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☘️💟宮静🪻📗
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『このねじれた世界で僕は…』
𝓒𝓱𝓪𝓻𝓪𝓬𝓽𝓮𝓻
名前:ユウ・クライシス🌆
年齢:16
誕生日:8月10日
趣味:ゲーム、マンガ、アニメ、世界の雑貨収集(特に英国、独国)
好物:マカロン、クッキー(チェック柄)
苦手:赤身魚、臭みのある獣肉
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
日本・ユウ視点
僕はごく普通の平凡な男子高校生だ。勉強も運動もそこそこ。これといって特筆すべき特技はない。少し探せば僕よりも秀でた人が見つかると言うくらいの凡人だ。
そんな凡人の僕には趣味が沢山ある。まずはゲーム。小学生の頃に両親にゲーム機をもらって以降その魅力にすっかりハマってしまった。時間を忘れて画面にかじりついては両親に怒られ没収されて……今となってはいい思い出だ。
そして次にマンガやアニメ。ちなみに僕は原作から読む派だ。僕は戦闘ものから少女漫画、さらには1部界隈で湧いている”薄い本”など、様々なマンガを読んでいた。そう、僕は所謂腐男子というやつだ。きっかけは高校に入学するちょっと前。入試を終えて疲れきった僕に2つ年上の姉が気分転換にと薦められて読んだマンガがBのLがつくものだった。正直表紙を見てもわかっていたが、姉は耳にタコができるほどそのマンガのいい所を紹介してきた。さすがに痺れを切らして読んでみると、確かにこれは面白い。主人公が何度も何度も試練を乗り越えてその先で片想いしていた相手と結ばれるフィナーレは感動モノだった。ちょうどその翌週には続編が発売されるという知らせを姉から聞き、ふたりで書店に買いに行ったほど、僕はその時には既にマンガの沼にハマってしまっていた。
最後に世界の雑貨集め。これは僕が幼い頃から好きだった趣味だ。何故ここまで雑貨に囚われるかと言うと…国旗のデザインが好きで調べるうちに雑貨が出てきて、こんなのいいなぁ、と思って誕生日プレゼントに買ってもらったのがきっかけだ。特に好きなのが英国雑貨と独国雑貨。ユニオンジャックのデザインが大好きで、今では部屋の中はユニオンジャック尽くしになっている。布団も枕カバーもカーテンも勉強机のカバーも全てがユニオンジャック柄だ。だが最近は購入を控えている。免許を取ったら独国車に乗りたいと考えているのだ。そのために今は購入を控え資金を貯めている。
なぜ独国車かって?理由は至って簡単だ。テールランプがユニオンジャックデザインになっていて、オプションや後付けでサイドミラーカバーもユニオンジャックデザインのものがつけられる。僕のツボを完全についてきている。中古で買う予定だが外車の部類に入るため安くは無いはずだ。ちなみに今はまだ20万ほどしか溜まっていない。それもそのはず、中学生のお小遣いなどたかがしれている。
僕の家はお小遣いは毎月5000円だった。中学生にしては貰っているほうだと思う。それに毎月貯められていた訳ではなく、長期休みや休日など友人とお出かける時もあった。それでも20万ほど溜まったならいいほうだ。高校に入ってからは部活には入らずバイトをして交際費と貯金分を稼いだ。月7.5万ほどみっちり働いていたこともあって今は50万に届いている。僕は楽しみになってきた。早く免許を取って車に乗るという目標のために僕は頑張って働いた。
だが、それだけの為に貯金していたかと言われればそうではない。実は、僕がプレイしているスマホゲーム”ツイステッドワンダーランド”がテイストを変えてVRゲーム化されるというニュースを中学生の時に見たのだ。さすがにこれは買うしかない、と思ってそのニュースを見たら、まだ開発途中だったらしく、本格的な発売は2年後だったらしい。なぁんだ、と少しガッカリしたが、これを買うために貯金しようと思い立つまでに時間はかからなかった。
現作は主人公が魔法学校に迷い込み、問題を解決すると言った物語要素が強かったが、新作はどうやら魔法の力で敵を倒すというRPG要素が強めらしい。登場人物は今と変わらず、世界観が魔法学校ではなく王国になると言う。王国の貴族になった登場人物たちとともに事件を解決したり魔物を討伐したり………。
