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うるさくないている
文字盤を一人でずっと眺めていた
💙 『ああ……』
💙『今日もまた眠れなかった』
いつもと同じ
鏡越しに写っているはず
その先に手を伸ばす
いつもと何ら変わらない村民達の顔
💙(気づかれてなくて良かった)
ピンク色の植木鉢の
ぐちょぐちょしていたところのそばで
大きく育ってしまったこんな負の感情
💙『貴方達と繋がれて嬉しいはずなのに…』
なんだか……すごく、愚かしい…?
💙『……ばーか』
なんで好きになっちゃったんでしょう
💙『ああ……取り繕っておかないと』
私はちゃんと笑えていなくちゃ
……皆さんの前では…村長でいなくちゃ
取り柄なんてこれっぽっちもないんだから
💙『でもずっとずっと……心が空いたままなんです』
埋める方法も分からなくて……
これも隠し通さなくちゃ
あぁ
貴方達の右隣
私きゅうくらりん
例えば
今夜眠られたとして
目覚めることができても
起きる理由が一つも
💙『見つからないなぁ……』
💙『朝が来たなら』
💙『私は………』
🖤『…………どうしたいの……?』
うるさくないた
文字盤を見ていた
いつもと同じ
繰り返す音
💙『少しも前に進めません』
でも……
「また明日!」
貴方達はそう言います
貴方達と進めてるっていう喜びより…
「置いていかれなくて良かった…」
そんな安堵のほうが先にきちゃうんです
どうか思い出にしてほしい………!
自分の心に写る細かなヒビが
💙『……こんなにも恐ろしい……?』