こんもあ!
…止められなかったわ。
「…………」
そこまで書いてボールペンの動きを止める。
「……私が言えなかったからなのかしら」
誰もいない病室で、後悔の言葉を呟く。
「言えるわけ無いじゃない、こんなの。みんなが…ファンが…悲しむもの。……せめて、自分で言わせて欲しかった」
頬を伝う水を知らないフリをし、窓から見える青空を見つめる。
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こんもあ!
…止められなかったわ。
「…………」
そこまで書いてボールペンの動きを止める。
「……私が言えなかったからなのかしら」
誰もいない病室で、後悔の言葉を呟く。
「言えるわけ無いじゃない、こんなの。みんなが…ファンが…悲しむもの。……せめて、自分で言わせて欲しかった」
頬を伝う水を知らないフリをし、窓から見える青空を見つめる。