_____いや、また事件解決するんかーい!
そこは変わっていないらしい。最新情報によると主人公は召喚士の学園長…ではなく国王のディア・クロウリーによって召喚された”聖者”として、現作にはない魔法を使ってキャラクターをサポートするという役割らしい。一言に聖者と言っても、できることは沢山あると思う。光属性魔法が使える剣士としても活躍できるし、魔法を極めてもいいし、光属性のバフや遠距離射撃でサポート役に回ってもいいし………なんて考えながら来週が来るのを楽しみにしていた。
そして、いよいよ発売日になった。僕はこの日のために放課後を空けておいた。学校が終わると同時にこの街でいちばん大きい家電量販店に駆け込んだ。幸いまだ残っているようだが、かなり品薄になっていた。駆け込んできてよかった。持ってきていたお金を確認し、レジに並んだ。デバイスとソフトを合わせて5万円……痛手だが仕方ない。
家に着いたので早速やってみようと思う。正直帰りの電車の中で開けたかったが我慢した。
_____よし、始めよう
そう思った次の瞬間、僕の体は太陽の光より眩しい光に包まれた。眩しい。これ一体何ルーメンあるんだよ!
気がついたら僕は見慣れない高い天井のある部屋のベッドに寝ていた。ここはどこなんだろう……僕は普通にVR版ツイステをプレイしたかったんだけどな……いや、ツイステ、?もしかしてここって………
ナイトレイブンカレッジの保健室!?!?もしかして僕……ツイステの世界に来ちゃった!?
なんで僕ここにいるんだろう…もしかしてこれって転生ってやつ、?あの眩しい光は、、、家が爆発した!?………そんなわけないか。
「聖者様!目を覚まされたようです!国王様! 」
🐦⬛「そうですか……良かったです」
え、学園長、、?確かVR版では国王だったはず。ここはツイステッドワンダーランドで間違いないようだ。
🐦⬛「あなた、名前は?」
🌆「ユウ・クライシスです」
🐦⬛「そうですか…。突然のことにわけがわからないでしょう。ですが、安心してください。我々はあなたをどうこうしようなどと考えてはいません。あなたにはこの王国…ツイステッドワンダーランドを救って欲しいのです」
🌆「………わかりました」
🐦⬛「はい、?ここで納得される聖者は初めてです…私としても初めての体験なので驚いてはいますが、納得されたようならよかった……抵抗された時ように麻酔なども用意していましたが……」
🌆「…………」
🐦⬛「まぁいいでしょう。ここに召喚された聖者は必ず魔法が使えます。あなたも使い方がわかるようになればこの国を救えるほどの光属性魔法を使えるようになります。期待していますよ、ユウくん」
🌆「……はい、精進します」
🐦⬛「礼儀正しいですねぇ…NRC学園長の私としては嬉しい限りです……。そうそう、これからあなたも我が学園に入学していただきます。優秀な魔法士、騎士を多く輩出する我が学園なら…あなたも立派な魔法士になれるでしょう」
どうやらこの世界にもNRCはあるようだ。設定を少し調べたところ、今作では国が運営している国を守るための魔法士や騎士を輩出する訓練学校らしい。学園長という設定も変わっていないようだった。ただ、ひとつ違う点があるとするなら魔法科と騎士科に別れている。どちらも共通するのは魔力があることと魔法か剣術のどちらかに秀でた人物だということだ。ちなみにメンバーも魔法科と騎士科それぞれ把握済み。
《魔法科》
ハーツラビュル寮
寮長リドル・ローズハート
ケイト・ダイヤモンド
エース・トラッポラ
サバナクロー寮
寮長レオナ・キングスカラー
ラギー・ブッチ
オクタヴィネル寮
寮長アズール・アーシェングロット
