あの日から、一切会話をしなくなった。
会話をしても気まずそうにするだけ。
前の、“いつもと違う”みんなではなかった気がする。
違和感のないみんなだった気がする。
それでも…
いつも過ごしていた日々とは真逆だった。
今年は、雪が降らなかった。
僕らの暮らす場所は雪が降りにくい地域なのだが、ここ数年はよく降っていた。
雪のよく降る地域でも、そこまで積もらなかったらしい。雪が溶けるのも早い。
…決まっていたのだろうか。元々。
今年は、こういう運命になる、と。
そうであっては欲しくなかった。
どうしてこうなったのか。
思い切ってみんなに連絡しても、曖昧な言葉ばかりだった。
あの日電話を掛けてくれた彼以外は。
プルルルルルル…
☃️「…ぇ、」
☃️「おん…りー、?」
名前を確認した途端、自分でも聞いた事のない情けない声が出た。
指は勝手に動き、電話に出ることを許可していた。
☃️「…もしッ、もし…」
🍌「あ、おらふくん」
冷静で、落ち着いた声が耳に入る。
何処か寂しげで、声のトーンが下がっているような気がしたけど、
いつもと違うようで、変わらない声だった。
🍌「電話出てくれてありがとう」
🍌「…昨日のこと、聞いていいかな 」
☃️「ッ…どうしたのッ、?」
声が震えて、上手く話せない。
というのも、昨日の彼を見れば納得が行く。
🍌『何が、したいんですか?』
恐ろしく冷淡で、真っ直ぐに質問する声。
その言葉には、裏も何も無い。
ただ単に答えを求めていた。
🍌「昨日のこと、どう思った?」
☃️「どう…って…」
🍌「えっと…ね、」
🍌「率直な感想…とか?」
🍌「見たままのことを言って欲しいの」
☃️「…いつもと違うように見えた。」
☃️「どこか違うみんなだった気がした…ッ」
☃️「…おんりーも含めて、な…」
🍌「…そう、」
🍌「わかった、ありがとう」
🍌「それじゃあまた…」
☃️「待って!!」
☃️「…あれは、どういう意味?」
🍌「あれって…あぁ」
🍌「おらふくんと同じ、率直な感想的な。」
🍌「特に意味は無いよ」
☃️「…、」
🍌「ただ…」
🍌「少し、言い過ぎたかな。」
☃️「ッ…!!」
🍌「…大丈夫だから、 」
🍌「─────。 」
☃️「ッ…!?」
☃️「それって、どういう…!!」
🍌「じゃあ、またね」
ツーツーツー…
コメント
3件
こっちは今年も雪が降りません まぁ降ったとて休校ならないから寒いだけで意味無いんですけどねw
うちの地域雪あまり降らないんですけど今年むっちゃ降って妹喜んでます(*^^*)
今年はめっちゃ雪降ってますね() 作品とは真逆でした(( というかコメント自体久しぶりすぎて…🙃 たまーに開いて少しだけ通知確認してます! テストはよ終われ(◜𖥦◝ )