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不思議な小箱

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不思議な小箱

1 - 拾った小箱

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2024年07月10日

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※この物語は、ぷよぷよ小説『みんなの夢、かなえるよ!?』のネタバレがあります。ネタバレが嫌な人は、小説を見てからのほうがよいかと思います!


1、拾った小箱

んっ、やほやほ〜うちはゆっちー。プリンプタウンってとこに今いるんだ。よろしく〜


うちは今、プリンプタウンにある公園で2人・・いや、2人と1匹を待ってる。

「んぁ〜・・遅いよぉー・・」

そううちが呟くと

「まぁまぁ、もう少しで来ますよ(ニコ)」

とうちと一緒に友達を待っている、くるっとカールした赤い髪の子が言う。この子は、うちより2つ年下(中2かわからないけど)で名前は、りんご。うちより礼儀正しく、好奇心旺盛があって可愛らしい・・いや、とてつもなく可愛い子である。

「ん・・ですよねっ!」

「それにしても・・その小箱はなんなんでしょうね・・」

そう言いながらりんご様は、うちが持っている小箱をみながら言った。うちが持っている小箱は、りんご様とデーt・・ではないか。散歩しているときに見つけたんだ。小箱の見た目は、両手で持つのに丁度いいくらいのサイズで、宝箱みたいな形をしている。表面は白く塗られていて、その上に虹や星柄がたくさん描かれていたり、キラキラしたガラスの飾りがはめこまれていたりして、めっちゃ可愛いんだ。けど・・

「ゆっち〜!りんご〜!」

「ごめ〜ん!待った〜?」

「ぐぐ〜!」

とうちとりんご様に向かって走ってくる子達がいた。1人はプリンプタウンの魔導学校に通う明るい少女で名前はアミティ。おっちょこちょいだけどいつも明るい女の子で魔導学校でステキな魔導士になるために勉強に励んでいて、いつもかぶっている赤ぷよ帽には何らかの力が秘められているらしい。

そして、もう1人と1匹はアルルとカーバンクル。アルルは、青いマントと胸当てをつけた冒険者風の格好をしている女の子で、カーバンクルは、いつもアルルと一緒にいる黄色い謎の生き物。カーくんは、ぐーとか、ぐぐーしか言わないんだけど、なぜかアルルには分かるみたいだよ。

「アミティ、アルル、カーくんやっほ〜全然待ってないよ(ニコ)」

「良かった!あっ、用事ってなにー?」

「えっとね、取り敢えずこの小箱を見てほしいな」

「この小箱がどうしたの?」

「ぐぐぐー?」

「何故か開かないんですよ。ゆっちーさんとさっきから開けようとしてるのですが・・」

「そうなの?ちょっとボクにも試させて」

「はい、どうぞ」

アルルがうちから小箱を受け取る

「どれどれ〜・・あっ、よく見たら鍵がついてないんだね」

「そうなんだよ。だから力ずくやってもなかなか開かなくてさ・・」

「う〜ん・・中に何か入ってるみたいだから、絶対に開かない置物ってわけじゃなくって、一応、開くんだよね?」

「うん。うちはそう思うよ」

「うーん、鍵がないなら鍵以外の・・封印のチカラで閉じられているのかもしれないね」

「封印のチカラ?」

うちが聞くと、アルルはうなずいた

「うん。ボクが冒険してる時期に、何度か見かけたことがあるんだ。特殊な呪文で箱を開かないようにするんだよ」

「そうなんだぁー。それって、どうやって解くの?」

とアミティがアルルに聞く

「うーん・・ありがちなのは、合言葉を言うと開くパターンかなぁ?」

うちらの会話を聞いていて考え込んでいたりんご様は、「なるほどなるほど。試してみます。ちょっと箱を貸してください」と言って、箱を両手で持った。すると・・

「せーの・・開け、ゴマ!オープン、セサミ!アブラカタブラ!ちちんぷいぷい!箱よ開きたまえ!逆に開くな!嘘です開いてください!開かないと折檻しますよ!こわくないのですか!あ、すみません気を悪くしないでください!とにかく開けー!」

箱に向かって勢いよく叫び始めた

「り、りんご・・何言ってるの?」

アミティが、おそるおそる聞くと

「わたしとゆっちーさんの故郷にある童話に登場する合言葉を片っ端から試してみました!でも、どれもダメみたいです・・」

りんご様は、残念そうにため息をついた。カワイイ・・

「・・・・最後のほうのよくわからない呼びかけも合言葉?」

「なんだか叫んでいるうちに興奮して迷走してました!」

「へ、へぇー・・ところでセッカンってなに?」

「折檻とは、おしおきすることです!」

「そ、そうなんだ・・」

「うーん・・合言葉なんか当てずっぽうじゃわからないよね・・別の方法を試してみようか」

今度は、アルルからの提案

「別の方法?何かあるの?」

うちがアルルに聞いてみると、アルルは笑顔でうなずいた

「そうだなぁ、ボク達がいつも使ってる呪文はどうかな?ふしぎなチカラで反応するかもしれないし!」

「なるほど・・何の呪文使うの?」

「うーん・・片っ端から試してみたらいんじゃないかなって!ファイヤー、サンダー、アイスストーム・・」

「ちょちょ、アルル!」

うちは、慌てて顔の前で手をブンブン振った

「誰かの落とし物だから、傷ついたり壊したりしたらダメだよ・・!」

「あ、そっかぁ〜」

アルルは呑気に笑った

「小箱を開けるのに夢中になって忘れてたよ。ねっ、かーくん?」

「ぐぐー?」

かーくんのほうを向いてごまかしてる。全く・・アルルったら時々大胆なこと言うんだから・・まっ、そうゆうアルルも可愛いけどさ・・

続く


1章は、まだまだ続きますが、おそらく長くなるのでここまでにします!

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