テラーノベル
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私の初めての人生は、少し奇妙なものだ。
この話は、私が大人になり、幸せになるまでの話だ。
「おめでとうございます!元気な女の子ですよ〜」
「アイラ、生まれてきてくれてありがとう」
20××年4月8日、地方の産婦人科にて御神愛楽《ミカミアイラ》爆誕。 この時父親は18歳、母親は17歳であった。
わかっている。少し若すぎるなんて事。
親に手間をかけながら育ち、保育園に入園。そこで幼なじみができた。
「あーちゃんっ!おはよぉ」
「おはよ」
「おはよう、あいら 」
双子の相模奏舞と空舞だ。ちなみに、空舞が3分兄だ。
「あーちゃんきょうはなにしてあそぶの?」
「本読む」
「いっしょにおにごっこしよぉ!」
「…空舞が一緒にしたいってさ」
「ホント!?」
「あ、あいら!?ぼくそんなことひとこともいってな…ちょっとまってそうま!」
「みんなでおにごっこだー!!」
空舞はおっとりした性格で、奏舞はわんぱくな性格だ。よく空舞は奏舞に振り回されている。
保育園は楽しく過ごせた。ただ、1つ問題を発見してしまった。
それは、両親の仕事だ。表向きは父が消防隊で母がパートということになっている。だが、夜中に私が目を覚まし、水を飲もうとしたときだ。現実では少しありえない光景を目にしてしまった。
「いやー、疲れた疲れた」
「愛楽、ちゃんと寝てるかしら」
ごめんねお父さん、お母さん。全然寝てないし、なんならその秘密を知っちゃったよ。
両親は、殺し屋だった。恐らくなりふり構わず殺しているのではなく、誰かに依頼されて殺しているのだと思う。
まさか子供が夢に見るような仕事が実在しているとは思わなかった。
最初は夢かと期待したが、生々しい血の匂いがして、現実なのかと絶望した。
そして、齢6歳にして私は決意した。絶対に秘密を知ったとバレないようにして、周りの人にも殺し屋だということがバレないようにしようと。だって、私の両親は…。
「なにか気配がするぞ」
「えっ、まさか愛楽が!?」
ガサガサ
「なんだ、ただの狐だった」
「なーんだ狐か。じゃあペットにしよ」
「だな」
エキノコックスを知らないレベルでアホだから…!!
コメント
1件
おお、この第1話、めちゃくちゃ気になる始まり方ですね…! 6歳で両親が♡♡♡屋だと気づいちゃう主人公のアイラちゃん、冷静なツッコミが可愛い反面、背筋がぞっとするような空気感もあって、そのギャップがすごく好みです。 双子の奏舞と空舞もキャラが立ってて、特に「エキノコックスを知らないレベルでアホ」という最後のオチ、思わず笑いました。 この先、アイラがどうやって秘密を抱えながら生きていくのか、続きがすごく気になります!
#受け攻めどっちもおるよ
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田中なす@思想強め
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