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森の奥に進むにつれて、霧はだんだんと薄くなり、代わりに空気が澄んでいっているのが分かった。
私は落ちていった花びらを頼りに、森の奥へと進んで行った。
花びらがそこで途切れていた。
そこは、湖だった。とっても綺麗で、ガラスのような、そんな湖のある場所だった。
そこで、大変なことに気づいてしまった。
「私、どうやって帰ればいいの?」
そう、後ろに花びらはもうない。
当然、森の奥に来てしまったため霧も深く帰れそうにない。
そう思っていた時、後ろに殺気(気配)を感じた。
感じてしまった。
私は後ろに振り向きたくなかった。
私の後ろには、今年も恐れられていた、「熊」がいたのだ。
逃げようとした時にはもう手遅れだった。
爪が私に向かって降ってくる。