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夏炉冬扇。
夏の暖炉に冬の扇子。
役に立たないこと。
一日千秋。
一日が千回の秋に感じてしまうこと。
悪口雑言。
口に任せて色々な悪口を言うこと。
たった一日、たった一時間のために
たくさんの言葉を学んだ。
この言語の美しさと
この四言に込められた意味を知った。
私に贈る言葉は、そう。
暗雲低迷。
前途多難な状況が続くこと。
また、雲が低く中々晴れそうにないこと。
その後は晴耕雨読で楽しよう。
あのお狐くんとしたいことは 炉辺談話。
黒猫のアイコンのあなたとは
いつまでも旧態依然でいたい。
そして、恋人の君には。
酔生夢死で、一生を捧げてあげる。
私は夏炉冬扇のままでいい。
夏炉冬扇のままがいい。
だって
忙しいくらいが、役に立たないくらいが
一番楽で幸せだから。
失敗しても、幾度となく立ち上がって
何度貶されても、幾度となく笑みを浮かべて
何かに傷付いていたあの子の悩みを聞いて
君たちの連絡を返して
そうして、生きていく。
『 流石に優等生すぎてやばい 』
「 3級でしょ?もっと勉強しろ 」
『 してますーー 』
『 4時間かけましたーー 』
「 授業くらいちゃんと受けろ 」
どうか、この世界が
君たちに優しくありますように。
そう願っていれば
私も優しくなれると思っていた。
《 嘘でしょ笑笑笑 》
猫を被れば 輪の中に入れると思っていた。
とんだ勘違いだとも知らずに
ずっと、続けていた。
「 アンタほんっとバカじゃんww 」
『 うるさい!!笑 』
友達はこういうものだと
「 え、海行くのに泳がないの!? 」
『 水着ないし短パンで行くー 』
「 買えよー 」
「 てか、夏祭りも浴衣じゃないじゃん 」
『 ひとりで着付けるの難しいしー 』
「 はぁ?私服アンタだけだよ? 」
違うことは認められないのだと
「 今日の朝またお兄ちゃんが _ 」
『 えー、また? 』
死ぬ程興味ない話でも
笑って聞くのがフツウなんだと。
『 志望校、 』
だから君たちには死んでも言わない。
受験も、努力も、功績も、全て。
口が裂けても教えてあげない。
『 はい、そこでお願いします 』
これが、私の
私にとっての、最大限の反抗。
名前も呼んでくれずに
私のことを見下して、否定して
そんな君に
私を友達だと名乗る資格は無い。
信じる勇気がない人が
誰かに信頼されるわけがない。
誰かを友達だと信じられない私が
友達についてなんて語る権利は無い。
だから、あなたに。
あなただけに、私の全てを見せる。
たった3人の、あなた達だけに。
私が言葉を送りたい、
たった、十二文字のあなた達へ。
コメント
7件
俺は一方的に刎頸之交って言葉を送ろうかな カラオケ行けたら愛をこめて花束を歌ったげるよ(
お~が先輩にどう思われてるかなんてこれっぽっちも分かりませんがお~が先輩の悩みはいくらでも聞きますし、お~が先輩は大好きな先輩なのでつい頼ったり甘えたくなります……!!些細なことでもなんでもお~が先輩と話してたら楽しいので沢山お話しましょ〜!!
四字熟語かなり覚えたのに覚えた中から漢検に出たのひとつでした 「 笑止千万 」です ムカつく 普通に人の話聞くの好きなんで 沢山お話してください 悩み聞くのも内心割と 嬉しかったりします 頼られてるみたいで