TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

マンモスフェーンはそんなに強くなかった。俺がルビーの力を使っていたからそう感じたのかもしれないが、なんというかこう、すごく期待外れだった。


「うーんと、次は八月の誕生石かなー」


「そうだよー!」


洞窟の奥からカラスがやってくる。どうやら次の相手らしい。


「ヤッホー! カラスピネルだよー! 君が私の対戦相手かなー?」


「ああ、そうだ」


「そっかー。えーっと、今からクイズに答えてもらうけど、いいかな? いいよね?」


「ああ、いいぞ」


「オッケー! じゃあ、始めるよー」


クイズか……。自信はそんなにないけど、まあ頑張ろう。


「問題! 私の名前は何でしょう!」


「え? さっき自己紹介してたじゃないか。正解はカラスピネルだ」


「正解! 良かったー、私に興味あるんだねー」


「え? あ、ああ」


こいつ、興味ないやつの名前は忘れやすいっていう人間の記憶のシステムを理解してるな……。


「問題! 今日は何月何日でしょう!」


「え? 四月三十日だろ?」


「正解! 曜日感覚、ちゃんとあるみたいだねー」


こいつ、さっきから僕のこと分析してないか? まあ、別にいいけど。


「じゃあ、最後の問題!」


「え? もう終わりなのか?」


「うん! そうだよー!」


「そうか。分かった」


「問題! この世界を作ったのは誰でしょう!」


「え? この世界? うーんと、神かな?」


「うーん、まあ、正解! ちなみにその神は女神だよー。あと今は君が覚醒するのを待ってるよー」


「へえ、そうなのかー」


「うん! そうだよー! ちなみに今日中に彼女に会えるよー!」


「お前、物知りだな」


「まあねー! ということで、私の試練はおしまいだよー! 次の試練が始まるまで休んでていいよー!」


「ああ、分かった」


こいつ、未来予知とかしてそうだな。


「ん? なあに? 私の顔に何かついてる?」


「いや、何も」


「そっかー。分かったー」


こいつ、確実にバカなフリをしてるな。うーん、でも、まあ、今のところ何かやらかしそうな雰囲気はないな。

loading

この作品はいかがでしたか?

27

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