________________________________
nakamu side
朝、HRが終わった瞬間俺は駆け出した。
どんな転入生なのか見たかったから。
あわよくば、彼と会えたら。
そう期待してしまったから。
意味なんてないし、多分そのイベント(的なの)が起こるのは0.0001%ぐらい確率が低いと思っている。
だから、興味本位で3組に行ってみることにした。
やっぱりみんな転入生を囲んでる。
行くのに戸惑っていると2組のbroooockが来て、
br「やっぱnakamuも見たいよね転入生」
「一緒に行く?」
そう聞いてきたからそうすることにした。
ガラガラガラガラ、、、、、、、
nk「ねーーーー!!!!」
俺は端の方に(多分)いる転入生を呼んだ。
broooockは俺の横から顔を出している。
そこから間も無くしてまた、叫んだ。
nk「このクラスに転入生いると思うんだけどーーー!」
br「いるーーーーーーーー?」
nk「おい大事なとことんなよw!」
br「ごめーんw」
でも、そう呼んでも返事をしない。
いやその返事は
正確には聞こえていない
なぜならば、、、、
女子達「キャーーーーーーーーーーーー!!!!!」
そう。この声。
女子たちってなんで俺らのこと好きなんだろ。
実際なこと言うと俺とbroooock、きんとき、スマイル、きりやんはなぜかこういったファン?らしき人がいる。
正直やめてほしい。
うるさいのなんのって話なんだよ。
少し囲んでいる人が少なくなったのを見計らって転入生を見に行った。
自分から出てくれそうにないし、ダメなことは知っていたけど3組の教室に入った。
、、、あたりがとんでもなくなっているのを無視しながら。
そこで見た顔は、今でもはっきり覚えている。
小学校の頃、俺に、俺にだけ聞かせてくれた。
あの‘‘声’’の彼。
見た光景を信じられなくて、間抜けな声を出してしまった。
nk「、、、、え?」
sha「、、、、、、、え?」
案の定彼もおんなじ声を上げた。
いや、だってねえ
小学生の頃別れた友達がいたんだもん、、、、、w
それに留まらず、俺は
nk「しゃけ、、、、、、?」
そう言った。
多分、いや絶対。
小2の頃のように話すわけないのに。
しゃけが何か言おうとしたその時だった。
地理先生「何やってるの?みんな。授業の準備して!」
「そしてnakamu君。あれほど他の教室には入っちゃダメって言ったよね。」
うーわ。最初地理かよ。だるそー。
先生にこれ以上叱られるのはまずいと思い、
nk「すみませーん。これから気をつけまーす。」
そう適当な返事をして教室に戻った。
br「なあ、あれ友達?」
nk「うーん。小学校の頃転校しちゃった子。あの子、声出さないんだよねー。」
br「ならなんでわかったんだよwすっごw」
nk「一回だけ声出したことあるよ?」
br「おおー」
そんな他愛もない会話を少しして、教室に戻った。
あ、今から歴史のテストじゃん。
いやだーw
________________________________
sha-kun side
やっぱりnakamuだった。
会えたっていう気持ちが多いけど
複雑っていう気持ちも多少ある。
だって元母親以外に声を明かした人。
だから必然的に彼も俺の声を知っている。
声を僕の時だけ出していたなんて他の人に言われたらどうしよう。
信用していいのか、しちゃダメなのか。
さっぱりわからない。
nk「しゃけ、、、、、、?」
そう俺のことを読んだ。
そのあだ名覚えてたら時系列的に声も覚えてるよな。
nakamuにそうだよと頑張って言おうとしてみた。
でも口が開かなかった。
少し時間が経って、やっと口が空いた。と思ったら、
地理先生「何やってるの?みんな。授業の準備して!」
「そしてnakamu君。あれほど他の教室には入っちゃダメって言ったよね。」
運が悪く先生らしき人が来た。
今かよ。空気読めないのか?
そう独り言を考えているとぶっきらぼうに彼は言った。
nk「すみませーん。これから気をつけまーす。」
そう言って帰っていった。
もう少し一緒に居たい。
もう少し懐かしく感じていたい。
なのに帰っていった。
地理先生「あ、そういえば君。今日からよね?じゃあ今日は自己紹介とかにして、明日から授業しましょうか。」
まあ
そう考えてくれたのだけは感謝する。
そして午前の授業が終わり、みんな食堂に行った。
ちなみに俺は、お金が勿体無い。そういう理由で弁当。
親は作ってない。俺が作った。
どこで食べようか、そう悩んでいると。
nk「しゃけ〜〜〜〜〜〜〜!!」
「一緒に食べよーーーーーーーー!」
そう3組まで迎えにきてくれた。
俺はコクリと頷いた。
、、、無言で。
________________________________
ハイ。団子です。
少し謝罪をさせてください。
この度は毎回2000字を超えるという長文を書いてしまいすみませんでした。
失態を犯しながらも、今回も2000字越えです。
それでも、真剣に読んでくださりありがとうございます、、、、!
そして!なんと!♡200も押してくださり、誠に感謝しております。
お昼に出したのにもかかわらずです。
♡の数を見てはいけませんが、励みにとてつもなくなります。
ありがとうございます。
あと、後書きも長くてすみません。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!