テラーノベル
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目が合うとマルコ隊長はそっと微笑んだ。
以前からそうだったけど、
彼はときどき優しい表情を向けてくれるんだよな…
その彼の表情に照れ臭くなってきてしまい、
手が止まってしまう……
「えっと…どうかしました…?」
「…いや?食べる時もきちんとしてんだなって思ったんだよい。」
「え…?」
きちん…と……?
「あ、ありがとうございます…。でも私は当たり前な事をしてるだけで…」
「ちゃんと普段から身に染み付いてるんだなお嬢は…?
ワノ国でもその礼儀はよく教えられたもんさ。」
「俺だっていつも嬉しいんだぜいぶきちゃんよォ!
ちゃんと平らげて“ごちそうさまでした”
なんていつも言ってくれてしかも食器持ってきてくれんだもんよ、嬉しいもんさ。
また美味ェのを作りたくなるし、作った側も嬉しいんだぜ?」
マルコ隊長に続き、イゾウ隊長とサッチ隊長も感心したように言う。
何だか照れ臭いな……
自然と身に染み付いてるものを褒めてもらえるだなんて……
「ありがとうございます…へへ…」
「え〜何その照れ笑いめちゃくちゃ可愛いんだけど〜?
よし、ならキュートないぶきちゃんにサッチ特製デザートを
「焦げんぞい目玉焼きが。」
「わーってんよそんくらい!?つかお前らもいぶきちゃん見習えよ?
お前ら食ったらすーぐどっか行きやがる…!
食器持ってきてくれんのいぶきちゃんだけだよ全く…!」
「何を言うんだお前は…?ちゃんと平らげてるし“ごちそうさん”も言ってるだろ。」
「俺もいつもちゃんとカウンターに置いてんだろい?」
「いーやマルコ、お前ごちそーさんっつってパイナップルヘアきらびやかになびかせてどっか行くだろ?
こうサラ〜ッって。
たまにパイン髪なびきすぎて頭ぴっかりーん☆してんだよ。」
「そうか。サッチ、お前後で医療室来い。
原稿100枚渡すから明日までに俺んとこに反省文提出だよい。」
「嘘ですさーせんした…!!!!」
「…っ、…ふふっ…」
やり取りが面白くて思わず笑ってしまう。
本当、白ひげ海賊団の皆さんは明るくて温かい人達ばかりだ。
でも正直
「イゾウ頼むよ〜…今度どっかでトリートメント買うからァ……
もっとキューティクルサラサラの色男になれるいいやつ買ってやるから反省文の免除してくれって一緒にマルコに頼んでくれよォォ…」
「却下だ。お前が地雷を踏んだんだろう?トリートメントとやらはもう間に合ってる。」
「えええ…イゾウちゃん俺泣くぞ……?
まじでこう“びええええーん”っつって。」
「おう泣け。知ったこっちゃねェ。」
「はははっ!おら悪かったよいサッチ。
パイナップル1個くれ、それでチャラにしてやんよい。」
戻らないで欲しいなんて
そう思う私はわがままなのかな……
いつかこんなに素敵な皆さんと
離れることになるのは寂しいな……
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#シリアス
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妃月