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さーてとじゃあ考えてみるかまずあいつはグーかパーしか出さない多分嘘でもない|あいつがチョキで勝てるのはたったの一回だけまあパーを俺は出さなくていいなるほどなこっからは運てとこかでも勝率は俺のほうが上
ここで俺の心力並行思考を説明しておこう例えばバナナのことを考えながらりんごのことを考えるとこうなるバナナ美味しいまあ割と便利な能力だ
でもこれにはデメリットがあってだなそれは、、、
そう考えているとそいつが
「準備はいい?」
と聞いてきた
「もちろんOKだぜ」
「じゃあ最初はグージャンケン」
するとそいつのイヤリングが赤くなった気がした、そして小声で「チェックメイト」といった気がした
気がつくと俺はパーを出してチョキで負けていた
「は?」
どういうことだ俺はグーを出したはずだなぜだ?あいつがチョキで来るのはわかっていただからグーを出した
「やっぱり僕がチョキを出すのをわかっていたね」
まじか読まれてたかでも俺がなぜパーを出している?
「意味わかんねーどういうことだ?」
俺がそう聞くとそいつは
「わかった嘘をついた謝罪として僕の名前と心力教えてあげるよ」
「マジッいいの?」
「いいよ僕の名前は五色零だ 数字の五に色の色そして数字のゼロだ」
「そして僕の心力の名前は思考管理相手の思考を一度書き換える」
「発動条件は自分が勝負を挑むこと」
「なるほど俺はそれのせいで負けたのか」
それにしてもすごい心力だ、大体脳とかそっち系が発達してるんだろう
「じゃあ俺の自己紹介俺の名前は石田志向 能力名は」
そう続けているとそいつが急に笑い出した
「ハハハハハハハヒヒヒヒヒヒ志向と書いてしこうと読むんだ変わった名前だねアハハ」
超大爆笑5分くらい立った後も笑っていた うぜぇ
そうして落ち着くとそいつは
「ねぇ君面白いね僕と友達なってよ」
今思えばここから色々なことに巻き込まれていくこの時手を取らなければあんなことにはならなかったのかもしれないだけど僕は手を取ってしまったその狂気的なまでに勝負にのめり込んでいる男とだって面白そうだから