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かかお
#僕のヒーローアカデミア
106
続きです
放課後の廊下には西日が長く差し込んでいた。窓の外からは文化祭の準備に
追われる他クラスの騒がしい声が響いてくる。
永久はポケットに手を突っ込んで歩く爆豪の少し後ろを無言で付いて歩いていた。
福岡から戻って以来、二人の間に流れる空気は以前よりも少しだけ重い。
永久「、、結局、何やるんだろうね。みんなの意見がバラバラで、全然決まる気がしないんだけど、」
爆豪「あぁ!? 知るかよ。何になったところで、俺がやることは一つだ。
他を圧倒して勝つ。それだけだわ、」
爆豪は苛立ちを隠そうともせず、床を強く踏み鳴らしながら歩く。角を曲がろうとしたその時、
建物の陰から数人の生徒たちの声が聞こえてきた。足音からして、普通科かサポート科の連中だろう。
その投げやりで冷え切った声に、永久の足が止まった。
永久の指先から小さな氷の粒がこぼれ落ちた。
福岡でホークスの隣を必死に追いかけたあの日々。
切島や緑谷がボロボロの体で守り抜こうとしたもの。
それらすべてが、何も知らない部外者の言葉で泥を塗られていく。
永久「、、ねぇ、勝己。あいつら、一回黙らせてきてもいいかな、」
永久の瞳から温度が消える。声は静かだったが、
その足元からは逃げ場を塞ぐような冷気が這い出し、廊下の壁が白く凍りついていった。
だが、その永久の前に爆豪が立ち塞がる。
爆豪「、、、、よせ、」
永久「、、なんで。あんたも、バカにされてるんだよ。神野の時だって、あんたが一番悔しかったはずなのに、」
爆豪は振り返らない。けれど、握りしめられた拳が震えているのが見えた。
爆豪「言わせておけ。あいつらは、あいつらの考えで生きてんだろ。
俺たちがここで力を使えば、それこそあいつらの言った通りの『偉そうなクズ』になるだけだわ、」
永久「、、っ、」
爆豪「納得いかねぇなら、出し物で黙らせるしかねぇだろうが
そんなにムカつくなら、あいつらが何も言えなくなるようなもんを考えろ。行くぞ、」
爆豪は永久の腕を乱暴に掴むと、そのまま反対方向へ歩き出した。
背後からはまだ自分たちに向けられた嘲笑や不満が聞こえてくる。
永久は爆豪に掴まれた腕の熱さと、自分の指先の冷たさの差をじっと感じていた。
ヒーローなんて嫌いだと思っていた。なのに、
自分たちの場所を否定されることが、どうしてこれほどまでに苦しいのか。
永久「、、絶対に妥協しないから。あの連中の卑屈な考えが、
全部凍りつくくらいの何かを、絶対に見せつけてやる、」
夕闇が深まる廊下で、永久は小さく、けれど鋭く呟いた。
明日からの話し合い。これまでの冷めた態度を捨てて、
誰よりも苛烈に立ち向かうことを、彼女は心に決めていた。
はい、どうでしたか。
久しぶりの更新ですね。
1435文字。
終わります。
コメント
8件
ごめん💦めちゃくちゃ見るの遅なった 今回も良かったよ!続き楽しみにしとるね〜! けど無理厳禁よ‼️
悪口言った奴らを殴りに行きますー トドメはミスコンで☆ 続き楽しみ!
永久ちゃんと爆豪の悪口言った奴ら 一般人様が殴ってやるよ!トドメは文化祭で永久ちゃんたちがしてくれる! 続き楽しみです♪