テラーノベル
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side:若井
「〜♪〜〜♪」
「…ん、元貴おはよ。大分遅かったけどなんかあった?」
「んー?あぁ、寝坊しただけ。ごめん。」
「…。」
「〜♪」
…鼻歌なんか歌ってやけに機嫌いいな。
「……この前のことなんだけど。あの日、りょうちゃんに変な事してないよね?涼ちゃんから朝まで連絡も無いし電話も繋がらないままだったんだけど。」
「ああ、僕の家でキーボードのアレンジ考えた日?するわけないじゃん、涼ちゃん若井付き合ってんのに。涼ちゃんからちゃんと連絡出来てなかったのは悪かったけど、そのおかげでアレンジ完成したし」
「…….ふーん…そう」
……ん?この前涼ちゃんはアレンジ完成しなかったって言ってたような…
「え、元貴、アレンジって完成し…」
「大森さんこちらへおねがいしまーす!!!」
「あー呼ばれたから後で」
「あ、あぁ、うん。」
………………………………
…………………
……
お昼休憩の時間になったので一度自宅に戻る。
涼ちゃんどうしてるかな。
「涼ちゃん一旦帰ってきたよー?」
「……っ!、わかいっ!!」
「どう?いい子で留守番してた?…って、目元真っ赤じゃん。そんなに泣いてたの?」
「わかいっ…わかいぃ…っ」
俺の愛しい人は震える手足で四つん這いでそろそろと俺に近づくと、ベッドにあぐらをかく俺に正面から跨り背中に手を回してくる。
………正直に言って、可愛すぎる。
「わかぃ……」
「どしたの、朝はあんなに反抗的だったのに今は甘えたさんなんだ?」
「……っ、その、わかいっ、あのっ……!さっき、朝、ぼく…っ」
「ん?」
…何故か涼ちゃんの目が泳ぎまくっている。
「…………やっ、な、なんでもなっ……」
「あぁ、トイレ行きたいの?その為に俺帰ってきたんだよ。ほら、行こっか」
「……っ」
鎖を外し、俺に抱きつく涼ちゃんをそのまま抱き抱えた状態でお手洗いへ向かう。
「やっぱりしばらくはトイレ終わるまで見張るから。」
「……」
「…涼ちゃん、お手洗い着いたから抱きつくの一旦やめて降りなよ」
「………っ、わかいっ…」
「お手洗い行きたい訳では無いの?」
「……」
首を横に振る涼ちゃん。
「……?なら一旦貞操帯外すから、おりて」
「……、………ん…」
「………うしろ、抜くよ?」
「……っ、ぅあ…っ♡ん、んっ…♡」
「…ん、前も取れたよ。いい子」
「……っ、はずかし、から、そのっ…」
「駄目。朝のことがあったから終わるまでここにいるから。」
「っ、おねが…、!おなか、押さないでぇっ……、でちゃ、からっ」
「早く出しなよ」
「あっ、やめ、はずかしっ…」
「いいよ、出して」
「……っ!」
…………
……
…
「…はずかし、からっ、やめてって、いったのに…っ……」
「今さらでしょ……って、泣いてるの?」
「うぅ…っ、ふっ…っ」
「はー、本当かわいい…じゃ、またここで大人しく待っててね。お昼ご飯ベッド横のそれ食べて。夜には帰ってくるから。」
「ま、まって!んっ♡いかな、でぇっ……」
「…本当どうしたの?はぁ…可愛すぎ。仕事は行かないとだから留守番してて?」
額に口付けを落とす。
「ん、♡も、ひとり、やだっ…早くかえってきて…っ」
「分かったから、いい子にしててね。いい子に出来てたらその鎖もうちょっと長くしてあげるから。」
「んぅ……っ♡」
「行ってくるね」
俺は後ろ髪を引かれる思いで仕事へと戻った。
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DAY3
…結局、昨日元貴にされたことを若井に伝えられることなく次の日を迎えてしまった。
だ、だって、この前元貴の家で寝落ちしちゃって浮気を疑われたばっかりなのに、その上元貴のあ…あそこを舐めさせられたことを伝えたら、若井と元貴の仲に亀裂を入れてしまうかもしれないし…。
そう、大好きな2人にはずっと仲良くいてほしい。
その、元貴があんな行動をとったのも変なモノを見せて興奮させてしまった僕の責任?でもあるかもしれないし…。
何より他の男のモノを咥えた僕に若井が幻滅しないか…怖い。
とりあえず、若井には昨日のことは秘密にしておこうと思う。
……僕が我慢して全部丸く収まるなら、それでいい。
「涼ちゃん、早く仕事行くよ」
………そして僕は今こっちの問題にも直面している。
「む、むり…っ、!!っ♡」
……て、貞操帯を付けたままレコーディングなんて行けるわけない!!!!
「わがまま言わないの。流石にレコーディングは行かないと心配されるからさ?」
「だ、だって、だって……!!ん…♡」
だって…鉄格子の筒に自身のを挿れているから、そのせいでズボンの上からでも若干膨らんで見えるし…っ!!
