テラーノベル
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同時刻店の前。
「……で、なんの話?」
「……まずこれ。あげる。」
有栖が”小さい時にいつのまにか持っていた”名刺を差し出す。
「……え?…なんで君がこれを…」
驚いたようにその名刺を受け取る。
有栖は変わらぬ顔のまま話し続ける。
「小さい頃からあったの。それ。」
「…はぁ。親が来てくれてた、とか?」
「……親はいないよ。…今まではね。」
「…?どういうこと?」
「…前に一回アフターしたことあるでしょ。」
「…なんで、それを…」
「ある意味の俺の仕事だから。」
「……。なる、ほど。」
「…それで、……したでしょ。」
「……。……まぁね。」
少しの沈黙。
少しして有栖がまた口を開く。
「……もし、の話。」
「……あの時、子供ができるように細工されていたらどうする」
「……え…?いや、そんなわけが……」
「もし、の話だから。」
半ば強引に口を挟む。
表情は変わらない。
「……気に、なる、かな。」
「…もし、そうなら…謝る、と言うか…」
「……そう」
「……御厨、だよな。」
「…え、あぁ。」
「……俺も。」
「……は?」
「……俺も、御厨って苗字だ。」
「……なん、で…」
「…まぁ、苗字って言ってもそれがあったから使っているだけだけど。」
「……そう、か……じゃあ、”もし”の話が本当だった…ってわけ、か…」
「……そうだな。」
二人の間には、軽いような重いような、中途半端な空気感を持って沈黙となった。
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#アルビノ
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コメント
4件
ついに来たぁ…… まぁそうなるよなぁ…… こんな綺麗に書いていただいてありがとうございますっ!!!
うおおお…ここでそう繋がる!?😳✨ 御厨って名前、ずっと気になってたけど、こんなに意味があったんだね…。二人の過去が重なった瞬間、鳥肌止まらなかったよ…!! この先どうなるのか気になりすぎて、続き読むまで頭から離れられない…!! 素敵なお話をありがとうございます🌸