どーも!きんきです。
続きです。
誤字あります。
面白くないです。
それでもよければどーぞ!
6.シェアハウス
〜プルプルプル〜
BOSSに電話をかける。
ちなみにこれで、68回目の電話だ。
なかなか出ない、、、。
〜ガチャッ〜
あ、、、。
「何だ?」
「やっと出ましたね。」
「こっちは会議で忙しいんだよ。」
んなのしらねぇーよ。
「毎日21時に電話しろって言ったのはどっちですか?」
「うぐっ」
「とりあえず、今日の報告をしますね。」
「あぁ。」
「今日は、さっそくターゲットと接触しました。そして、友達になりました。」
〜ブフォッ〜
電話の向こう側から汚い音がする。
「ともだちぃ!?」
「そうですよ。」
「ふーん。友達ってそこに私情は入ってないよな?」
「はい。入ってません。」
たぶん、、、、。
「ならよし。あと他に何かあるか?」
「えっと、、、」
言わないと、、、。
「シェアハウスの許可が欲しくて、、、。」
〜ブフォッ〜
また、電話越しに汚い音がする。
「シェアハウス!?」
「はい。ターゲットに誘われたんですが、、、。」
「、、、。」
BOSSが突然黙り込む。
考えているようだ。
まぁ、無理もないだろう。
シェアハウスをすることによってこの任務がばれる可能性だってあるし、この毎日の報告ができなくなる可能性だって全然ある。
「いいんじゃないか?」
「え?」
BOSSの言葉に思わず、変な声を出してしまう。
「任務に支障が出るかもしれないんですよ?」
「それは、お前がどうにかしてくれるだろ?」
ん?僕任せですか?
「シェアハウスした方が殺しやすそうだけどな。」
まぁ、それもある。
寝込みを襲うこともできるし、ベランダから出てるところを落としたりできるしね。
まぁ、そんな卑怯なことはしないけど、、、、。
「いいってことですか?」
「あぁ、そうだな。」
胸が熱くなる。
嬉しいと言う感情が溢れ出てくるのがわかる。
嬉しい?
ダメだ。嬉しいだなんて思っちゃダメだ。
任務に私情を持ち込んではいけない。
ましてや、ターゲットと仲良くなれて嬉しいだなんて、絶対に思っちゃいけない。
「黒羽、今日はもう寝ろ。」
「はい、、。」
〜ツー〜
電話が切れる。
「ハァー。」
大きなため息を吐く。
僕の心の中を複雑な感情が支配する。
「ヴィランになんてなりたくなかったのに」
ポツリと独り言を言う。
その独り言は誰にも届かないまま、消えていった。
〜 〜
〜ピピピピ〜
目覚ましの音で目を覚ます。
「ふわぁー。」
時間を確認する。
5時30分。
ちょっと早めに起きてしまった。
、、、、。
シェアハウスの準備でもするか。
寮を辞める手続きはBOSSがやってくれたらしい。
結局、昨日、頑張って整理した部屋もまた片付けるようだ。
片付けが終わる。
結構いい時間に終わったな。
朝ごはんでも食べよ。
〜 〜
朝ごはんを食べ終わると寮から出て学校へ向かう。
向かっている途中で丁度登校している白司と流星に合う。
「あ!黒羽じゃん。おはよう!」
「おはよう!」
「シェアハウス、どうだった?」
「どうだったと思う?」
「えっと、OK?」
「ふふっ。だいせーかい!!」
2人の顔が笑顔になる。
「え?まじでぇ?」
「今日から行けるの?」
「うん!!」
「よっしゃぁ!」
「じゃあ、今日の放課後、校門で待ち合わせなっ!」
「「うん!!」」
「おっ、俺はここでバイバイだわ」
そっか、流星だけクラス違うもんね。
ちょっと残念だな。
「僕たちも行こう。」
「、、、。うん!」
〜ガラガラガラ〜
〜バーン〜
僕が教室のドアを開けると突然上から何かが降ってくる。
〜ヒラヒラヒラ〜
「折り紙、、、?」
びっくりしてる僕にクラスメイトが言う。
「「「サップラーイズ!!!」」」
「???」
僕が訳もわからず立ち尽くしているのをみて、1人の女の子が言う。
「ちょっと、早く説明しなさいよ。」
すると、男の子が言う。
「?説明したじゃん。サプライズって。」
「説明になってないわよ!!」
「???」
「もうっ💢」
すると、女の子が僕の目の前に来て言う。
「今日は、君が主役の歓迎パーティだよ!
ほら、君、転校してきたばっかでしょ?」
「まぁ、うん。」
「だから、このクラスにようこそ?的なやつだよ!」
「へー。」
「とりあえず、今日は授業とかないから楽しんで行って!!!」
「うん。!」
戸惑いながらも返事をする。
この学校って歓迎パーティとかあるんだ。
初めて知ったわ。
次からもう少し調べておかないと、、、。
僕が考え事をしていると、後ろから誰かが背中を叩いてきた。
〜バシッ〜
「いっだぁー。誰?」
「よぉ!来てやったぜっ」
「あれ、流星じゃん、どうしてここに?」
そして、どうしてそんなに上から目線なの?