副寮長ジェイド・リーチ
フロイド・リーチ
スカラビア寮
寮長カリム・アルアジーム
ポムフィオーレ寮
寮長ヴィル・シェーンハイト
イグニハイド寮
寮長イデア・シュラウド
ディアソムニア寮
寮長マレウス・ドラコニア
副寮長リリア・ヴァンルージュ
《騎士科》
ハーツラビュル寮
副寮長トレイ・クローバー
デュース・スペード
サバナクロー寮
ジャック・ハウル
スカラビア寮
副寮長ジャミル・バイパー
ポムフィオーレ寮
副寮長ルーク・ハント
エペル・フェルミエ
ディアソムニア寮
シルバー・ヴァンルージュ
セベク・ジグボルト
………シルバー、良かったね。そしてオルトはと言うと、イグニハイド寮所持の魔道兵器…つまりはゴーレムのような扱いになっていた。教師陣は、魔法科にトレイン先生と学園長、騎士科にクルーウェル先生とバルガス先生、そして購買がサムさんだ。言われてみればといった面々だな。騎士科の学生は基本魔法も優秀だ。魔法科は魔法をより極めるため、騎士科は剣術も魔法もより高みを目指すために存在するようだ。僕はもちろん魔法科だね
🐦⬛「ではユウくん、今から能力テストを開始します」
🌆「はい、楽しみです」
🐦⬛「良いことですね。では運動場へ向かいましょう」
🌆「はい」
ここは前作のゲームで出た運動場と変わりないだろう。黄緑の芝と少し色が濃い深緑の芝が交互にストライプ柄のように生えている。確か前作の運動場もこんな感じだったはず。学園自体の構造は変わっていないようだった。前作では賢者の島にあったが、今作では城下の少し小高い丘の上にあるようだ。ちなみに王城はもっと高い丘というより山のような土地の上に建っている。これも今作ならではの設定だろう。
🐦⬛「では、これから能力テストを始めます。まずは軽い魔力の測定から行います。こちらの晶石に手を置いてください 」
🌆「はい」
そっと手を置いた。またもや眩い光が発生した。学園長いわくこの光は光属性の魔力による光らしい。だが、次の瞬間には虹色に光出した。
🐦⬛「これは……なんということでしょう!全属性に適性があるようです!まさか私の代で賢者が見れるとは……しかも異世界から転生した聖者の中から……私の人を見る目はやはり優れておりました……!」
🌆「………」
🐦⬛「素晴らしい魔力です!」
🌆「……ありがとうございます」
学園長のこれほどまでの歓喜は僕を冷めさせるのに十分だった。
🐦⬛「では気を取り直して、次は実技に移ります。私が魔法で創り出す魔物にこれから挑んでいただきます!もちろん生身では難しいと思いますのでこちらの杖と剣をお渡ししましょう!」
そう言って僕に杖と剣が渡された。学園長が指を鳴らすと同時に禍々しいオーラをまとった魔物が現れた。これが召喚術か……僕にもできそうだな
🐦⬛「それでは開始!」
学園長の合図とともに魔物が一斉に僕に襲いかかる。僕はどうしたら勝てるのかと戦略を練っている最中だ。
🐦⬛「なぜ動かないのです!ほら、魔物に襲われてしまいますよ!」
🌆「…………そうか」
相手が複数ならこちらもそれに対する”複数”を用意すればいい。自分で魔物に立ち向かうなんてごめんだ。それに僕は運動はあまり得意ではない方だ。創り出した”複数”に戦ってもらおう。
🌆「闇を照らす者」
🐦⬛「召喚術ですか…それにしても随分多く召喚しましたね。一体何を考えているのか……そんなに召喚したら魔力が尽きるのも時間の問題……」
魔力切れは魔法士が1番起こしては行けない。魔法が全ての魔法士は、魔力切れを起こしたら余程接近戦が得意でない限り生存はほぼ不可能に近い。魔力切れを起こさないようにするにはどうしたらいいか。また作戦を練る。
