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屋上を後にした俺はバイトの為店に向かい業務に取り掛かる……。
客「すみませーん!」
皐月(ボーッ)
店長「はい!ただいま!皐月!?今日どうしたの?」
皐月『へ?あ、すんません、ちょっと考え事を……』
店長「もー、今日は帰っていいよ」
皐月『え、でも!』
店長「皐月何だか辛そうだから、良いよ、今日は私頑張るから!」
皐月『……すんません』
店長「良いのいいの、皐月は青春頑張りなさい!」
そう後押しされて俺は帰路に帰った……。
桜からは好感持たれて、梅からは告白されて……。
俺は何がしたいんだろうな…。
2人から好かれても……、俺は1人だし……。
でも、皆好きなんだ……。好意は無駄にしたくない…。
俺は歩みを止めてその場に蹲ってしまった……。
何も考えれない、皆大事だから…、誰か一人を優先出来ない……。
そんなあやふやな考えが嫌になる、俺自身何をどうしたらいいのか分からない……。
?「?皐月さん?どうしたんですか?」
そう後ろから声を掛けてきたのが眼帯くんだった。
蘇枋「皐月さん顔色悪いですよ、ほら水飲んで下さい」
皐月『…あ、ありがとう』
蘇枋「何か体調不良ですか?……それとも気持ちの問題ですか?」
そう言われて俺は水を吹き出した
皐月『は、はぁ!?なっ、何でそんな事!!?』
蘇枋「あ、当たりでした?皐月さん桜くんと似てるからカマかけたんです、そしたら当たっちゃいましたね」
皐月(コイツヤバい……)
こんな澄んでる顔して洞察力半端ないな……。
皐月『……なぁ、お前の名前なんだっけ?』
蘇枋「レオナルド・ディカプリオだよ」
皐月『嘘こけ、お前明らかに日本人だろ』
蘇枋「あちゃー!桜くんは疑わなかったのに、流石3年生ですね!」
皐月『…バカにしてんのか?』
蘇枋「いえいえ!俺の名前は蘇枋です、覚えて下さいね!」
皐月『…ん、蘇枋な、覚えた』
蘇枋「ふふ、なら良かったです」
蘇枋「それで考え事教えてくれますか?」
俺はしばしば考えた結果、自分じゃ結果が出せないのは知ってたから蘇枋に相談する事にした…。
皐月『実は桜から好意を寄せられてて……でも、梅からも好かれてるんだ…、俺はどうしたらいいか分からない…。』
そう話すと蘇枋はえ?っという感じで
蘇枋「皐月さん、桜くんや梅宮さんの好意受けてなかったんですか!?」
皐月『え、だって、俺何も出来ないし……、そもそも俺好意受けるようなタイプじゃないし……』
そう答えると蘇枋はため息を着いて
蘇枋「…、桜くん、ずっと皐月さんのこと心配してたんですよ、育ちが似てるからって、梅宮さんもずっと心配してたんです、気付かなかったんですか?」
皐月『俺を?何で…』
蘇枋「それは本人たちに聞くべきですよ、俺はちゃんと言いましたよ?、皐月さんの部屋まで送りますか?」
皐月『あ、いや、大丈夫……、考えたいから……』
蘇枋「俺たちの級長を大切にしてくださいね、勿論、総代も……」
皐月(あいつ怖すぎだろ!!何だよアイツ!!!)
俺は振り絞った力で家に帰って布団に入り震えながら夜を過ごした……。