テラーノベル
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【注意】
・言動と快楽が繋がる(パブロフ)描写があります。
・恋人だけど恋人じゃない…みたいな微妙な関係です
・フランボはバンバンのことが好きですがバンバンはフランボのことを特別好きではありません
・原型前提の描写があります!原型として読んでね!!!
フランボを解き放ってからというもの、いつも引っ付いてきては「かくれんぼしよう」だのなんだのと言って仕事を邪魔してくる。それに、なぜか毎回自分のことを6番と呼ぶ。……なぜ?
そんなことを考えながら、外科医に頼まれた面白みの欠片も無い書類整理をする。
今更どんなことを考えようとも、どうしても手遅れなのだ。
別にこの頼み事自体に特に不満はない。のだが、毎回フランボがちょっかいを入れてくるので、いつも集中が───
「ろくば〜〜〜ん!!!」
「………フランボ…」
「噂をすれば」と言うが、誰かが図ったかと疑うほどにピッタリのタイミングだった。おかしい。
バンバンは少し振り向いた後、頭を抱えて彼を意識の中に入れないようにする。
せめてこれが終わってから構ってあげればいい、と6番6番と呼び続けるフランボを無視して、データや書類の整理をコーヒー片手に続ける。
「6番……」
「……何。僕は忙しいんだけど…?」
ふ、とバンバンがフランボの方を振り返ると、出しっぱなしの舌に口付けをされる。
「ぇうっ……!?」
「ごめん、えへへ…」
「………んぐ」
「ぇっ!?」
すぐ口を離すフランボに少し苛ついたのか、バンバンは深く口付ける。
快楽を伴う濃い接吻。それはされた方だけでなく、した方までもをそう言った気分にさせるような、そんなキスだった。
(…別に今はそんな気、なかったんだけど……)
いつからか、そんな関係だった。
こんなことを考えるだけで反吐が出るが、あくまで自分と同じように設計された彼の好きな人はバンバリーナ。それ以上もそれ以下も無いはずなのに、いつの間にやら自分に好感を持たれていた。
ゆっくり、ゆっくりとその関係は所謂”恋人”へと変化して、既に今は初夜とやらを済ましている。
バンバンはただやり返そうとしただけなのに、頬をジバニウム色に染めて口元に手を添えるフランボを見ると、こちらまで熱を受け取ってしまう。
外科医に確認くらいは取るべきかとも思ったが、あっちはあっちで作業があるだろうし、邪魔しても怒られるだろうとバンバンは身を預ける。
「……どうしたの、しなくていいのかい?」
ああ、こんなのは柄じゃない。けれど、それもいい。バンバンの方が椅子に腰掛けている事で身長には差ができている。
バンバンが上目遣いでそう言うと、フランボは体をびくと跳ねさせ、バンバンの手を両手で取って、大事そうに口をつけた。
「………する。ごめんね、行こう」
もし指が5本あったなら、君が口付けたのが薬指なのか中指なのかわかるのに。
「大丈夫」
フランボに手を引かれるまま、バンバンはいつもの部屋に行く。
放棄した仕事部屋のことは気にしないで、今はただ身を預けていればいい。
「……それで、今日はどうしたい?」
バンバンはベッドに座り、指を組んで返答を待つ。いつものようにフランボに大体は任せ、自分はただ委ねようと。
「……6番に、いっぱい、触りたい…」
「そう?こんな体、触っても面白くないと思うけど?………君と似たような姿だし。」
「ううん、それでもいい。6番と一緒にいるだけでも嬉しいし…」
「そう……」
つー、と三本指の感覚がバンバンの肌を伝う。
それだけでゾクリと震える身体に、フランボが悪戯っぽく笑う。
「6番…かわいい……」
「……何も面白くないでしょ。特段凹凸もないし…」
「ううん。触れるたびに6番の反応が変わって…とっても面白いし、かわいい。」
「可愛い…ねぇ……」
なぜ自分の体からそんなものを感じ取れるのかはわからなかったが、バンバンはいつものようにただ委ねる。何もせずに力を抜いているだけで、フランボが笑うのが少しおかしく感じる。
「どう?…何か、感じる?」
「特に何も。君の手が触れてるってことだけ…」
腹から滑り落ちるように動かされる手は、腰を通って腿の方まで落ちる。
「ンっう……っ…」
「大丈夫?気持ちいい?なにかわかる?」
「わか、わかんない……っ。ちょっと、なんか、おかしい、かも………」
「……そっか。続けるね」
フランボはバンバンの様子をよく伺いながら、直接的な部位を避けて触れる。
それがもどかしくてバンバンが体を動かそうとすると、フランボに片手で宥められる。
「ふらんぼ……」
「…6番、可愛いよ。目がとろってしてる。」
「へ…っ?そんなことない…と思う、けど…」
「ううん。とっても可愛い。すきだよ6番。」
バンバンが抵抗の言葉を漏らせど、フランボは可愛いと言って退かない。
「フランボっ、もう、……」
せめて指がほしい、ただ触らせているのもいいが、とても変な気分になってくる、とバンバンはフランボにねだる。
それを汲み取ったフランボは、マスコットとしての少し太い指を後孔に埋めていく。
「指、挿れてあげる…」
「ふぅっ、…う、うぅ……♡」
