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二月十二日。朝 アラームの音で蒼は起こされる。疲労もあってか体の調子はかなり悪い。あと少しの辛抱だと自分に言い聞かせて学校へと向かう。
「お、蒼やん」
後ろからのんびりとした声で白田咲に話しかけられる。
「調子どぉ?」「まぁまぁだよ」
たわいもない話をしながら登校した。
教室は受験が近づき少しピリついていた。
そんな中でも四限の体育はみんな楽しそうな顔をしていた。
……「あと三分で実行します。」
「何を思うかな。退屈の終わりになる事を祈ってるよ」
どれだけ上の立場になろうと、胸の高鳴りは抑えられないことをMASTERは感じた。
「翠、こっちパス!」
「ナイス咲!」
この日々もあと一ヶ月で終わると思うと悲しいものだ。
蒼は受験と仲間との別れに対する不安に押しつぶされそうであった。
四限が終わった十二時零分、号令とともに何かが光った。
周りが突如明るくなり、その明るさで白色しか見えなかった。混乱する皆の声すら聞こえなかった。
そこからは何も覚えていない……
――――
目が覚めた。どこか安心さを覚えた。
そこはいつもの家のベッドだった。
「何が起きたんだ??」
蒼はパニックになるも、仲の良い翠に連絡しようとスマホを取り、LINEを開いた。
しかし、スマホの電源が付かなかった。
充電をしてみるも、付かない。
蒼は鳥肌が立つのを感じた。
その時、玄関のベルが鳴った。