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『記憶喪失』
ルシーカの使った力には記憶も入っており、それを消費した事によって俺たちとの記憶が消えた。シトラリが簡単に話してくれた。
「まさか私の知らないトコでこんなコトが起きてたなんてね。今は落ち着いてるみたいだから話しかけても驚くコトはないわよ。」
シトラリは付け加えた。俺はムアラニと再度部屋へ向かった。
「あ…ごめんなさい。さっきは取り乱しちゃって..」
「安心して。ルシーカちゃん!改めて自己紹介するね。私はムアラニだよ。ルシーカちゃんにはムアラニちゃんって呼ばれてたよ」
ムアラニはいつもと変わらず明るく接していた。俺はムアラニの様にいつも通りに振る舞えなかった。
「マリポのキィニチだ。宜しく頼む。」
何故かルシーカの目を見て話せなかった。
「ムアラニちゃんとキィニチだね。」
ルシーカと俺は振り出しに戻った。