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息抜きで作ったプロローグみたいな
木の葉から青が覗く晴天
蝉は至る所で大合唱
ある日の事でした
ホームルームの最初に担任が口を開いた
「このクラスに転校生が来ました」
えぇ!?という驚きの声が重なって響いた
担任はドアを開け、転校生を入らせた
茶髪の長髪
整ってキレイな顔つきに黒の瞳
スラッと長い身長
少し白が混じった肌
彼女はチョークを手に取り、カッカッと音を立てながら自身の名を書いた
「霧雨英子」
担任は俺の横に座らせた
横顔も色気目だつ所も
可愛くて皆が釘付けだった
そして明日は中学3年生最初の夏休み
窓ガラス越しでも蒸し暑い日差しに目を背けながら、彼女と帰路を歩いていた
夕陽がスポットライトのようで美しかった