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「亮〜!もうそろそろ起きない?晩ごはん食べないの?」
「ん?あーごめん、ずっと寝てた?」
「うん、寝てたよ」
「ごめ〜ん」と、抱きつく亮
「う〜ん、お酒くさ〜い」
「あ、そうだな、久しぶりにたっぷり呑んだ」
「お水飲む?」
「うん、お願い!」
「はい」と、渡したら…
「あ〜ん」と、口を開いている
「ふふ、何よ」
「飲ませて〜」
「ヤダ、何甘えてるの?」
「あ〜ん」
舞は、自分の口に含んで、口移しで亮に飲ませた。
「…舞〜!」
「だって、寝転んでるから溢れるわよ」
「う〜ん、嬉しい〜もっと〜♡」
もう一度、口に含み…自分で飲み込んだ。
「えー?あははは」
ウケてる
また、口に含み、亮の口へ
キスが止まらない
「そうなると思った…」
「う、ん」チュッ
「はい、自分で飲んで!」と、コップを渡した。
ゴクゴク飲む亮
「ご飯どうしよう?何かある?玉ねぎと卵とウインナー、ご飯ある?」
「冷凍庫にある」
「OKじゃあ、オムライスね。食べられる?」
「うん、お腹空いた」
「分かった、待ってて!」
「うん」
『幸せだなぁ〜やっと婚約者として舞が居る』
たまらなくなって…
キッチンまで行って、舞を抱きしめた。
「あ〜待って!危ないから…」
包丁を置いて…
また、キスをする亮
「待ってて!って言ったでしょう?」
「待てない」チュッ、チュッ
「お腹空いたんでしょう?」
「うん、だけど舞を食べたい」
「ご飯、ちゃんと食べられたらね」
「えー!」チュッ
「楽しみは、取っておく方がいいでしょう?」
「う〜ん、もう1回だけ…」
そう言って、熱い熱いキスをした♡
「待ってて♡」
「分かった。見てる」
「ふふ」
恋人として、婚約者としての2人
ニコニコしながら、イチャイチャ出来る悦び♡
「舞〜美味しかった。ご馳走さま〜」
「良かった」
亮は、食器を流し台の方へ運ぶ
「うわ〜助かる〜」
「一緒に洗おう!」
「うん、嬉しい」
「結婚したら、家事全般は私かな?」
「手伝えることがあったら言って」
「うん、ありがとう。でも、亮は、しばらくは選挙に集中しないと…」
「舞〜ありがとう〜」
「明日、親父にサインもらったら、提出しようか、婚姻届。」
「うん、そうだね。」
「で、明日、荷物運ぶ?」
「うん、そうね。でも、家電とかは、こっちにあるし処分しないとだね」
「うん、じゃあ洋服ぐらいしか運べない?」
「うん。明日、私のマンションに行って持ってくる物と処分する物に分けよう。」
「そうだな」
ソファーに並んで座り、舞の髪を触りながら、
マジマジと見る亮
「ん?」
「ご飯、ちゃんと食べたんだけど…♡」
「あっ、忘れてた、ふふ」
「こんなに大事なことを忘れる?」
チュッチュッ
「ごめんね。う〜ん、お風呂入ろうよ」
「うん、分かった、入れてくる!」
お湯が溜まるまで、イチャイチャする
「ふふ、くすぐったいよ」
あちこち、キスをし、耳を甘噛みする亮
「ヤダ〜私、それは好きじゃない!」
「そっか…」
「誰か、そういうの好きな人が居たの?」
「ううん、昔なんかで見たことがあったから…」
「ふ〜ん」
『ちょっと怪しいと思った』
舞から亮に、ぎゅーっと抱きついて
耳にキスをして、甘噛みしてみた
「あっ」
「どう?」
「俺は、イイかも〜♡でも、やっぱり噛まれるより
キスされたい!」と口を出す
チュッ、クチュッ
優しくエロく…
「あ〜舞〜堪らない〜」
「お風呂入るよ〜」と、交わす舞
「う、うん」
お風呂でも、ラブラブが止まらない
「う〜ん、亮〜♡」
止まらない…
「ずっと、我慢してたんだから…」
前みたいに、セフレじゃなく、彼女として、
婚約者として愛される喜び
まだ、信じられない。
でも、亮は確実に優しい〜
全然違う、愛を感じる
亮は、ずっと舞を愛していたことには、変わりはないと言うが…
以前は、もっと、わざと冷たくされていたようだった。
今は、甘えてもいい。
優しく応えてくれる。
そんな亮が大好きだ。
お風呂から上がり、舞の髪を乾かす亮
舞は、嬉しくて、ニヤけてしまう
「ん?」
「こんなこと、してもらったことなかったから…」
「そっか…ごめんな」
「ううん、嬉しい〜ありがとう。亮のマンションで
お泊まり出来るなんて、夢にも思わなかった」
「もう、これからは《《お泊まり》》じゃなく毎日一緒に住めるよ」
「うん、ホントにイイのかなあ?」
「良いに決まってる、舞しか居ないよ。俺の《《奥さん》》になる人は…」
「亮〜ありがとう♡」
抱き合うふたり
「今日は、ずっ〜と、こうしてたい」
「うん、離さないよ、舞」
「トイレに行く時は?」
「一緒に行こうか?」
「それだけは、離して」
「ふふ、そうだな」
一晩中ラブが止まらないふたり♡
ずっとラブラブなまま朝を迎えた。
「お父様に婚姻届にサインもらわないと…!