🐦⬛「さぁ、あなたの魔力が切れるのが先か、それともあなたの召喚物が魔物を倒すのが先か見ものですね!」
🌆「………あ、そっか」
召喚物の攻撃に”吸収“を追加した。こうすれば魔力を攻撃から吸い取ってくれるはず。”吸収”で溜まった魔力は僕に還元されるように計算した。正直僕もここまでできるのは驚いている。
🐦⬛「攻撃自体に魔力吸収の仕組みを追加するなんて……随分と頭が切れるようですね…では1段階あげるとしましょう!」
さらに魔物が湧き、魔物のレベル自体も高くなったように思える。僕はまた作戦を練る。”吸収”がある限り魔力切れは起こさない。しかし、魔物のレベルが上がった今、召喚物が魔物に倒される可能性は高い。どうしたものか。
🐦⬛「さぁ、この魔物の量に耐えきれますか?」
🌆「………うん」
今の構成的に前衛しかいない状態。後衛を追加して援護射撃をすれば問題はない。さらに召喚物のレベルも少しだけあげよう。
🌆「絶え間ない光の矢」
🐦⬛「光の矢ですか……さすが全属性適性の持ち主!さらに段階を上げましょう!」
まだやるのか……とも思ったが、テストなので仕方がない。学園長の合図とともにさらに魔物が増え、大きい個体まで現れ始めた。空を飛ぶ魔物も現れ、地上だけの応戦と光の矢だけでは難しい状況になってきた。少し考えた末にまた作戦が思いついた。僕は全ての召喚物を戻した。
🐦⬛「何を考えているのですか!」
そして、詠唱した。
🌆「大いなる爆轟」
🐦⬛「なッ!?」
フィールドで大爆発を起こし魔物を殲滅した。
🐦⬛「………まだ余裕がありますね」
🌆「ええ、まぁ」
🐦⬛「なら最終段階に移ります。ここまでの実力がある聖者は初めてです!やはりあなたには魔法の才があるようです。さぁ、行きますよ!」
大きな魔物が大量に押し寄せ、さらに何やら巨大なドラゴンのような魔物まで現れた。あそこまでの高度を飛ばれるとさすがに爆発だけでは倒せない。どうしようか………
🐦⬛「手こずっていますね。それもそのはずです!そもそも最終段階にこられたこと自体奇跡のようなものです!ここで諦めてもいいのですよ。この段階は我が学園の生徒のトップ層でも対処するのは難しいはずですから!」
🌆「いや、このまま押し切ってみます」
🌆「絶え間ない光の矢」
これである程度の魔物は対処したはず…………なかったか。魔物はほぼ消えておらず、揚々とこちらに向かってきている。さすが最終段階と言ったところだろうか。まぁ焦るのはまだ早い。次々と詠唱を唱える。この詠唱を唱える時間無駄だなぁなどと考えながら。
🌆「絶え間ない光の矢」
まだまだ魔物は残っている。こうなったら全ての魔物を1度で片付けてしまいたい。なにか良策はあるだろうか……。僕の厨二知識の中からいちばん強いであろう魔法を思い出した。この魔法は空間ごと魔物を”切り取る”魔法だ。それっぽい詠唱をしてみた。
🌆「切り取る空間」
🐦⬛「まさか……空間ごと私の魔法を切り取った、、!?」
🌆「………できた」
🐦⬛「あなたにはとんでもない魔法の才能があるようですね……これなら首席も取れそうですよ!」
🌆「首席……そうですか」
正直首席とか興味ない。僕はこの世界を満喫出来ればそれでいい。
🐦⬛「我が校から世界レベルの大魔法士が出る予感……!」
🌆「はぁ……」
🐦⬛「おっと、そうこうしている場合ではありません!さっさと入学手続きを済ませますよ!それからまだやることは沢山ありますからね!戸籍の取得に履修登録に制服の仕立てに寮決め、それから……」
何やら学園長がブツブツといつものように独り言を言っている。学園長の後に続いて僕も学園内に入った。
