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この前、スターバックスラテをはじめて飲みました。
美味しかったです。
というかスターバックスの飲み物を飲むのが人生で3回目くらいでした。
🐤視点
注意
誤字あるかもです。
パクリ❌
🐤女体化
色分け
地雷の方はサヨナラ
「たっだいまー!」
「お、りうちゃん。お疲れー。」
「お疲れ、いむと初兎ちゃん二人で仕事?」
「せやでー。」
休憩所でスマホをいじっていると、仕事帰りの
いむしょーが元気よく部屋に入ってきた。
「あれ?いふくん、寝てる?」
「うん。疲れてたのかも。」
「まろちゃんは大体、いつも寝不足やろ。」
りうらの座っている椅子の横のソファーで、
眼鏡をかけたままのまろが眠っていた。
まろは家でも夜遅くまでパソコンをいじっているらしい。
今の表社会の状態や、裏社会への影響を考えて
兄貴と意見交換を日々しているらしい。やはりエリートだ。
「ほれっ ほれっ」
「んぇ…ん…」
「いむくんw、やめたれやw」
いむが眠っているまろの頬をいじくりまわしていると、
まろが起きた。
「ん…ほとけ…(低音)」
「…ちがう、初兎ちゃんがやった。」
「ちょ、待って待って!僕、ちゃうから。」
「ほとけっちー、擦り付けはよくないよー。」
ほとけっちが初兎ちゃんを指差し、初兎ちゃんが急いで否定する。
やはりまろはそんなことでは騙せず、ほとけっちの頬を
仕返しとしていじくりまわす。
「やっ…やーめぇー(汗)」
「仕返しや。せっかく寝とったんに。」
「ざまぁやなw」
ふと皆の顔を見渡す。皆の顔は幸せそうに笑っている。
りうらの顔は今、笑ってるだろうか。
頬に手を当ててみたが少し口の輪郭が
上がっているだけで、皆のようには笑っていなかった。
生まれつきあまり感情が小さい人間なのか。
それとも実の親に虐待されていた経験で、感情をすり減らされたのか。
なにもかも奪われたわけではない。ただ最初から与えてもらえたモノが無かっただけ。
だからこそ、皆が最初から持っているものをりうらは遅れて手に入れた。
「せや、今日みんなもう仕事ないやろ?皆でご飯行かへん?」
「えっ!いいじゃん!」
「おしゃけ~」
「そうだね、行こっか。」
昔は口の輪郭すら動かなかった。
感情が死んでると言われた。たぶん違うと思う。
感情を知らなかったんだ。ロボットのように命令されたまま動く。
泣くことなんて昔からなかったし、笑うことも演技でしかなかった。
心の底から笑ったりしなかった。
でも、今なら笑える。皆のように大きく口を開けて笑ってはいないが
微笑むことはできる。泣くことも自然にできるようになった。
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2,315
ガラス
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それが貴方が生きていた、一番大きな証だ。
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「おつかれ~!」
「KPー!」
皆とお酒が入ったグラスをかわし、ビールを口の中に流し込む。
少し苦味を感じ、その後に麦の甘味が舌に染み込んだ。
「ふぅ…」
この味が心の中に引っ掛かってるモノを一時的に
忘れ流したりすることができるので、やはりお酒というものはご褒美に感じる。
もう一度グラスに口をつけると、兄貴がりうらに近づいてきた。
「最近はどうや?探し物、見つかったか?」
「まったく。誰がどんな動機で盗んだかもわかんない。」
探し物というのはないくんの遺骨のことだ。
自分でも全く手掛かりが掴めず、嫌になってきた頃だった。
「お金払うからさ、一緒に探してくれない?」
「まぁ、そう言うと思っとったわ。」
「お金を仲間から巻き上げるつもりだったんだね。」
「言い方変えろや。」
兄貴は調べものが得意中の得意だ。
その捜索能力でこの裏社会で生き抜いてきた。
それはりうらも素直に尊敬している。
「まぁ、調べてもらえるなら…お願いします。」
「まかせときーや。」
りうらにとって兄貴は恩人でもあり、大切な兄でもある。
雪も降っていたにも関わらず、親はりうらを
薄いシャツだけを着させて捨て去った。
スラム街で育ったから道端でよく死体も目にしていた。
この人たちは皆、お腹がすいて死んだのかな。と思っていた。
いざ自分がその立場になると、空腹だけではなくとても辛い状態だった。
お腹もすいて、親に殴られた体はズキズキと痛む。
空から降ってくる雪はりうらの体に落ちてくる度に、体を寒さで震わせた。
そんなときに兄貴がパンと自分のコートを差し出してくれた。
兄貴に拾われた後、過酷な訓練を受けさせられたが、あそこで野垂れ死ぬよりマシだった。
今思うと兄貴もりうらを大きく変えた一人だったのかもしれない。
沢山のことを経験させてもらったし、沢山のことを教えてもらった。
兄というより親という方がしっくりする気がする。
というか兄貴は初兎ちゃんとはやく付き合えよ。
初兎ちゃんもはやく告白しろよ。
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「んじゃ。」
「またなー!」
「また明日ー。」
居酒屋の前で解散すると、もう22時をまわっていた。
頭がぼんやりとするが、そこまで酔っているというわけではなかった。
「帰ろ…。」
お酒が入っているおかげで体が温まり、体に吹き付けてくる風も
そこまで寒く感じなかった。
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「ただいま…。」
今日も玄関には幸せそうに笑ったりうらとないくんの写真が置かれている。
自室に向かい、ベッドに身を委ねた。
数分クッションに顔を埋め、物思いにふける。
ぱっと顔をあげると作業机に置かれた
焦げ茶色の革製のノートが目にはいった。
自然と机の前に座り、煙草を口にくわえながら
シャーペンをノートにすべらせる。
これは一年前からつけ始めた日記だ。
普通の日記ではない。喋りかけるように書いている。
一年前。ないくんを殺した時から。
ないくんを殺して心が崩れそうな時、いつもここに思いをすべて書いていた。
ないくんが生きていれば、こんな風に返事してくれるんじゃないかな。
そんなことを考えながら一年間、ずっと書き続けてきた。
いわばこれはないくんにむけての手紙だ。
今日はこんなことがあったんだよ。今日はこんなことがあってこんな気持ちになったよ。
そんなことをすべてノートに書いていく。
これを書けば、まだないくんと一緒に話せているような気持ちになれるから。
もっと…いっぱい…話したかった…
トサッ
眠気が限界を超え、机に突っ伏したまま眠ってしまった。
今日はね、こんなことがあったんだよ。
今日はね、こんなことがあってこんな気持ちになったよ。
夢の中ではないくんがりうらの話しに相槌をしてくれる。
このノートをないくんが読んでくれることは一生ない。
それでも、りうらは書き続ける。
ないくんが居なくても、りうらは生き続けなきゃいけないから。
ないくんに安心してもらえるように。