テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
白い光が俺とルシーカを包み込んでいく。
目が覚めるとムアラニが心配していた。
「だっ大丈夫!?」
「俺は大丈夫だ…ルシーカが..」
目を開けないルシーカをムアラニと見つめた。「とにかく、聖火競技場に連れて行こう。」
ムアラニが直様ルシーカを背負い、競技場まで早足で向かった。
「怪我人ですか?こちらへ」
聖火競技場に着くと女性が話しかけて来た。女性について行き、ルシーカをベッドへと寝かせた。
「息はしているので大丈夫だと思います。今日はもう遅いですしまた明日見に来て貰えますか?」
勿論、俺とムアラニは承諾した。
聖火競技場に太陽が昇り朝が来た。俺とムアラニは合流し、一緒に部屋へと向かった。
「起きてるといいね。」
そんな言葉でも俺には励ましになった。俺は頷く事しか出来なかったがムアラニは不快には思わなかった。ドアが開く音が響き、ルシーカは目を覚ましていた。でもそこには怯えているルシーカがいた。
「ひっ..!ごめんなさいごめんなさい。お願いだから打たないで下さい..!」
そんなルシーカを見るとムアラニはすぐに行った。
「ルシーカちゃん!私だよ!ムアラニだよ。安心して。」
俺はドアの前で固まっている事しか出来なかった。
「だ…誰ですか..?」
俺とムアラニは目を見開いた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!