やはり学園内もゲームで見慣れたような絵画や浮くロウソク、彼らとの馴れ初めのきっかけになったシャンデリアなどたくさんの装飾が施されていた。廊下の至る所をキョロキョロと見渡すと、やはり見覚えのある位置に隠れミッキーがあった。この学園ではミッキーの存在は認識されていないらしい。あの世界線と同じようだ。
🐦⬛「さぁ、ここが学園長室です。見晴らしがいいでしょう!」
🌆「は、はぁ…」
🐦⬛「ゴホン、そんなことは置いてといて……まずは入学届からです!こちらにサインをお願いします!」
🌆「はい」
スラスラと名前を書く。こちらの世界での共用語は聖ツイスター語というらしい。なんという安直な名前だろう。どうやら補正がかかってこちらの文字もかけるらしい。便利すぎる機能だな。書き終えると紙が消え、光の粉のように空中に霧散した。
🐦⬛「契約書は個人情報に値しますからね。私の魔法で大事に保管してありますのでご心配なく。では次に戸籍の取得です。私は国王ですから、こちらの書類を記入いただければ十分です。ではこちらもサインを」
🌆「はい」
書くものが多くてめんどくさいな、なんてことは言っていられない。なるべく綺麗に早く名前を書いた。
🐦⬛「あなた、字が綺麗ですね。真面目で努力家なのでしょう。時は性格が出ると言いますからね!さて、次は……いよいよ寮を決めましょう!」
🌆「はい」
🐦⬛「では、鏡の間へ行きましょう」
🌆「はい」
ここも前作で見た通りだ。薄暗い空間の中で、中央に闇の鏡が配置され周囲には緑の炎をまとった棺があらゆる所に浮いている。現代の感覚では薄気味悪いと言えるこの空間が僕はとても心地が良かった。なんだか僕がいるべき場所に戻ってきたような感覚。僕の在るべき場所はここ、なのかな……?
🐦⬛「ではユウくん、こちらにどうぞ」
🌆「はい」
🪞「汝の名を告げよ」
🌆「ユウ・クライシスです」
🪞「ふむ、汝の魂の形に相応しい寮は………」
まさかここでも分からない判定なのかな……少しだけ不安だった。しかし、想像していた答えと異なり僕は驚愕した。
🪞「特別寮」
🐦⬛「特別寮ですって!?そもそもあの寮は今は選定された者がいないから閉鎖になったはずですよね!?」
🪞「今日より寮の整備を整え、ユウを寮長にする」
🐦⬛「こんなの異例中の異例ですよ!素晴らしいです!あ、まだ理解できていませんよね。特別寮というのはどの寮にも器量が大きすぎると判断された者のみが選ばれる寮……つまりはあなたの魂の形はどの寮にも適さず強力なものだということです!これはまた我が校から世界レベルの魔法士が出る予感……!!!」
🌆「………そんなにすごいのですか?」
🐦⬛「あなたはこの凄さを全くわかっていない…!そもそも選ばれている人がいないから閉寮されたんですよ!前回特別寮を使っていた生徒は10年も前に卒業してしまっていますからね!その時も彼一人でしたが…今回もそうなりそうですね 」
🌆「まぁ…集団に溶け込むことが苦手な僕としてはありがたいです」
🐦⬛「では特別寮へ移動しましょう」
🌆「はい」
そんなに特別寮っていうのはすごいのかな…よく分からないや。
鏡舎へ向かい鏡の数を確認すると、そこには新たな8つ目の鏡があった。前作のオンボロ寮とは違いしっかりと鏡によって転移できるようだった。元々オンボロ寮があったところはと言うと…建物はちゃんと建っているようだが、まるで廃墟のようだった。前作で僕はゴースト達と協力して増設したり綺麗にしたり色々したな……まだ前作も配信中なのになんだか懐かしい気分になった。
🐦⬛「おや、既に新たな鏡の増設がされているようです。ここの鏡は10年前に彼が卒業してからは片付けてしまったというのに……まぁ、いいでしょう!早速中へ入りましょう!」
