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こんにちは、ねこもみじです!
今回は初のポメガバースに挑戦ですෆ
さーちゃんに届きますように!
注意
・青桃
・ポメガバース
・エセ関西弁
・御本人様とは関係ありません
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ポメガバースとは
ポメガバースには「ポメガ」という人種が存在する。ポメガは疲れやストレスが極度に溜まる、寂しさがピークに達するなどするとポメラニアンになってしまう。これを「ポメ化」と呼ぶことがある。
ポメガがポメ化したときは、他の人が撫でたり甘やかしたりすることで人間に戻る。しかし戻るまでの時間には個人差があり、場合によっては戻らないこともある。「マスター(まれにパートナーとも呼ばれる)」はポメガにとって特別な存在である。そのため、マスターと触れ合ったポメガはすぐに人間に戻ることができる。マスターとなる人間に特別な条件は存在しないことが多く、ポメガとの相性が重視される。 (pixiv百科事典から使用させて頂いております)
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「あー、終わんね…」
そう呟いた言葉は誰かに届くこともなく、カタカタとキーボードを叩く音のみが響く。
活動をすることは楽しい。夢のステージを目指しているわけだし、家族のような仲のメンバーも応援してくれるリスナーさんだっているから。
働きすぎ、と言われたことがある。が、その自覚はそれなりにあるものの、結局は活動が安定剤みたいなとこがあるから動き続ける。
でも、ごく稀に抱えている全てを放棄したくなることがある。
今日は持ち帰ろうかな、家の方が捗るかもしれんし。
そう思ってスーツを羽織って帰る準備をし、扉を開こうとドアノブに手をかける。
自分の力を入れずともくるっと横に開いたドアノブを見逃さなかった。
「あれ、ないこもう帰るとこやったん?」
目の前に現れたのはまろだった。何か急ぎのようで来たのか?
「中々仕事進まなくて、帰ろうとしてたところ」
「まろは?何か用事?」
「仕事進まんなんて珍しいな、…今日俺帰り遅くなるから伝えに来たんよ」
「飲み会でもあんの?」
「いや?内緒」
まろにはぐらかされるなんて珍しいから少し違和感を覚えたけど、きっと事情があるんだろう。
「そっか、一応夜ご飯準備しとくわ」
「ほんま!?ありがとう、じゃあまた夜な」
そう言いながらひらひらと手を振って戻って行ったまろ。
「……何か…めずらし、」
こんなくらいで気にするなと首を横に振ってみて、今度こと扉を開いて家路を辿っていった。
家に帰ってきても、無の空間で普段なら集中できるはずなのに、今日は何故かやる気が起きない。
「こんな日はいっその事やらない方がいいのかなぁ、」
そうしよう、今日は上手くいかない日なのかもしれない、明日一気にやってしまおう。
パタン、とまたノートパソコンを閉じる。
なんだか重だるくてソファに沈んでゆく。目を瞑ると段々と眠気が波のように襲ってくる。
今日はまろとも話せる機会が少なかったな…恋人なんだし、俺にとって『マスター』なのに。
…たまには甘やかしてくれないと、だめになっちゃうって。
「…早く帰ってこいよばかまろ」
寂しさから出た言葉はあまりにも自分らしくなく、何時しか眠りに落ちていた。
ーーーーー
ないこと会社で別れてから、数時間だっただろうか。思ったよりも早く家に帰りつくことができた。
合鍵を使い、ドアを開ける。
家はしんとしていて、いつもならひょこ、と顔を出しておかえりと言ってくれるないこの姿は無かった。
「まだ仕事してんのかな、無理させすぎたらあかんな」
用が早く済んで『やっぱり間に合いそうやから俺が買ってくるよ、何がいい?』とメッセージを送っても既読がつくことはなかった。あの即レスマンのないこなのに。
