こうなるとは全く思っていなかった。
まさか私の弟なんて思いもしなかった。
それは、私が高校2年生の10月末。
瑞希に言われた。
『なんか転校生きたー!他のクラスだったけど、っていうかけっこうすごい感じなの!髪の毛オレンジで少し黄色メッシュはいってて、耳にピアスすごいつけてる』
「へーあんま関わんない方が良さそう」
『でも!ボクなにか感じるの!』
『なんかえななんに似てるなーって』
「そんな奴と一緒にしないで」
瑞希はにやにやした顔をした女の子のスタンプを送ってきて、何か自分も怒ってる顔のスタンプを押して…。
そんな他愛のない会話を続けていた。
うっわ、明日日直じゃん…面倒くさ…。
日直って日誌取りにいくんだよね。
やっぱ全日制にしなければ良かったなぁ。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい、絵名」
これは、母子家庭で育った一人娘の私と、父子家庭で育った後輩の話だ。
コメント
1件
作者でーーーす どうしたらプロローグいいね215件になるんですかね…? ただのバクですよね。 あとこんな作品をお読みしてくれた方ありがとうございます!