「6番…指きもちいい?」
「んっ、ん……あぁっ、♡」
「きもちいい?すき?」
気持ちいいかどうかなんて、見ればわかるクセに、ただこちらに言わせようとしている。
ただ、今はそんなことを考えられなくなってくる。思考の中が、段々と快楽一色に染まる。
「きもち、きもちいいっ……、好き、フランボ好き……」
「………!、僕も大好き…6番。」
「ふぅっ、ん゛っ、フランボっ…♡」
バンバンの甘くなる声を聞きながら、フランボは指の動きを止めない。寧ろ、その声を聞いて動きを早めている。
「まっ、まってフランボ…♡っう…」
「どうしたの?」
制止の言葉にフランボは大人しく指を止める。
「………ゆびで、イキたく、ない」
「それって……」
「言わなくてもわかるだろっ!!」
「ごめんね。欲しかったんだよね」
「僕は子供じゃない!!!」
フランボは入れていなかった方の手でバンバンの頭を撫でる。
中からする、と指が抜けると、バンバンは少しだけ寂しそうな目でフランボを見つめる。
「……ほら………来なよ…」
「大丈夫、急かさなくても僕は逃げないよ」
ず、と重くも温かいその感覚が入ると、バンバンは圧迫感に顔を歪ませる。
「んっ………」
「いたくない?大丈夫…?」
「大丈夫、だから…撫でるのはやめてくれない?」
「6番が、かわいくて…」
「またそれか……」
何度か前に行為に及んだこともある為、案外バンバンはフランボのものを簡単に受け入れた。
「奥まで入った…!すごいよ6番!」
「ふぅーっ…んぅっ……」
フランボはぎゅう、と褒めるようにバンバンを抱き締める。外と中に同時に触れたいのだろうが、撫でるなと言われたからハグをしているのだろう。
「………フランボ…………やっぱり撫でて」
「!?…6番、可愛い…えらい…すごい…」
「ふぅっ、ん゛っ、あぁあっ、…♡」
褒め言葉を連ねられながら頭を撫でられると、それだけでバンバンはビクビクと感じ、中のものを締め付ける。
「はぁっ、もっと、もっと撫でて…触れて、っ♡」
「よしよし…いつもはかっこいいのに、今はとっても可愛いのが、だいすき…」
「ん゛ぅうっ〜〜……っ…♡」
背中に回されている腕がありながら、体を反らせバンバンは絶頂する。2人の間に白いものが垂れる。
「6番……?」
「はぁ……はぁっ、きもち、よくて…」
「撫で撫で大好きなんだ…かわいい……すき…」
「動いて…撫でられると、き、気持ち良すぎる…。」
「じゃあ、こうしたら壊れちゃう…?」
少しだけ心配そうな目で、頭を撫でながらゆっくりと抽挿を始める。
「ん゛ぁあっ……♡!!やだやだぁっ、それだめぇっ……♡!つくの、や、らぁっ♡」
「大好き、好き、かわいい、えらいよ、6番…」
「ほめないれっ、らめ、だめらって…♡!!」
「けど……6番も撫でてって言ったよね?」
「はぁっ、っぐ〜〜〜〜っ♡!!!」
バンバンは2度目の絶頂を迎える。がくがくと足を震わせ、脳に流し込まれる快楽に従順になる。
「きもちいいね、じょうずにイケてえらいよ…6番、6番……」
「また、イくっっ…♡、もう無理、なでなでやめへぇっ♡!」
「6番がして欲しいって言ったんだよ?ほら、なでなでされるときもちいいでしょ?」
「はぁっ、イく、イくっっっっ……♡!!」
抽挿が激しくなると、バンバンは快楽に耐えれず連続で絶頂する。バンバンがイく度、フランボは偉い偉いと頭を撫でる。それによってまたバンバンは絶頂に至る。ループだ。
「すきだよ、6番……じょうず、じょうず……」
「はぁっ、くるし、ぃいっ、 ♡」
「好き、大好き、6番、いっしょ、イこ?」
「あ゛ぁぁぁああああっ、♡♡!!」
「6番すき、大好き………」
2人は同時に達する。悦の波に溶けるのがあまりに気持ちよくて、しばらく2人はぼーっとしていた。まだ入っていたことに気づくとフランボは急いでバンバンの中から自身のものを抜く。
「あわわっ!!!ごめん6番!!」
「うん……撫でるのは……これからナシで。」
「そんなあっ……!!」
悲しそうにフランボはバンバンを見つめる。
「撫でられるだけで気持ち良すぎてイく僕がバカみたいだから無し!!!わかった!?」
「……かわいい。」
「だからそれを…ん゛っ、やめてって言ってるんだけど!?」
フランボがバンバンの頭に手を添え、大事そうに擦ると、バンバンは怒って大きな声を出し、そう言った。
結構のところそんな事が続き、もう一度シてしまったそうだった。
【あとがき】
4作品目のもつ煮込みチャンピオンです。
私、パブロフ的なこういう快楽と行動が繋がってるの大好きなんですよね。
個人的に好きな文は『もし指が5本あったなら、君が口付けたのが薬指なのか中指なのかわかるのに。』です。エモいしめちゃくちゃエ█い。
欲を言うならこういう文ばかり書ける人になりたいですが、どうしても頭が悪くなります。
死ぬほど眠い時に書いた部分があります。そこは変かもしれませんがご了承ください。
ありがとうございました。
コメント
3件
神すぎる…心臓に刺さって綺麗に飛んでいきました。これ本家に声寄せながら音読するの楽しいwww
フラバン小説初めて見ましたが見事に刺さりました...ありがとうございます