きっと疲れているのだろうと思って最寄りのスーパーで色々と買ってきた。半額品ばっかなのは申し訳ないけど。今度は俺が作ってみようかな、なんて考えながらリビングの扉を開く。
「ないこ、ただいま」
……あ、
そこには、小さなポメがいた。
小さくて丸っこい体をしたそれはこっちを見上げながらじっと見つめてくる。
たぶん、目で助けろと訴えかけているのだと思う。
既読も返信もなかったのはこれが原因か。
ソファに座ってるポメ様に目線を合わせるようにしゃがむ。
「ないこ、ただいま。疲れちゃったん?それとも寂しい思いさせちゃった?」
きゃんきゃん、と愛らしく吠えてくる。どっちもが重なったことでポメ化したんだろうな。
そっとないこを抱き上げてソファへと座る。
頭を撫でるとふわふわの毛並みの感触が手に伝わってくる。ないこには申し訳ないが、ポメ化した時のないこといったらもう可愛くて仕方がない、癒しとはこういうものなのかと思い知らされる。
「ないこかわいいね、頑張ってくれてありがとうな」
頭から背中、お尻、短いしっぽまでをすーっと流れるように撫でてみる。
柔らかい表情になってきたな、よしよし。
そして以前、『耳の付け根撫でられると気持ちいんだよね』と言っていたのを思い出して、くるくると円を描くように撫でてみる。
暫く撫でているとぺろっと舌を出してこっちを見つめてきた。
舌を出すのは愛情表現の意味合いを含まれているらしい。
「もー、お前可愛すぎ」
わぅ、と照れたような声を出すないこをぎゅっと包み込むように抱きしめる。ポメになってもないこのいい匂いがする。
「無理し過ぎたらまたこうなるんやから、なんかあったらいつでも言うんよ?あと、寂しい思いさせてごめんな。実は学生時代の友達もポメガの恋人がいるらしくて、ポメガがどんな気持ちになったりするのか教えて貰ってたんよ」
「ポメラニアンの時のないこも好きやけど、いつもの頑張り屋さんで甘え下手なないこが好きだよ」
「…だから戻っておいで」
暫く抱きしめているとその小さな体がぼんっと、音を立てて桃髪の相棒が現れた。俺の好きなその顔には泣いたあとが残っていて。
「ないこただいま、寂しい思いさせてごめんな」
俺より一回り小さい身体を抱きしめる。あぁ、やっぱりこっちの方がしっくりくるな。
「さっきから何回も聞いてるってば。ありがとう」
へにゃ、と眉を下げて微笑むその仕草に思わず唇を奪った。ちゅ、と軽いリップ音が部屋に響く。
「急にやんなばかっ」
「ないこたんがかわいくってつい…」
もう、と呆れながらも声色はとても優しい。「あ、」と声を出したかと思うとこんなことを言い出した。
「…そうだ。どんな気持ちか教えるから、勝手にどっかに行くのはやめて。俺意外と寂しくなるし、まろに関しては独占欲強いから」
言葉だけ聞けばかっこいいはずなのだが、そんなに顔を真っ赤にして言われるとかっこいいよりも可愛いの方が勝ってしまう。
「…笑うなよ!!」
「いやだって、ないこがこんな正直に言ってくれるの嬉しいなって思って…」
「言っとくけど、俺の方がないこよりもよっぽど重いと思うで?」
「…いーじゃん、俺そういうの大好き」
そう言ってまた両手を広げて、『きて』と言わんばかりにこてん、と首を傾けてくる。ポメの時とはまた違う可愛さに何度心を奪われたことか。
何度目かも分からないハグをする。
今日もまた、君への好きが増えていくばかりだ。
コメント
20件
ぽ…ぽ…ぽめがばーす!!? 一瞬ポとオを誤字ってるのかと思ってたらポメだったとは…💭 ポメめちゃ好きだからほんと癒しになった😭😭 ほのぼの…練習しなきゃなぁ…((
ええええっ、可愛すぎて滅ぅぅ...😭😭😭 ポメガってなんだ??って思ってたらまさかのポメラニアン...⁉️🐾 もみじちゃんのお話、雰囲気がずっとほわほわ(語彙力)って感じがして大好き︎︎😽︎💞
ポメガバ書いている人少ないから供給めっちゃありがたい🥲 私も〇〇バース書いてみよっかな🤔 可愛いをありがとう🫶