絶賛スランプです。
題名は思いつかないのでつけてません。
表紙は怠惰で書いてません。
何事も出来てないのですが書きたい欲望で書いきます。
後今回prさん非常に口が悪いです。安心してください(?)
pr視点
大人って自分勝手だ。
自分が勝手に産んだ子どもに「あんたなんて生まれてこなければ」とか、自分が勝手にお金かけたくせに「お前にいくらかけたと思ってるんだ!?」って、怒り出す。反論しても半殺しにされるだけだから何も言えないし言わない。辛いことも嫌なことも、心のなかで留めておこうと決めたのはいつの日だったかな。生きるのを諦めた日は何時だっけ。…俺だって、最初からいなかったら楽だったのに。
「pr、ご飯よ」
「…ん」
声にもならないような生返事で俺は開いていたパソコンを閉じた。正味行きたくもないけど、今日は何一つ口にしてないから多分何か食べないと命が危ない。そう思って俺は大人しくリビングに向かった。母は慌ただしく身支度をしていた。浮気相手にでも会いに行くのだろうか。…クソ野郎がよ。そう思いながら夕食に口を付ける。
「…またか」
ガラス片、生ゴミ。見た目はどれだけ綺麗でもこんなものが入れられていたら家中パニックだろう。まぁ、俺以外には入ってないから大丈夫だけど。
「った、」
口切れた、ガラス片を見逃していたようだ。こんなことがあるからガラスなんて入れちゃだめなんだよ。そう思いながらティッシュで血を拭う。ぽたぽたと手元に落ちる涙を見て、俺は思った以上に辛いのかもしれないなんて思う。そんな感覚とっくに失ったから、目の錯覚だと思うけど。
深夜。俺は家を出た。
別に何か意図があった訳でもないし、追い出された訳でもない。ただ本当に、疲れてしまった。一人でいても、両親の喧嘩の罵声や物が壊れる音などに反応してしまって身が休まらない。外に出たほうが静かだし少しは心も軽くなるだろうから。眠気で頭が働いてない俺なりの判断だったけど、どうやら間違いだったようだ。
「君明らか未成年だよね?こんな時間にどうしたの?」
と、俺にあたかもいい顔して話しかけてくるのは警察___ではなく教師だ。にしては派手髪だしあんまりそれっぽくないけど、名札がかけられている。個人情報丸見えだけど大丈夫なんか?なんて思いつつ俺は「休憩」とそのまましていたことを伝えて目を逸らす。自分では自覚なかったけど、俺って意外と人が嫌いなのかもしれない。嫌、意外でもないけど。
「…。ちょっと待ってて」
俺の言葉から何かを感じ取ったのか、少し離れた所まで歩いていく。ただでさえ眠気で瞼が落ちてきてるのに、暗くて遠目では何しているのか分からなかった。諦めて公園のベンチで脱力すること数分、更に眠気が襲ってくる。静かな公園と時たま聞こえる風の音が心地良いからかな。どうせ生きてても辛いだけなんだし投げちゃおうか。暗転する意識の中で、そんなことを考えていた。
(ドンッ、バタンッ、パリンッ)
…何の、音?ここは何処だ?
近くから聞こえる大きな音と、机から何かが落ちる音で目が覚めた。妙に白い天井に困惑しつつ身体を起こすとそこは、俺に繋げられた痕跡がある点滴台、簡易的なバイタルと面会用の畳まれたパイプ椅子などのものが置かれていた。一目で病室と言うことがわかる。
(……あの人が連れてきたんかな。)
寝そべっていたベッドから降りて俺は落ちていた何かを拾い上げる。___どうやら、これは患者用、それも俺のことが記入されたカルテだ。その隅には『暗譜総合病院 精神科患者』と書かれていた。どうやら俺は客観的に見ても相当張り詰めていたようだ。わかりやすい外傷もいくつかあったし仕方ない。
(ガンッ、バタンッ、ゴトッ)
…マジで何や、この音……。迷惑していたのもあって俺は音の原因を探るべく病室を出る。音の出処を見たいという興味本位の行動だけど不思議と心は重たかった。まるで、今から起こることを怖がっているように。
前回より少し短くてごめんなさい。これでも一日かけたので。
そろそろ「愛」の方も更新したいなと思っています。没作の続きですが。後今回からは『文字数÷10』した数字を♡制で更新にしようかなと。今回は今の時点で1750字なので『1750÷10=175』、キリが悪いので150で更新します。
Next…♡150
コメント
4件
prちゃん…ガラスなんて食べさせられてたんか…わしがトマトめちゃくちゃ食べさせてあげるね!(トマトでいいのか?) 続きも楽しみにしてるねー!