校門をくぐった瞬間。
人々のざわめきが広がった。
「何あの子…?」
「綺麗な子だね…」
「肌白ーい…」
『…』
そう、私は今日からこの学校の一員となる。
いわゆる、転校生だ。
「あら、初日から大人気ね〜、”あやか”さん笑」
『…先生…おはようございます。』
先生が頬に手を当てながらそう言ってきた。
「そしたらさっそく1年B組に自己紹介しに行きましょう?」
『1年B組…』
「大丈夫よ、私のクラスは親切な子が多いから」
『それは楽しみです笑』
「はい!!みんな席ついてー!今日から新しくクラスの仲間になる子が来てるから歓迎してあげてね!」
『…神楽あやかです。よろしくお願いします。』
「肌きれーい!」
「かわいいー!」
「男子狙ってる〜キモ〜笑」
「はい静かにー!あやかさんの席はあの赤髪の隣!」
『赤髪?』
教室を見渡しすぐに分かった。目立つような赤い髪。窓際の席に座り外の景色を眺めているあいつだ。
lrn「…」
『…よろしく。』
lrn「…よろしく」
それが、彼との出会いだった。
lrn「俺今、お前のことどうしようもねえくらい好きなんだよね。どうしてくれんの?」
『知らねぇよ….!』
【️隣の赤髪に惚れられました。】
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新作嬉しい.ᐟ