筒自体は下を向いてはいるものの、これじゃあまるでずっと、その…っ
…何より、ずっと挿入状態だから気持ちいいところに当たらないように歩く為に歩き方だってぎこちないし!
膨らみが目立たないよう前屈みになったり、未だ拭えない違和感から軽い内股になったりするし…!!!
こ、こんな状態でスタジオに行ったらスタッフさんにもバレてしまうんじゃ…
それに!元貴にスタジオにまで着けてきてることを知られたら今度は何をされるか…っ
…あの写真を撮られた以上、元貴に逆らうことは出来ない。
「やだ、おねが、はずして…っ!」
「あーあー引っ張んないの、引っ張っても涼ちゃんには取れないんだから。それに、それを取って仕事に行ったら前みたいにのこのこ他の男の家に行って股開いて朝帰りとかしちゃうでしょ?」
「やだっ、やだぁ……、♡」
「………はぁ、」
若井がスマホを操作する。
「っ!!!あっ、あ♡や、やめっ、♡振動、やめ、ぅ、はぁ、んっんっ♡やらっ…♡ごめんなさっ、あ♡」
「いいんだよ?スタッフさんに『今日は藤澤は大人の玩具で気持ちよくなることに夢中なのでおやすみします』って言ってあげても」
「っ!!?やめ、やめてっ…♡」
「じゃ、仕事行けるよね?」
「わかった、わかったからぁ…!あぁっ♡これ、とめてっ…、〜っ♡」
「やだ、罰としてスタジオまでの車移動は振動させとくから」
「!?っ♡やめっ、むりだからっ…、あっ♡」
「あ、ほら。マネージャー来たって」
「わ、わかいぃ…っ!あるけな…っ、〜っ♡」
快楽のせいで上手く歩くことが出来ず床にへたりこんでしまう。
「本当しょうがないなぁ」
若井は軽々と僕を持ち上げると、所謂お姫様抱っこで家を出た。
「お、おろしてっ♡、っ♡はずかし…からぁ」
「でも自分で歩けないでしょ?」
「……っ」
………………………
……………
……
「おはようございます、今日も送迎ありがとうございます」
「若井くんおはよう〜、あれ、藤澤くん大丈夫?」
「ああ、病み上がりで歩くのがしんどいらしくて、笑。抱えてきました」
「えぇ〜大丈夫?無理しないようにねぇ」
「〜っ、っ♡」
「あーー、すみません車の音楽の音量上げてもらえます?」
「はいはーい」
「んっ…、っ♡」
「…喘いだらバレちゃうでしょ?声抑えて」
耳元で囁かれるが、敏感になってしまった体にはそれすらも快楽の種となってしまう。
「だって…っ♡、〜っ♡みみ、やめっ…♡」
下唇を噛んで声を我慢するが、どうしても声が漏れてしまう。
マネージャーにバレたら、僕っ…!
腰を軽く揺らして快感を逃がそうとするものの上手くいかず、もどかしさと甘い快感だけが募っていく。
イキたい……っ、イキたいのにっ、、♡
「…ふー、ふーっ♡、〜っ、っ♡んぁ…♡」
「藤澤くん息が荒いようだけど大丈夫?体調悪い?」
「っ、や、あの、っ♡だいじょぶ、です…っ♡」
「そ〜お?無理しないでね」
「はいっ…、!?!?ん、♡あ、ありがと、♡ござます…っ♡〜っ♡♡」
振動、強くされて…っ♡声、でちゃ…♡
若井ニヤニヤしてるしっ、、
絶対僕のこと面白がってるでしょ…!
「んーー今日ちょっと渋滞してるねぇ。ちょっと着くの遅くなるかも」
「あぁ、ゆっくりで大丈夫ですよ」
「…っ、!?♡」
涙目で若井のことを睨みつけるも何の効果もない。
も、ほんとに…無理っ、イキたいっ…♡
…僕はとにかく早く着くことだけを願い必死に快楽に耐えたが、 結局スタジオに着くまでスイッチを切られることは無かった。
……………………
…………
…
「あ、若井さん藤澤さんおはようございます」
「おはようございます」
「お、おはよ、ございま…っ、♡」
「…藤澤さん大丈夫ですか?体調まだ悪いです?歩き方ぎこちないですけど…」
「やっ…だいじょぶ、です!っ、」
「そうですか?無理しないでくださいね」
「涼ちゃん若井おはよ」
「……っ、もとき…」
「…”体調不良”大丈夫だった?」
「…っ」
「…元貴、涼ちゃんと距離近すぎ。」
「はいはい」
片手をひらひらと振りながら元貴は若井を軽くあしらう。
「涼ちゃんこの後マネージャーも交えて話したいことあるから奥の部屋来てね」
「、わかった…っ、♡」
「…俺も行っていい?」
「若井は先にレコーディングあるからよろしく」
「……、…了解」
「涼ちゃん、こっちおいで」
「ん…っ」
「もとき、はなしたいことって…っ♡、なに?
