慧介「…」
慧介はため息をつきながら武器をセッティングする
山はとてつもなく大きい
なので数人で山の監視を行っているのだ
1組2人、慧介と尾村で1組が成り立っている
慧介「なんだ…?」
慧介「おい尾村、あれ見ろ」
尾村「何かあったか?…..ん…..あれは」
慧介「まただ、勘弁してくれ」
どうやら4人組がこの島に無断で入り込んできたらしい
俺たちは直ぐにバイクに乗り、影を追った
慧介「おい、あんたら、上に許可降りてんの?」
尾村「無断で入り込むのは禁止されているはずだぞ」
男1「いやぁ…w許可なんて取ってますよ!」
ゲラゲラと影で笑うバカ共、見えてんだよ
尾村「許可が降りてんならとっくにこっちに連絡来てんだ馬鹿野郎」
尾村は基本的に喧嘩腰である
男3「何?俺たちを見たら分かるけど、俺たちから見たらお前らなんて小人だぞ?」
確かに俺たちよりは身長が高く、体格もがっしりとしている
慧介「小人だったらなんというんだ?」
男2「黙ってりゃ文句しか言わねぇ、死ねや」
ブォッ
男が拳を振り上げた
ガシっと手首を掴む俺、虎には及ばない速さだ
男2「あぁ…?」
俺は左手で相手の左手パンチを受けた、なぜかって?
俺が右利きだからだよ
尾村「あんま調子こくなや」
ドスッ!!
尾村が前蹴りでみぞおちを攻撃、相手は劣勢のようだ
すかさず俺もストレートを顔面に打ち込む
男2と男1はやった、男3と男4がいる
カチャッ…
男3「面倒面倒、これがいっちゃん手っ取り早い」
慧介「銃…..?」
男3「確認するのが遅せぇよ無能、消えろ」
バァッ!!
俺は横によけ相手の後ろえりと髪の毛を掴み
脚を絡ませ、まるで柔道技を使っているような動きで寝かした
男3「かはっ!!!」
尾村「観念しろやカ〇共」
男4「気持ちわりー動きだな」
シュシュッ!!
相手から放たれたジャブを尾村は簡単に避ける
尾村「(結局ボクサーもどきか…)」
シュッ..スッ!!!
慧介「(ワンツーか、だけどそんな動きも見切られてるな、終わりだ)」
尾村「お前ん事だいぶ舐めてたわ、じゃあ特別に俺の独自技みせたるわ」
慧介(なんだ?確かに尾村の独自技は恐ろしいと聞いたが)
尾村はそう言うと少し太いくらいの、リーチの長丸太のようなものを取り出した
スッ!
慧介「なんだ?すぐに避けられたじゃねーか、どこが強いんだ?」
スっ!スススッ!!!
慧介「っ!」
気づいた、これは罠であったんだ丸太のできるだけ前の方をつかみ攻撃し
油断したところで棒を当てるときに体を突き出し、前の方を掴んでいた
手を離すことにより、今までより格段にリーチを長くする尾村の罠
男4「(1回離れてから攻撃するか、どうせリーチは短ぇんだ)」
尾村「油断したな」
ドゴッ!!!
男4「かっ!!!!」
尾村「相手の油断が俺にとってどれほどの武器か、お前は分かっていない」
END
次回へ続く
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