黄「ッ…らんらん!」
そこにはキッチンで倒れたらんがいた。
紫「おい!らん」
見るからに息が荒い。手を軽くおでこに合わせる。
紫「熱くはねぇな」
「まぁ念の為らんの部屋運んでくる 」
「お前らちょっと待っとけ」
そう言いらんを姫抱きする。
紫「はッ?」
らんの部屋の扉を開けると無意識に声が出た。
紫「なんだこれ…」
「まぁとりあえずらんをベットに…」
らんをベットに寝かせ,ひとつひとつ確認していく。
紫「咳止め薬…」
「これは頭痛薬?」
「こっちは解熱剤…」
床に散らばっている白い円状のもの。それは数々の薬だった。
紫「これはカッターッ?」
「この血落ちねぇな」
カッターには長時間染み付いたように見える血。床にも血。血。血。
紫「何なんだよこれッ…」
俺は自分の意思で歌い手をしていない。
できる限り、ストレスが堪らないものを選んだつもりだったのに…
アンチが増える事に嫌になっていく。
最初は何も言わずにアンチコメを消していった。
でも、段々と気持ちが溢れてリスカとODに手を出した。
腕にカッターを滑らせると嫌な事を全部忘れられる。
薬飲むと記憶が無くなる。
それが俺の1番の楽しみだった。
あれ、いるま?
紫「えらんじゃんw」
赤「なんでいんの」
水「らんくんは歌い手の為の歌唱力が足りないんだよね」
桃「え、? 」
「いやッ 」
緑「らんらん…」
桃「す、すちッ!」
緑「シクフォニ脱退してよ」
桃「は、ぇ?」
黄「そうだよ、らんらんは邪魔なんだよ」
みんな、やめてよッ…
ひッぁ゛ッ…
コメント
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この作品、大好きです。