あと、マネージャー、さんは…っ?」
「えぇ?居ないに決まってんじゃん笑」
「…?なんで、」
「…涼ちゃんってほんと単純で純粋すぎて心配になるんだけど。2人でこういうコトするために呼んだに決まってるでしょ 」
元貴は僕の腰に手を添えると、ゆっくりとお尻を揉み始めた。
「なっ、やめ、さわらな、でっ…、」
「写真、流してもいいけど」
「………っ!!、」
「…今日もアレつけてきてるんでしょ?歩き方おかしかったし、ずっとエロい顔してたもんね」
「……っ、えろ、くないっ…、!」
「どの口が言ってんの?…やっぱり着けてきてんじゃん。こんなもの仕事につけてきてさぁ」
元貴はズボンの上から貞操帯の存在を確かめると、ナカに挿れられているモノを膝で押し込み始めた。
「ひうっ♡あっ、あぅ♡、やめ、おしこまないで…っ♡」
「奥にぐっ、ぐっ♡てされて気持ちいいんだ?男なのに中で感じちゃって可愛いね」
「や、やらっ、かんじてないっ…♡」
「ふーん?じゃあもっと強くしちゃお」
「くぁ、あっ♡きもち、からっ…やめてっ♡」
「さっきと矛盾しすぎ、スイッチは…この辺だったかな。」
「えっ、ま、まって、ぇ♡やだ、やだっ♡おさな、でっ♡」
「もう押しちゃった笑」
「っ、!あっあぁっ♡ん゛っ♡、〜〜っ♡♡」
貞操帯に、奥っ、突かれて…っ♡
自分でボタンを押して止めようとするも、元貴に両手を一纏めにして片手で押さえられる。
そしてそのまま壁際まで追い詰められ、壁と元貴に挟まれる形になる。
「…あんまり声出すと他の人にバレちゃうよ?」
「っ…!!、うぅっ…♡、っ♡」
元貴の肩に顔をうずめて必死に声を押し殺す。
「僕にぐちゃぐちゃにされてんのに縋る人僕しか居ないもんね?可哀想で可愛い涼ちゃん♡」
「ふーっ、ふーっ…♡、〜っ♡」
「ズボン自分でおろして、服捲り上げて」
「は、はずかし…から!」
「ほら、早くしないと写真ばら撒くよ」
「うぅ…っ♡////」
屈辱感でいっぱいになりながら快楽で震える手で自身の下半身を元貴に見せる。
「うわー…ギッチギチじゃん。我慢汁垂れてるよ?」
「んっ♡だ、だって…♡、んぁ、あっ♡」
「今日は涼ちゃんの為にいい物持ってきたから」
「…っ?♡」
「じゃーん」
ふ、筆?なにに使うの?
「あー、その顔分かってないな?まあ見ててよ」
「み゛っ!?!?♡♡あっ♡っ♡、んぁ♡♡」
格子の隙間から、直接刺激されて…っ♡
久しぶりの直接的な刺激に気が狂いそうなほどの快感を感じてしまう。
崩れ落ちそうになる僕の脚の間に元貴が片膝を割り込ませたことでソコに体重をかけることになり、貞操帯がより奥まで押し込まれる。
「ん゛ぅーっ♡んっ♡も、やら、きもち…っ♡」
「気持ちいいのに固定されてて勃起もイクことも出来ないんでしょ?かわいそ♡」
「やめっ♡もとき、おねがっ…♡んあぁっ♡」
「んー、じゃあ『えっちな玩具仕事に着けてきてごめんなさい』は?」
ぼ、僕が着けたくて着けてるわけじゃないのに…っ!////
「……っ、え、えっちな…おもちゃ、ごめんらさ…ぁ…っ♡んぁ♡」
「言えてないじゃん、もう1回」
「え、えっちなおもちゃっ♡おしごとに、っ♡つけて、ごめんなさ……ぁっ♡///」
「んー、まあいいよ。やめてあげる」
やっとのことで筆攻めとピストンから解放され、肩で必死に呼吸を整える。
「はぁーっ♡は、あっ♡〜っ♡、っ♡♡」
「良かったね、気持ちよくなれて?涼ちゃんは気持ちいいこと大好きだもんね?」
「はぁっ♡はぁ…♡、ふーっ♡…っ♡」
「…かーわい。また気持ちいいコトしようね」
「やら、やだっ…!」
「…ふーん?」
「…っ!!ごめんなさ…っ、」
「他に言う事あるよね?」
もうこれ以上気持ちいいことに耐えれそうにないのにっ…!
若井以外とそういうことはしたくないのに!
…でも、写真の事が頭をよぎる。
「…………また、僕ときもちいコト、してくださ…っ」
「ん、良い子♡じゃあまた後でね」
……元貴はまた上機嫌に鼻歌を歌いながらその場をあとにした。
コメント
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……(死)
続きを……続きをくださいっ……! 良すぎて何回も見返してます🥰️
きゃー!新しい話出ててうれしいです‼️これからも応援してます😍❗️