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雫目線()心の声「」セリフ 何も無しは行動
(気まずい、なんで霧夜と2人で、て、てかデート、とかどうすればいいんだろ、)
なぜこうなっているのかというと、今日の朝、えりかに無理やりチケットを押し付けられてデートに行ってこいと言われ家を追い出されたのである
なんでこんなことに、そんなことをおもいながら ふと霧夜を見ようと思った、霧夜が手を触れさせてきた
(、、、思ったよりこいつ、緊張してね?、、、ははっ、なら俺がリードしてやんねーとな)
「なぁ霧夜」
霧夜「なに、?」
「いやー別に手、繋いでほしーの?」
霧夜「ち、ちがっ、」
手を繋ぐ
「はいはい、そうだねー」
霧夜を見ると顔を真っ赤にしながらでもどこか満足げに俺の顔を見ないように隣を歩いている
(はぁ、可愛い)
そう思いながらも、会話は続かない。どこか気まずくて恥ずかしくて、でも無言も悪くはなかった
バスに乗る
霧夜はスマホをいじっているイヤホンをつけて、多分音楽を聴いてる
(俺のこと見て来んないな)
(あれ、俺、何考えて、、、、べ、別のこと考えよ)
そのあとは無心で音楽を聴いていた
そんなこんなで目的地に着いた
「霧夜」
霧夜「なに?」
「あの、さ、、、俺のこと、好き?」
(いうつもりなんてなかったのに、あれ?)
(なんで俺、こんなこと)
「やっぱなんでもな、」
(言おうとした、でも口が塞がれていた)
目を見開いていた、キス、された?
混乱していると霧夜が悪戯っぽい笑みを浮かべて
霧夜「なに?不安になっちゃったのー?ばーか!好きだよ」
(イラっときた、でも、可愛かった、うざくって可愛かった、そして少し嬉しくて)
「なわけねーだろ!お前こそ、照れてたくせに」
霧夜「ち、ちがっ!照れてなんてねぇから!もう入るぞ」
そう言われて手を引かれた
「綺麗」
気がつけばそう言葉が漏れていた
霧夜も目を奪われたように見ている
そして移動し始めた
そっからは時間の進みが早過ぎた
「あっちいこーぜ」
「見て!こっち綺麗」
2人でいろんなとこを見て
どこも綺麗でまるで幻想の世界に来たみたいな気分で
でもそれでも一番綺麗だったのは霧夜で
どんな魚よりもどんな展示品よりも霧夜で記憶の中はいっぱいではしゃいでる霧夜は何よりも魅力的で
(なんでこんなに、見ていたいって思うんだろう)
(なんでこんな心臓がうるさいんだ)
「ほんとに、ずるい」
いつのまにか声に出ていて、
多分霧夜には聞こえないくらいの声だったと思う、そうでないと困る
ただ俺の顔は見ないでほしいなとそう思った
すごく早かったこの時間がずっと続けばいいのにって思った
でもその時間はあっという間に終わった
帰路についていた
「なぁ、霧夜」
霧夜が「ん?」とこっちを向いた
誰もいない道
誰も絶対に見ていないか確認した
そして
霧夜「んっ」
キスをした
それも1分くらいの
そしてハグをした
顔を見られないために
「朝のお返し」
(建前だ、でも、そういうしか、無理)
(霧夜、どんな顔してんだろ)
顔を見てみた
すっごい真っ赤で固まってて目が見開かれてて、すっごい間抜けずらでそれだけで充分だった
「なに?照れちゃった?」
(ちょっと煽るように言った)
そしたらいつもみたいに
霧夜「んなわけねーだろ!!ばーか!!」
そう言って早歩きで歩き出した
「ちょっ、照れてんじゃん!待てってー」
霧夜「うるせ、遅いと置いてくぞ」
「お前が早いんだよ!」
そう言いながら小走りでついていく
そんなこんなで家に帰っていつも通りの日々に戻る
でも一生忘れないんだろうなと心のどこかで思った
後日談
帰る前俺は霧夜がお手洗いに行った隙にお揃いのチョーカーを買っていた
(今日、渡そう、うん、)
そうこの通りまだ渡せていないわけだが
(無理だろこれ、どうやって渡せばいいんだよ)
そんなこんなしてるうちに霧夜が帰ってきた
霧夜「お前、どうした?」
「は?な、何が」
(どうにも態度に出ていたらしい)
霧夜「いやいや、絶対挙動おかしいだろ」
「そ、そんなこと」
誤魔化そうとした、、でも、
霧夜「ほらそれに手になんか持ってんじゃん、見せろよー」
「はぁ?!ちょっ、勝手に」
霧夜「、、、なにこれ?二つ似たデザインの、チョーカー?」
「、、、」
「プ、プレゼントだよ、お前、えの、」
霧夜「、、、はぁっ?!」
そっからはお互い照れてるし、なのに変に反論するしでしばらく照れながら言い合いしていた、ただその日からずっと霧夜は俺のあげたチョーカーをつけてくれている
(これ、勝手よかったな)
自分も毎日つけながらそう思った
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コメント
1件
うわー、これもう完全に青春の甘酸っぱさ詰め合わせって感じですね!雫の「緊張してる?」って気づいてリードしようとするところとか、霧夜のツンデレっぷりがもう最高に可愛い。「ばーか!」の連呼が照れ隠しにしか見えない(笑) それでいて一番印象的だったのは、最後のチョーカー。互いに贈ってつけ合うって、すごく象徴的で素敵だなって思いました。デート中に「一番綺麗だったのは霧夜で」って心で思うところもグッときたし、このふたりの距離感とか空気感がすごくリアルで、読んでてこっちまで照れちゃいました。次の展開もめっちゃ気になります!