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『わあ…!見て凸さん!桜満開だよ!』
『お、おどろくちゃん待ってよ〜…相変わらず体力すげえ…』
『凸さんが体力ないだけじゃない?』
『そ、そんなことない…はず…』
『そんなことより!桜凄い綺麗だよ!』
その場でくるっと一回転して、おどろくちゃんが満面の笑みを俺に見せる。
ああ、やっぱり幸せだなあ
「……………?」
なんで今あの時の夢…?
机に立て掛けてある写真が目に映る。
………もうそんな時期か
〈べる視点〉
「あ”あ”…」
「どうしたのべるそんな死にそうな声して」
テーブルに突っ伏していると、ななっし~がコーヒーを飲みながら話しかけてきた。
「いや…相変わらず仕事過酷だなって…休みたい…」
「それでも最近は仕事少なくなった方じゃない?」
「まあ…そうだけど…」
「…おどろくさん何かあったの?ちょっとだけ…雰囲気変わった気がするんだけど。」
ななっし~の言葉に、私の体がぴくりと動く。
「無理してて…優しさなんて必要ないみたいな感じで仕事してたのに…最近それがなくなってる気がする。」
「…人は変わるものだよ。おどろくさんだって昔は今の姿が嘘みたいに優しくて、明るかったんだから。」
「…そんなものなのかな…」
「そんなものだよ。」
〈おどろく視点〉
…なんか、いつもみたいに集中できない…
書類を見ても、文字が頭に入らない。
…体調崩して休んだせいかな…
書類を机に置いて、コーヒーを飲もうと立ち上がる。
ふと、窓の外を見る。
…桜…
過去の記憶が蘇る。
…いつから、あの平和が消えたんだっけ…
頭に靄がかかったように思い出せない。
…覚えているのは、政府のことを憎んでいることだけ…