更新に間が空きすぎました…
申し訳ないです、
テラー重くないですか!?少し読んでるだけなのに熱くなるしラグくなるし主だけですか!?
しまいには落ちるし、毎回ではないんですけど小説書いてるとキーボードおかしくなるし、これ全部テラーでしか起きないのでテラーの不具合ですよね…笑
キーボードの関係性はよくわからないですけど笑
おっと、雑談が長すぎました
では続きをどうぞ
※主医療知識ゼロです
創作です名前はお借りしていますが本人様とは関係ありません
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病院にて
「○○さーん、着きましたよ。病院ですよ、分かりますかー?」
「まだ意識ないね、」
「まずCT撮って、その後レントゲンも」
「はい」
患者さんは転落しているため頭を打っている可能性からCTを撮ることに。
脳外から応援でさとみ先生が来ていた。さとみ先生は素早く指示をして部下はせっせと移動する。
治療が終えて・・・
「りいぬ?大丈夫か?」
「え、なにが?」
「ヘリ乗ってるときおかしかったろ?」
きっと状況報告の時のことを言っているのだろう。目眩はあれきりだし体調が悪い訳でもない。自分でも分からないのだからどう説明をしようか。
「ちょっと目眩がしただけ。今はなんともないし、俺もよく分からない」
「そっか、なんともないならいいけどまた何かあったらすぐ言えよ?」
「うん、ありがとう」
「はぁ、疲れた…」
りいぬは椅子に腰を下ろし休もうとすると隣にさとみも座った。
「命に別状なくてよかったな、」
「あれだけの高さから落ちて複雑骨折もしてるのにすごいよあの人…」
りいぬはさとみの言葉に苦笑いをしながらそう答えた。
確かに意識があったとしたらあの高さから落ちて複雑骨折をしている状態で助けが来るまで耐えなければならないって想像するだけで体が強ばる。
「今回ばかりは意識飛ばしてた方が本人的には楽だったろうな、」
「そうだね、でもあの人身寄りがいなくて…」
「え、?」
「結婚はしてないみたいだし両親ともに一人っ子らしくていとこもいないみたいだからさ」
「兄弟とかは?」
「お姉さんが居たみたいだけど病気でもう亡くなったみたい」
「そっか…人生何があるか分からないな」
「ほんとに何があるか分からない…、助けられない命も助けられる命も大切にしなきゃ。助けられるのは俺たち医者だから」
「あぁ、もっと腕をあげなきゃな」
「さとみくんはこれ以上あげても変わらないよ、この病院で手術の腕が1番いいんだから」
「人には限界はあっても成長はいつでもし続けられる。過去に助けられなかった命を背負って行かなきゃ」
「…、たくましいね」
「りいぬは?」
「俺は…リーダーとしてもっと上手くみんなを引っ張らなきゃ、リーダーに任命された理由なんて知らないしみんながどう俺を思ってるか分からない。リーダーだからってなんでも出来るわけじゃない…、上手くみんなをまとめられてる自信もない。でもこんなこと言ってられないからね笑」
そうりいぬはどこか悲しそうな顔をして微笑んだ。りいぬは自分なりに考えてみんなを支えてるし、俺は応援で来るだけだから全てを知ってる訳じゃない。
でもりいぬは昔から優しくて誰かのためにたとえ自分を犠牲にしても助けるやつだった。
自分の不調も言わないくせに医者なんて笑っちまうよ。
そんなことを思いながらボーッと床を見つめた。その後2人は椅子に腰を下ろしたまま一言も話さずただただ一点を見つめているだけだった。
さとみside
手術を終えた俺とりいぬは手を洗いながらヘリでの様子を聞いた。
本人曰く目眩がしただけで自分でもよく分からないと言った。
まぁ、この業界は気をつけていても身体は壊すだろうな…笑
休む暇なんてなくて患者さんは悲しいことに減らず治って退院出来る患者さん、治っても一時的なもので退院出来ない患者さん、助けられなかった患者さん、それぞれ患者さんがいて新しく運ばれてくる患者さんも多くいて医者は何人いても足りないくらいだ。
手術室を出て椅子に座った俺らは少し話をした
その時にりいぬは『助けられない命も助けられる命も大切にしなきゃ。助けられるのは俺たち医者だから』と言った
確かにそうだ。
