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「いやぁ、いつもありがとねえ」
「それほどのことはしていませんから大丈夫です」
「じゃあそろそろご飯にしましょうか」
そう言って私は、冷蔵庫開けて中にある材料を眺める。
「市原さーん、今日は肉じゃがでいいですか?」
「いいね〜、よろしく」
了承をもらったので早速調理に取り掛かる。
野菜と肉を切って調味料といっしょに鍋に入れて煮込む。
煮込んでいる間に小松菜を他の鍋で茹でる。
茹で上がったら水で冷やして絞り、食べやすい大きさに切る。
肉じゃがもいい感じに具材に火が通ったので器に盛る。
小松菜も小鉢に盛って醤油をかける。
掃除の前にセットしておいたご飯を盛って完成。
「できましたよ〜」
市原さんを呼んで二人で昼食をとる。
市原さんはいつも美味しい、美味しいと言いながらご飯を食べてくれる。
その顔がとってもいい笑顔なので作りがいがある。
雑談を交わしながらご飯を食べ終わる。
その後他の家事をする。
そして見送られながら3時には市原さんの家を出る。
これがいつもの休日。
それから家に帰って、誰もいないことに安堵する。
父親もどっかに出かけたようだ。
いつも通り、お金が机に置いてある。
私は、机に置いてあった3000円を自分の財布に入れて買い物に向かった。