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△△が死んで○○は虚ろな目で△△を見つめていました。その日から○○は城から出なくなりました。ずっとずっと泣いて、自分を、世界を責め続けました。
魔族たちは、○○をとても心配していました。なので、直接お城へ行くことにしました。
コンコンコン
「○○様!いますか!」
(………)
「久しぶりに外の空気を吸いに行きませんか?」
(…気分じゃない)
「○○様は悪くありません!」
(………ほっといてくれ)
「そう自分を責めないでください!」
(……うるさいな)
「貴方様は、私達を救ってくださいました!」
(あいつらを○したのはお前らのためじゃない)
「貴方様のお陰で僕らは生きています!」
(お前らの命なんざどうでもいい)
「妹様が亡くなったのは残念ですが、きっと必要な犠牲だったのです!」
(…………は?)
「そうお気に病まず、私達に姿を見せてください!」
(……………なんでお前らのために…?)
「今を生きましょう、○○様!」
(…………鬱陶しい。)
「妹様が亡くなって、気分が下がるのは分かりますが…こんな時こそ気持ちを切り替えましょう!!」
(お前になにが分かる。)
「妹様が亡くなったとしても、この世界にはまだまだ楽しめるものが沢山あります!」
(……………お前らには分からないだろうよ。……△△がいないと、なんにも楽しく感じない。)