提出して…買い物も行かなきゃだし…
私の荷物の仕分けもしなきゃだし…忙しいよ。
そろそろ起きよう」
「うん、そうだな」
チュッ
「亮!パンはない?」
「パンも冷凍してある」
「すご〜い!偉いね〜じゃあ、卵、ウインナーはまだあったから、朝はそれでいいか…」
「そうだね」
「いつもは、パン食?ごはん食?」
「だいたい、時間がないからパンかなぁ〜」
「じゃあ時間があれば、ごはんも食べたい?」
「うん。舞が作ってくれるなら、どっちも美味しそう。」
「分かった!」
一緒に朝ご飯を食べて、亮の車で舞のマンションへ
とりあえず、
冷蔵庫に残っている物は、クーラーボックスに詰めて運ぼう。
家電は全て電源を抜いて、必要な物は置いておき、
要らない物にテープで印を貼っていく。
後日、処分する。
「家具とかどうしよう?」
「気に入ってる物は、持っていく?」
「うん」
「部屋は空いてるから、舞の部屋にしてもいいし…
だったら、トラックを頼めばいいよ。」
「そうだね〜まだ新しいのはもったいないし…」
亮が引っ越し屋さんのトラックを頼んでくれた。
来週、運んでもらう。
家電は、夕方にリサイクル店に引き取りを頼んだ。
「急ぐ物だけ箱に入れて持って行こう!」
「うん。何が要るかなぁ?化粧品とか?」
「それと、1週間分の服。あとは、なんとかなるよ。」
「そうだね。足りない物は今日買う。」
「新しい家具とか欲しかったら買い替えてもイイよ」
「ううん、今はイイ。もったいないし…。
それに、亮のインテリア好きだよ。」
「なら良かった。」
「あ、車どうしよう!」
舞は、自分用に軽自動車を所有している。
「駐車場借りておくから来週乗って帰る?」
「そうだね〜要るよね?」
「まだ乗るでしょう?」
「うん。そうする。
じゃあ、今日は最低限の物だけ持って行こうか!」
「うん。先にお父様の所に行く?」
「アポ取ってみる!」
今なら居る!というから急いで向かうことに…
クーラーボックスとスーツケース、
箱1つだけを持って出る。
「よし!またあとでね〜」と鍵を閉めた。
「ただいま〜」
「こんにちは〜」
「いらっしゃ〜い」
「よく来たね〜この前は、バタバタしてて悪かったね」
「いえいえ」
「今日も忙しそうだから、早速サインをもらっておくよ」
「そうだな」と婚姻届の証人欄にサインをする父
「これでいいかな」
「うん、ありがとう」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、舞さん、これからよろしくね。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「じゃあ、このまま提出してくるから、今日は、俺たちがこの辺で…」
「え?もう行くの?お昼食べてけばイイのに…」
「今日と来週で、舞が引っ越すからバタバタで…
親父も出かけるんでしょ?」
「うん、まあな。じゃあまた、ゆっくり…」
「はい、ありがとうございます。」
そのまま、役所の休日窓口へ行き、婚姻届を提出。
「はい、確かに受理しました。おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「ありがとうございます。」
「なんか、呆気ないなぁ〜」
「ふふ、こんなものなのね。」
「舞!夫婦になったよ」
「うん」
「これからも、よろしくな」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ニコニコ、手を繋ぎながら車まで歩く
「買い物行こうか」
「うん」
「そろそろ、お昼か…先に何か食べに行こう」
「うん」
外食すら、今までとは気持ちが違う。
この3年の間にも、何度か2人で外食をした。
でも、好きになっちゃいけない。
ずっとそう思ってたから…
それが、『恋人だった』と言われても、
頭が混乱して…
それから、ずっと一緒に居て
今、ようやく、夫婦になれた。
素直に『好き』と言える喜び
『愛してる』と言われる喜び
嬉しくて、涙が流れた。
「舞?」
「あ、ごめん。嬉しくて…」
亮は、車を停めて、ぎゅっと抱きしめてくれた。
「ありがとう〜」
「ありがとう〜」