追いついて

今日は、ユニット曲を唄い、評価される日だ。歌詞は間違えなかった。ただ、上手く唄ってやろうという焦りがみえる。もっと歌詞の内容を、理解してほしかったと言われた。

渡辺に関しては、上手く歌の世界に入り込んでいると。

阿部が言ったように、どんな時でも唄える。

渡辺は、気張らないようにと言ってくれた。

難しい。渡辺の足を引っ張るつもりはないが、このままではいけない。唸ってしまう。

渡辺ーこうじぃ〜、歌詞をよく読んで？

向井ー歌詞？

渡辺ー何度も歌詞読んでたら、この世界観が分かるから。

向井ー読むん？

渡辺ーそう、唄わなくていいから、歌詞を読んで？

向井ーん、分かった。

詩を読むみたいに何度も歌詞を読む。読んで読んで、ようやく入り口が見えた気がする。この歌詞の世界の入り口が。

渡辺が晩ご飯を食べに来て、コーヒーを飲む頃、向井が言う。

向井ー翔太くん、唄うから聴いて？

1番を唄い終わる。

渡辺が飛び付いてくる。笑いながら。

渡辺ーこうじぃ〜頑張ったね〜。

向井ー唄えてる？

渡辺ーん、唄えてる。

向井ー翔太くん！

渡辺ーこうじぃ〜表現出来てる。

向井ーやった！やった！

渡辺ーこうじぃ〜上手！

抱き合ってキス。熱いキス。

渡辺は嬉しそうだ。

また、2人で歌を聴いてもらった。

渡辺と同じくらい世界観を理解して唄えてると言ってもらえた。

向井ーしょっぴー！

渡辺ーやったな。

向井ー嬉しい。

渡辺ー頑張ったからな。

向井ーありがとうございました！

夕方、2人で向井の家に帰って来た。向井は渡辺を抱きしめてクルクル回る。

渡辺ーこうじぃ〜目が回るぅ〜。

向井ー翔太くん、嬉しい！

渡辺ーん、俺も、嬉しい。

向井ー翔太くんに追いつけた。

渡辺ーふふふ。

向井ー今日は、焼き鳥したるからな。材料買うて来たし。

渡辺ーこうじぃ〜大好き。

向井ー焼き鳥やから？

渡辺ーそれもあるけど、唄えて良かった。

向井ー翔太くんのおかげや。

渡辺ーこうじぃ〜すきぃ〜。

向井ー甘えたのスイッチ入っとる。

晩ご飯には早すぎる。

向井は渡辺を抱きしめた。

ソファに2人は座り、渡辺が向井の膝に座っている。

熱いキスして服を脱がせ合う。

いつ見ても綺麗な肌。

向井は痕を付けたくなる。

渡辺ー胸ならいい、痕付けたいんだろ？

向井ー分かるん？

渡辺ーそういう顔してる。

向井ー翔太くんには敵わんな。

渡辺ーこうじぃ〜いっぱいね〜。

向井ーええの？

渡辺ー誰にも見せないし。

向井ー舞台の稽古で裸にならんの？

渡辺ーあちゃ〜なるわ。忘れてた。

向井ー痕は付けへんから。

渡辺ーん、いっぱい舐めて？

向井ーまた可愛いこと、言いよる。

向井は渡辺の胸を舐める。

身体を捩る渡辺。くすぐったいと笑う。軽く噛むと物足りないと怒る。舞台の稽古で見られて何か言われたら困るやろ？と向井に言われる。

渡辺ーぶ〜じゃあ、足の付け根舐めて？吸って痕付けて？

向井ーもぅ！可愛すぎる。

際どいところを舐め、吸い付き痕を付ける。

そのまま渡辺の物を口にして舐めて齧る。

渡辺ーこうじぃ〜ほしいから、はやく。

向井ージェルないから、舐めたる。

うつ伏せになった渡辺の双丘を開き、蕾を舐める。舌を挿れる。

腰が揺れる。甘えた声を出す。

渡辺ーん〜いい。でも、指挿れて。

向井ー大丈夫か？

渡辺ーん、早く康二が欲しい。

向井ーもう！可愛いこと言い出したら止まらんな。

渡辺ーこうじぃ〜。

渡辺の中に指を1本ずつ挿れていく。物足りなくて腰を振る。

向井ー可愛いことしたらあかん、我慢出来へん。

渡辺ー我慢するの？

向井ー無茶出来へんやろ？

渡辺ーだいじょうぶぅ。

向井ーもう！

向井は自分をゆっくり挿れていく。

怪我させないようにゆっくりと。

渡辺ー康二！焦ったい！

向井ー気ぃ使てるのに。

渡辺ーやだ、早く！

向井ーはいはい。

向井はグッと力を入れて渡辺の中に入っていく。

堪らないというような顔をして、向井を見る。

渡辺ー康二が頑張ったから好きにしていい。

向井ー翔太くん・・。

渡辺ーあそこまで追いついてくるって思わなかったから嬉しい。 だから、いっぱい好きにしていい。

向井ー堪らんわ。

明日のことも忘れ、激しい夜になった。

渡辺ーはぁはぁ・・もっと・・。

大事な稽古があるのに、向井を求めて腰を振る。

渡辺ーこうじぃ〜もっと。

向井ー堪らん。

渡辺ーいい・・いい・・突いて・・。

向井ーもっと奥か？

渡辺ーん、おく・・ちょうだい・・。

向井ー可愛いこと言いな。

渡辺ーはぁ・・はぁ・・でる・・。

向井ー一緒に。

渡辺ーはぁはぁ・・で・・る・・はぁはぁ・・で・・

意識を飛ばした渡辺。

向井はゆっくり身体を引き、渡辺にキスをし、身体を綺麗にし始めた。

服を着て、焼き鳥の準備をする。

第一陣が焼けたら渡辺を起こそう。

大好きな、つくねを焼く。

向井ー翔太くん？ご飯。

渡辺ー・・ん。

向井ーつくね、焼けてるで。

渡辺ーん！食べる！

向井ー匂い付いたら、タクシー困るかなと思うて、俺の服着せたから。

渡辺ーふふふ、ちょっと大きい。

向井ー早よ食べや。

大好きな焼き鳥を食べ、お腹いっぱいになった。

向井が後片付けをしてる間に服を着替えている。

渡辺ー康二、美味しかった。

向井ーまた、焼いたる。

渡辺ー明日、朝から稽古だから、帰る。

向井ーん。

渡辺ーユニット楽しみだな。

向井ーそう思うてくれる？

渡辺ーあぁ、凄く楽しみ。

向井ー翔太くん、ありがと。

渡辺が帰って、向井はまたアルバム曲をかけて風呂の準備を始めた。

楽しみだと言った。渡辺がそう言った。少しは近づけたかなと思う。

完