結構意外かも」
🖤「家にほとんど家族がいなかったから、大体俺がご飯作ってたんだ」
💚「そっかそっか、目黒先生忙しいもんな」
🖤「え、母さんのこと知ってるの?」
確かに俺の母さんは、ここの近くの個人経営の病院で医者をしていた。海外に行ってしまったのでもうやっていないと思うが。
💜「俺たち昔から大怪我とか病気ばっかしてたからな。先生にはよくお世話になったんだよ」
🖤「そうだったんだ」
兄弟達と母さんにそんな接点があったとは初耳だ。
・
みんな結構大食いで、何回もおかわりするから俺が作った分はあっという間に無くなってしまった。
💙「まだ全然足りねぇ…!」
🩷「蓮は俺らの胃袋のサイズをわかってねぇなぁ」
食欲に勝てない翔太と、何故か得意気な大介が口々に文句を言う。結局、2回戦目と称されて涼太兄さんがたくさん絶品料理を作ってくれた。
⛄「ごちそうさまでしたー!」
みんなのお腹も満たされたところで、今度は亮平兄さん主催のクイズ大会が始まった。
あーでもない、こーでもない、と忙しなく繰り広げられる会話に時々加わりながら、今日だけでこんなに仲良くなれると思っていなかった、ここに来れて良かったなと俺は改めて思い直した。
次回に続きますっ!