この作品はいかがでしたか?
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『僕が天使だからだよ?』
「…は?」
え?此奴何言ってんの?
叶が天使で俺が吸血鬼?そんなことある訳ないだろ。どーゆう事だ?
『僕も最初は自分が天使ってこと知らなかったんだよ?』
『自殺して目が覚めた時に僕普通のベッドの上で寝てたんよ。』
叶が何を言ってるかいまいちよくわかってないがとりあえず話は聞いた方がいいよな。
『そんで、ベッドから起き上がったら何故か神父姿の僕が居て』
「神父姿の叶…?」
『そう。神父姿の僕。』
「夢に出てきた事あるぞ。」
『神父の僕が?』
「あぁ。」
『それについても聞いてたらわかると思うよ。』
「え?あぁ。」
ちょっとづつ叶が言ってることが分かってきた。
『神父の僕が言ったんだ。』
〚〛⇠神父
『…へ?僕?』
〚あぁ。おはようございます。〛
『え、あ、おはようございます。』
『えっと?』
〚今からお話することは全て真実で、全て貴方と葛葉さんのお話です。〛
『はい。』
〚まず貴方達二人は、世間体的には亡くなられていません。〛
『あー、自殺失敗しちゃいましたかぁ。』
〚いいえ。そういう訳では無いのです。〛
『え?どういうことですか?』
〚貴方達二人は、亡くなるはずでした。〛
〚ですが、叶さん。貴方の魔力がその際に無意識に出てしまったんです。〛
『…はい?』
『いや、待ってください。僕は人間ですよ?魔力なんか持って無いはずじゃ』
〚いいえ。気づいてない様ですが、貴方は人間ではありません。〛
〚天使なのです。〛
『え。』
〚そしてその、天使の力が無意識に貴方自身と葛葉さんを救ったようです。〛
『じゃ、じゃあ!何故今ここに葛葉が居ないのですか!』
〚葛葉さんは、いらっしゃます。〛
『!それなら』
〚ですが。天使の力を浴びた事で吸血鬼である葛葉さんは、記憶を失ってしまっています。〛
『は…?』
〚学校に行ってみてください。葛葉さんも居るはずです。〛
『…分かりました。』
〚そして最後に私は、貴方であり貴方では無い存在です。〛
『僕であり僕じゃない?』
〚はい。私は、既に亡くなった貴方です。そして、サーシャは、葛葉さんは、私の事を話せばある程度の事を、思い出すことが出来るはずです。〛
『!分かりました。』
〚その後の事は、貴方。叶さんが葛葉さんの隣に居ることで少しづつ解決していくでしょう。〛
『分かました。色々とありがとうございます!』
〚約束、守って下さいね。サーシャ。〛
〚そして、サーシャをよろしくお願いしますね。〛
〚僕。〛
『って感じなんだけど何か思い出せた?』
思い出した、そうだ俺は_
『葛葉?』
毎回毎回死んでいく叶を救う為に。
叶を見つけ出す。
そうだ、俺はお前と約束したんだ。
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