🌆「はい」
鏡の中には前作で見た7つの寮とはまた違った日本のような景色が広がっていた。頭に雪を被った富士山のような山に五重塔、さらにはスカイツリーのような高い塔まで建っていてまるで日本に帰ったかのようだった。やっぱり見慣れた景色は落ち着くな。あべこべではあるけど。
🐦⬛「どうでしょう!こちらの寮は極東の国というここから遥か東にある国がモチーフになっています。あちらの言葉で”和風”というらしいですよ」
🌆「そうですね。僕の故郷とよく似ています。あの、ちなみになのですが……ここを使っていた卒業生たちは皆転生者なのでは、、?」
🐦⬛「……勘が鋭いですね。そうです。ここの寮は特別寮、もとい転生者の使う専用の寮です。ですが、この寮からの卒業生は全員例外なくこの世界の誰よりも強い魔力を持っていました。故にこの寮に入寮する生徒は卒業後も特別扱いを受けることが多いのです。救世主なんだとか。ただしその分寿命は短いようで……ここの卒業生は皆卒業後5〜6年のうちに亡くなってしまいます……あなたはそうならなければいいのですが…」
🌆「………その人が長生きする権利を奪ってまで殺したい魔物とはなんですか? 」
🐦⬛「………魔王とその直属の部下たち……特別寮から出た卒業生でも倒せなかった伝説級の魔物です。魔王が1体とその部下が7体、計8体は今も健在です。その魔王を倒すべく我々は毎年1人こうして聖者を呼んでいるのです。勝手なことは重々承知です。ですがこの国の領民は既に半分以上が彼らに葬られています。我々としては藁にもすがる思いで聖者を呼んでいます。寿命が短いのではなくて魔王によって倒されているというのが事実です。昨年までの聖者では魔王を倒すことができなかった……10年前の彼が悲願を果たせていれば、、と思うのは私だけではないでしょう。確かにあなた方からしたらこちらの勝手な都合に付き合わされ挙句の果てに命を失うのはごめんでしょう。ですが、我々も考え無しにこちらへ呼んでいる訳ではありません。こちらへ召喚される際の条件として命を失うというものがあります。いわば転生です。前世で死んだ判定をされたものの中で素質がある1人がこちらに召喚されます。つまりあなたには素質があるということです。あなたにはこの世界を救っていただきたいのです」
🌆「……………わかりました」
🐦⬛「え、それだけですか?」
🌆「え、はい。何かほかに不足でも?」
🐦⬛「い、いえ……もっとこう感情的になるかと…」
🌆「感情的になっても無駄な労力を使うだけですから。それに僕には世界を救う素質がある、それだけ分かれば十分です。僕はこれからどうしたらいいのですか?」
🐦⬛「そうですねぇ……ひとまず学園生活になれていただきましょう。明日から学園生活は始まりますからね!教材の配布は今日中に手配しますので明日からの授業に差し支えはないはずです。授業の際に担当教師から受け取ってください」
🌆「わかりました」
🐦⬛「では、私の用事はこれだけですので失礼します」
🌆「はい」
疲れてるのかな……眠くなってきたや………
僕は支度を済ませ早めに就寝した。色々ありすぎた1日だったがそのおかげでゆっくり寝られたみたい
続く
コメント
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読了!ユウくん、めっちゃ冷静で頭キレるね🔥 能力テストの展開が熱すぎて、特に空間切り取る魔法にはやられたわ。特別寮の和風設定も気になるし、転生者たちの宿命も重い…。これからの学園生活、ガチで楽しみ!続き待ってる📖✨