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【出られない部屋】
◎kwmr side✕
家に帰ると見慣れた光景ー…ではなかった
「え、…笑何…」
白い部屋に、大きなベットひとつと、ドアが2つ、ベットの横に小さな棚と冷蔵庫がある。
「……」
とりあえず、色々漁ってみる。ベットは大人3…いや4人は入れるぐらいのキングサイズで横の冷蔵庫には水と瓶?みたいなのがある。
その隣の棚の上に小さな公衆電話みたいな、公衆電話よりはコンパクトで新しそうに見えるが
「電話出来んじゃん。帰れるってこと?笑」
動画だと思った。これは謎解きだ。脱出ゲームだ。しかしこの考えは1段目の棚を開けて無くなった。
「あ、これが謎?」
《ようこそ。ここはS♡Xしないと出られない部屋、そこの公衆電話を使い相手を1人選ぶこと。また、その電話は1回きり時間は1分》
血の気が失せるのを感じる。多分、いや100%うちの会社じゃない。だとしたらなんだ?夢か?とりあえず電話しないと始まらない。しかし誰に?ここに呼べる仲で頭のいい(謎も解ける)奴が好ましい。…
◎fkr side✕
電話だ。非通知?ちょっと怖いけどなんだか出ないといけないような気がして訝しみながら電話に出る。
「……もしもし?」
『ごめんfkr』
「は?え、kwmr?」
『今から言うこと受け入れて、きっと夢だから』
「は、はあ?うんわかった」
◎✕
「なるほど…ねえ…」
『ごめんこんなとこ呼んで。でも夢だから』
「その夢だからって何?俺も夢なの?じゃあ」
『こんなの、夢以外あるか?』
「いや…夢以外無い、かも?」
「あのドアの先は」
『あっちが風呂で…そっちが、そのミラールーム?みたいな鏡ばっかの部屋だったけど』
「なんだそれ。謎とか帰れそうなのは?」
『僕が見た限りは無い。結構隅まで見たけど』
「カメラとかもなさそうだね。」
『なかったと思う。』
「じゃあ…その手紙、やんなきゃダメかあ」
『受け入れ早くない?』
「お風呂行って来てよじゃあ」
『え?…わかった』
そう言ってなんだかんだ素直にお風呂に行くkwmr。なんだか背中が小さくて、丸まってるような気がして可愛い。今のうちに漁れてない部分を見ていく。棚、何入ってるかな
『…あぁ〜…笑』
つい零す。だってそういう行為の為だけに作られたであろう物質が沢山あったから。
『なにみてるの』
ビクッ
「いや、なんでも」
『てかさ、その…もう…や、やってくれるの?』
「じゃないと出られないでしょ」
『そりゃそうだけど、僕男だし、』
「関係ない、やらないと出られないでしょ 」
『…まあね』
「ほらベットに寝て、服脱いで」
『……』
そうやってもじもじしながらもちゃんと服を脱いで顔を赤らめて上目遣いでこっちを見るkwmrに、そそられないわけがなかった。心做しか、目に涙が溜まっているようにも見えてしまって、それもまた唆る。
「kwmr」
『、fkr…っ』
キスはなんとなくやり方ぐらい知ってる。30年ぐらい生きてれば身につく。でもkwmrは深いキスになれていないようで何が何だか分からない、と言った顔をしていた。
『い、き…つづかな…』
「はっ…ごめんごめんw」
kwmrの服の中に手を滑らせ色んなとこを触ってみる。脇腹をなぞってみたり、足の付け根を緩く触ったり、胸部を手のひらで転がしてみたり、そうしてるうちにkwmrは段々声が出るようになってきていた。
◎✕
fkrの手ってこんなに大きかったっけ?なんだか自分の体全部がfkrに触られてるような気がして、今、自分がfkrに【抱かれる】ということをしっかり事実として刻み込まれるような気がして触られてるだけなのに興奮してくる。それがfkrにバレない訳もなく
「…kwmr?撫でてるだけだよ?w 」
そんなことを言われてまた顔が赤くなる気がした。
「指…いれていい?」
『はい、…』
ツプ…とfkrの細くて長い指が僕のナカに入ってくるのを感じる、異物感のせいで気持ちいいとは言えない気がしていた。そんなのも束の間
コリッ
「あ、ここっぽい?」
『は、んあぁぁッ、????!!』
思わず声が裏がえる。え?何?何が起こったんだ?急に…
「ここ、前立腺って言うらしい。気持ちいいでしょkwmr」
そう言いながらずっとその前立腺というものを触り続けるfkr。気持ちいい、なんだこれ
『ぉ”♡え?なにっそれ、知らない… 』
『は、ぁッfkr、とまって、イク♡』
「早くなあい?wいいけど」
『お”あぁ〜〜〜〜?!』
僕は呆気なく果てた。ふとfkrの顔を見るといつものfkrはいなかった。雄だ。いつもの優しい視線は無い。ぼくのことを本気で犯す気でいる目だ。その目にすら僕は興奮しているということは認めたくなかった。
『いれていい?』
「ゆ、ゆっくり、やさしくひて…」
『あれだけで呂律回らなくなってんの?可愛い。そのおねがい聞けないかも』
どちゅっ!
『んあああッ?!?!??』
『ちょ、そこ、やめて、またイクッから、』
「イッていいんだよ」
『や、やだ、ふく、ら、ね、ぁ 』
「kwmrのナカ、あっついね…」
どちゅどちゅといやらしい音をたてているのが僕の身体だなんて信じたくなかった。
『ん”んん……♡やめ、ふくら、』
『も、もう1回イッた、から』
「あれはせっくすとは、いわない」
なんだかfkrも言葉が途切れ途切れになってきたようだ。そりゃそうだ。fkrも体力ないんだから。……fkrの色気ってこんな……
「…ねえ締めないで、ん、kwmr…」
「こんな状態でまた興奮、してんの、」
『ッ……』
「ぁ、また締めて、…。」
「おれ、イクか、も」
『んっん、♡ぼくも、あ♡イクイク…ッ♡』
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ガラガシャ、パリンッ
ミラールームから音が聞こえた。息を整え水を飲んで、しばらくしてから向かう。
そこには光った鏡があった。手を伸ばすと飲み込まれてつい驚く。
『fkr…あのさ、今日のこと、なかったことにして……何も無かったから今日は』
「……そう、だね」
2人で鏡の中に入る。冷たい。眩しい。
目を開くと僕の部屋にいた。それはfkrもだった。ええ、なんでだよ忘れたいのに
『…………』
「…あの、さ」
『何…』
何を言い出すのかと少し不機嫌な目でfkrを見る。そこには、まだ頬を赤らめたfkrが居て
「その、さっき、の」
『何も無かったけど?』
「………………」
そう、そうだ何も無かった、僕たちの間には何も無かったんだから
「またやりたいって言ったら」
『…………は?』
これまた声が裏返る。何を言っているんだ
『…昨日何があったか知らないから、一から教えてよね』
「、!うん、わかったよ」
すきだよ
その声は届くことは無かった。