注: この作品はUT-AUの🐙と👾Erのcp表現があります。
設定捏造
人によってはキャラクターの解釈不一致を感じる場合が あります。
あと、とてーも短い。
病み病みすぎる🐙がでてきます。
ワンクッション
俺がこのまま、なに不自由なく生活していくなんて全く無謀すぎる挑戦なのだ。
前提として、常に頭にノイズ掛かる。それをなしとしても朝、ベッドから出られない。寝坊ではないのだ。これっぽっちも睡眠は取れないから、確実寝坊ではない。
では、なぜ這い出ることすら不可能になってしまったのか。
今もベッドの中、壁掛け時計をぼんやり見ながら頭を回している。起きる理由を探している。
理由が、どこを探しても見つからない。こんな俺が、なぜ起きなければいけない。きっと、このまま動けないでいても、むしろ皆は俺がいたときよりもシアワセで、いつも通り生きる。起きないほうが、いいんだ。
掛け布団で頭を覆いながら縮こまる。だけども、触手のせいで完全に布団に身を隠すことはできなかった。
情けない。不幸をまき散らす害悪が、他人のシアワセのために起きるのをやめたい、だなんて。虫が良すぎる。
それでも、俺はただ1つの可能性を信じて体を持ち上げた。_俺を待ってるかもしれない部下が、俺を起こしにくるやもしれん。
そんな手間をかけさせるような真似を、一体、価値のない俺が取らせてもいいのか。かといって、俺が起きてもいいのか。
朝の支度をした。
。
暗い気持ちはいつもいつも俺だけが好きだ。不安、焦燥、恐怖、絶望、不信。俺は強いんだろう? こんな感情くらい捨ててしまえばいいのに。
今日の天気は1日中雨雲がそこにいるみたいだ。
スケジュールをなんとか脳内で組み立てているうちに、常に動かしていた足が部下たちが集まるリビングへ。ついてしまったか、目を細くして扉を開けた。
気分は夕立。
「あ、ボス。おそよう。」
「…日に日に遅くなってる。しっかりしろクソボス。」
「マaaーddダー、ソoooういiう言iiiいkk方はaaaヤメerrロor。…そレと@、メeア。hh話sがあるかaら来iい。」
「……。」
部下2人、マーダーとキラーの軽口を重く受け止めて、リビングから退こうとするエラーを横目で返事をした。
こんなのは慣れっこだ。繰り返す既視感を無視する。
それよりも、エラーだ。わざわざこうして伺ってくるくらいだから、どうせ仕事の関連だろう。なにか突っかかっている事があるのか、上手くいっていないのか。
エラーの所へ行こうと、お馴染み、口を開かずリビングを出た。
。
この城に滞在するやつにはそれぞれに自室がある。部屋割りは俺が決めたのだが、部下個人個人を思って割り振ったと明言できるだろう。例えば、その中の一人、ホラーは大きい音が大の苦手なため、他部屋よりも防音素材を良いものにした。もちろん、ホラー以外の部屋も充分防音だ。
エラーは人通りの少ない場所。アイツは1人が好きで、騒音も嫌いだから。
部屋に不満はないだろうか、考えながら廊下を歩く。
どこからか、視線を感じると思った。怖く? なって急いで振り返っても誰もいない。上からも下からも、左右からも無数の目が俺を監視しているように見えた。
気の所為かもしれない。ドクドクと騒ぎ始めた胸を握ってエラーの部屋へ急いだ。
。
床を見つめてただひたすらに足を交差していくと、ようやくそこに扉があった。顔を上げれば、エラー、と小さな看板が扉の真ん中にぶら下がっている。二つ、ノックをしようとパーカーのポケットにしまっていた手を出した時。
「ssシyoートkカaaッtトはaしnnなかっtttたのなaa。」
横から声が聞こえた。特に驚くこともなくそちらを見やる。
「そんなのがあったな。それより、部屋の中では待たなかったのか?」
「忘れeeてtttたのkkkkかa。お前eeeが近k道使kkわnなiiiいからaaaa、m待ちkくtたびiれてee部屋かaら出eてeきたんdだよ、nnノロmマaaa。」
「対してお前はせっかちだな。」
小言をグチグチ吐きながら、エラーは自室のドアを開けて先に入るよう促した。そんな様子に俺は言ってやる。
「お前の殺風景で面白くもないミニマリストの部屋に、誰が進んで入りたがるんだ?」と。
エラーがなにか怒鳴り散らかすから、面白がって普通に部屋に入った。
「ssssそorれでeeeerror、hhh本d題iiiiなんdだggが。」
エラーも怒りが収まり、次第に部屋に2人が横並びに座った。周りを見渡すが、本当になにもない。人1人飲み込むほどに大きいクッションに、裁縫道具一式、毛糸玉やエラーの大事にしている手作りのパペット人形の内の数個。それと、チョコレートの包み紙だけ。片付けろ。
俺がそのゴミに触手を巻きつけ溶かして片せば、仕切り直してエラーが本題に入る。
「メeeア、kkkk今nn度一sss緒yyに出かけkkkkないiか?」
あれ、仕事の話は?
「……次襲うAUの偵察に、か。」
「…おmmmm前いttつもs仕事hhhh一筋だaaな。sssss趣味hhはa? iiii息nn抜きkkkは? h他にやaaaaりたいkkこtとは?」
「は? …。」
趣味。ほかにやりたいこと。そう言われて、なにも浮かばなかった。考えたこともなかった。
「…読書?」
かろうじて、まだ自分が好きと言える本を挙げてみる。
「他aaaaにnniは? d読kk書はいつmもしてnnんだろooo。」
「ほか? …他に…」
挙動不審になって、ぐるぐる目を回す俺を見てか、エラーは呆れ果てたような顔をした。昔から、初めて会ったときから、エラーは顔に出やすいのだ。
「んnnじゃyyy、kk今n度…いや、aa明sss日だdな。明日yy休ssみiiiにしてeerror、オrrrrレとo映iii画観ろ。」
「それは無理な願いだな。明日は明日で計画が…」
「AAAaaaAAAaaaa、uuuuuウrrrルsssサaaaaイii ウuuuルサイ! mmmmもooしかaaして、iii今”イiiiイyyヨ”っttttて言ったaaaのoooか? jjjじゃあ、kkk決まaaarrrrりだaaなa!」
そう無理矢理に約束をこじつけてきたエラーは、言い終わるのと同時に自分の家である空間へポータルを広げて去ろうとした。その去り際に、とんだ捨てセリフのようなものを吐いてしまった。
「なっ、お前、おい! …すっぽかすか。」
「sssssそrrれはaaダメdddだ。」
「うわっ、戻ってくるなよ。」
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