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コメント失礼します。 この話の続きはありますか?
敦「太宰さーん」
遅刻間の太宰さんを探して始めて数時間がたつが一向に見つからない
敦「どこに行ったんだ太宰さん…………あれ?」
周りを見渡していると川の向こうに5、6歳の女の子が一人座っていた
敦「こんにちは、今一人かな?」
少女は僕の目を見つめた
少女の瞳は何もかも見透かされるような感覚に襲われ僕は寒気を感じた
少女はしばらくして頷いた
敦「親御さんと迷子になったのかな?」
少女は首を横にふり指をさした
指した方向は川だった
敦「?」
すると見覚えがある人が川から流れてきた
僕は呆れつつ太宰さんを川から引きずり下ろした
敦「太宰さん!!やっと見つけましたよ!」
太宰「どうしたんだい敦くん?出会ってすぐにそんなに怒って」
敦「太宰さんのせいですよ!とりあえず早く探偵社に戻りますよ」
すると少女は太宰さんの方向に近付いた
敦「あの…太宰さんその子と知り合いですか?」
太宰「知り合いも何も私の娘だからね」
敦「はい!!!??どう言うことですか!!?」
太宰「詳しいことは後で話すよ今は探偵社に戻らないと行けないねたいだしね」
敦「ただいま戻りました」
太宰さんも元気よく出社すると国木田さんが待っていたと言わんばかりに太宰さんの前に立ち説教が始まった
国木田「何をのんびりと出社している1時間も遅刻しているではないか!!ったくお前はいつもいつも」
僕は怒られている太宰さんに呆れつつ少女に話しかけた
敦「ごめんね騒がしくて」
少女は首を横にふる
少女「いつもははがみなさんにごめいわくをおかけしてすいません」
敦「ん?母?(聞き間違いかな?)」
谷崎「敦くんこの女の子はどうしたんだい?迷子?」
敦「太宰さんを探している途中に出会って…その…太宰さんの娘さんらしいです」
谷崎「え!!!?太宰さんに子供がいたの!?」
ナオミ「確かにどことなく似ていますわ」
谷崎さんやナオミさん境花ちゃんなど皆驚き少女を見つめる
乱歩さんは何かを見越したような理解したような僕に理解しがたい不思議な表情をした
乱歩「国木田~話はそれぐらいにしな~」
国木田「しかし…」
乱歩「太宰とその子は社長に会う予定があるんだから」
太宰「そうなのだよだから話はこれぐらいにしといてくれないかな?」
国木田「わかった」
太宰さんは少女を連れて社長室へと向かっていった
扉をノックし中から声がして扉を開く
部屋にはソファに腰を下ろし座って待っていた社長の姿があった
福沢「座りなさい」
太宰「あの…社長…」
机の上には紅茶とオレンジジュースそれに洋菓子が置かれていた
福沢「どうかしたか?」
太宰「気を使わせてすいません」
福沢「いや、私が望んでしたことだ謝ることではない」
私は申し訳なく思いつつ娘と席に座った
福沢「まずは自己紹介からか私は福沢諭吉だ
この武装探偵社の社長をしている」
少女「むすめのゆずきです」
今まで私の後ろに隠れていたり髪で顔が見えなかった少女の顔がはっきり福沢の目にうつる
福沢は少女を見て驚いた
理由は簡単だった
少女の瞳が犬猿の仲であり敵対関係である彼と同じ瞳をしていたからだ