患者さんを助けられるのは俺たち医者で何人もの命を背負う、それが俺たちの使命だ。
俺が過去に亡くなった患者さんを背負っていくと言ったあとりいぬはどうしたいのかを聞いた。りいぬはどこか悲しいような、怯えているような、何かを訴えるようにこう言っていた。
『リーダーとしてもっと上手くみんなを引っ張らなきゃ、リーダーに選ばれた理由は知らない。みんながどう思っているのかも分からない』と、、、
この時俺はどうして自分を否定するような全て自分の責任だとでも言うような言い方をするのか分からなかった。確かにりいぬは小さい頃から頼ることはせず自分でこなしていた。
でもそのぶん、自分にかかる負担は大きく溜め込むタイプだったからどこかで爆発して自傷行為に走ったこともあった。きっと医者になったのも自分と同じような子を作りたくないのだろう、、、
唯一話してくれたのは”精神科医にだけはなれない”と”きっと思い出してまた自分を傷つけてしまう”とそう話してくれた。
今思えばあれはあいつなりのSOSだったのかもしれない
今回りいぬが悲しげに『リーダーだからってなんでも出来るわけじゃない、みんなにどう思われているかは分からない、、、』
こう言っていたのを気にするべきだった…
なぜこんなことを言っていたのか、また自分を犠牲にするのか、そう言ってやればよかった。
そう思ったのは1ヶ月後の事だった。
1ヶ月後・・・
「りいぬ先生、この患者さんの手術担当変わっていただけませんか?」
「え、高梨さんそれはどういう…?」
「この日他の患者さんの診察が山ほど入ってまして、りいぬ先生は手術経験も多いですし私がやるよりも安心できると思うんです…」
「そう…ですか、わかりました。やります」
「ありがとうございます、」
高梨先生はそう言ってスタスタとどっかへ行ってしまった。
「りいぬ先生、今よろしいですか?」
「大丈夫だよ」
「504号室の患者さんのオペなんですがその日リハビリの方で人が足りないとヘルプに呼ばれてしまって…」
「あ…、おっ俺でよければ変わるよ、」
「ほんとですか…!?」
「うん…」
「ありがとうございます!」
安西先生もか…、
「りいぬ先生、少しお話が…」
「…ん?」
「あの…706号室の宮本さんなんですけど、宮本さんが担当を変えてくれって聞かなくて…、」
「担当を変えて欲しいって、?」
「そうなんです、私が診察に言ったらお前は飽きたと…りいぬ先生がいいと言って来て…どうすれば」
「わかった、変わるよ」
「ほんとにすみません、ありがとうございます…、」
安藤さんも…、
何かおかしい、
そう思ったのはすぐだった。本来医者ならば自分の割り振られた仕事は担当を変えることはあまりしない。だが、3人は担当を代わって欲しいと俺に言ってきた。3人は仲が良くこの観点から何か仕組んでるのではないかとそう思ってしまう。
実際そうだった・・・
「まじでちょろい笑」
「オペなんて入りたくないし、私慣れてないから怒られるだけだしほんと嫌になる
変わってくれる奴がいてくれてよかったわ〜」
「てかスタッフリーダーだからか知らんけどさ自分は優しいですよアピールみたいなの醸し出すのやばくない?」
「それね!なんかあいつは慕われてるとか思ってるかもしれんけどまじ無い笑」
「ウケる」
ナースステーションの個室で3人が話しているのが聞こえてきた。さっきの話のことだろう、
全部自分がやりたくないという理由で交代を頼んだんだ…
わかっていた、本当は誰からも頼りに思われてないし嫌われていることは。
俺は俺なりに頑張ってたつもりだった
みんなから信頼されるよう、みんなから頼って貰えるよう。
そんなことを考えていた俺がばかだった。
もう人から反感を喰らうのは嫌なのに…
俺はその場を後にした、、、
重い足を1歩1歩歩いていく
きっと疲れたら自分を傷つけて楽になる方に進む。そんな自分が嫌なはずなのにきっと俺はやってしまう。そういう人間だから…
気づかれないように…
(気づいて…)
楽しい
(辛い…)
助けなんていらない、
(助けて…)
声にならないSOSをただただ心に唱えていた
コメント
6件
わ〜!! ほんとに続きありがとうございますっっ!!! もう、ほんっっっと最高でした!!
めっちゃおもしろかったです!ほんとに毎回すごすぎて、みててめっちゃ楽しいです!