でも、いつもこんなものか。
「歓迎パーティって学年でやるんだぜ?」
「そうなの!?」
初めて知ったわ。
僕のために学年パーティー、、、。
大規模だなぁ。
みんな、僕がヴィランだと知らずに、、、。
その後、僕はめいいっぱいパーティを楽しんだ。
ケーキを食べたり、、、。
〜もぐっ〜
「うんまっ!」
「ん、おいしっ」
「このチョコケーキもうまいぞっ!」
「どれどれ?」
「これ!」
「どれ?」
「これだって言ってんだろぉが!」
「うわ〜、流星が怒った!黒羽ぁ〜、助けてー」
「はいはいw」
ゲームをしたり、、、。
「はーい!白司の負け〜!」
「ふぅ。危なかったぜっ。と言うことで、早く言えよ白司!!」
「何で僕がぁ?」
「「負けたからだよ」」
「ぐっ。」
〜スゥーー〜
「お帰りなさいませ、ご主人様//」
「www。似合ってるよ」
「もう、本当にやだ〜」
「あっはっは」
〜 〜
放課後
「あー、今日めっちゃ楽しかったね!」
「だなっ!」
本当に、昔に戻ったみたいで、、、。
「黒羽、シェアハウスの準備はもうできてるか?」
「当たり前だよ!。」
「よし!じゃあ、帰るか」
「そうだね」
そう言って、僕たちは一旦、寮に寄ってからシェアハウスに向かった。
〜 〜
「うわぁ。でっか!?」
シェアハウスの家は驚くほど大きかった。
「りゅ、流星、この家で合ってるの?」
白司も驚いている。
「あぁ、ここだぞ?」
なんで流星は普通なんだよ!
見ろよ。豪邸じゃねぇーかよ。
「てか、ちょっと小さいな。」
「「!?」」
え?え?
聞き間違い?
今、この人、小さいって言いました!!
頭おかしい!
もしかしてだけど、流星って凄い人、、?
驚きつつ、家(豪邸)の中に入る。
〜ガチャッ〜
〜キラーン ピカピカ!〜
ぐっ。眩しいっ。
「あー、エントランスはもう少し大きくしろって言ったはずなんだけどな〜。作り直しさせた方がいいか?」
「いや、このままでいいと思うよ流星!」
「そうだよ💦」
「んー、2人が言うならまぁ。」
危なかったぜっ。
何とか危機を超えながら自分の部屋へ向かう。
〜ガチャッ〜
「、、、」
〜ガチャッ〜
〜すぅぅぅぅぅ〜
「流星、僕の部屋ってどこ?」
「目の前に立ってるのに何言ってんだ?」
、、、。
見間違いじゃなかったらしい。
そんな、馬鹿な!
「ほら、とっとと荷物を整理しな。」
〜ガチャッ〜
〜ぽいっ〜
〜ガチャッ〜
僕は,流星に部屋に投げ入れられる。
天井にはシャンデリア。
ベッドはキングサイズのふかふかのを、
部屋にはお風呂がついていて、それも結構大きめの。
はー、なんかめっちゃ疲れた。
荷物を整理していると、流星の声が聞こえてくる。
「おーい!夜ご飯できたぞ!」
おっ、ご飯!
「はーい!今行く!」
〜ズダダダダダダ〜
猛スピードで長い長い階段をかけ降りる。
良い匂いがする。
これは、オムライスの匂いか?
「おっ、黒羽、今日の夜ご飯は、オムライスだぞ!」
「やった!当たった!」
「本当は、メイドさんを呼んで作らせようと思ったんだけど、白司が自分が作るって言うから、、、。」
白司、ナイス!
心の中で嬉し涙を流しながら、オムライスを一口頬張る。
「、、、」
「く、口に合わなかった?」
白司が心配そうに聞いてくる。
しかし、これは、、、、。
「おいしー!!!!!!!」
美味しさのあまり、叫んでしまう。
流星も一口食べる。
「うめぇーーーーーーー」
やはり、叫び上がる。
「これ、うちのコックが作った五つ星料理よりうめぇぞ?」
「やめて!そんなのと僕の手料理を比べないで!!」
「???」
www。
やっぱり、2人の会話は見てて飽きないわ。
あんなこんなもありながら、とりあえず、寝る時間になった。
僕が寝ようとすると、誰かがドアをノックする。
〜コンコンコン〜
「誰?」
「僕、白司だよ。」
「あぁ、白司ね。どーぞ。」
〜ガチャッ〜
白司がドアを開けて入ってくる。
「どうしたの?」
「それが、、、。部屋がなんか、大きすぎて眠れなくて、、、。だから、一緒に寝ない、、?」
ん?
一緒に寝る?
まぁ、いいけど、、、。
そう思いながら返事をする。
「別にいいけど。」
「本当!!」
僕が返事をするのと同時に白司の表情がパァッと光り輝く。
なんか、犬みたい、、、。
「ほら、おいで」
〜スタスタスタ〜
〜ボフッ〜
白司がベッドに飛び込んでくる。
「じゃっ、おやすみ。」
「おやすみぃ」
こうして僕たち2人は深い眠りに着いた。
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