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ユキ
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第二話
前回 貴狼に動画編集を命令される以上。
一鉄は困惑していると、誉が貴狼に問う。
「ねぇ、貴狼」
「俺は何するために呼ばれたの?」
貴狼は菓子を食いながら話す。
「お前は少しでも動画にワクワク感を出すために呼んだ」
「俺が一人やっていても面白みがないだろう?」
「確かに、そうだねー」
「少しは否定してくれないか?」
そう貴狼と誉が駄弁ってるところに一鉄は言う。
「俺、動画編集したことないんだけど」
「それにお前、頭大丈夫か?脳神経外科の病院連れてくか?」
「ていうか、頭のネジどこいった?」
「俺は病院に行った方がいいレベルで心配されてるのか?」
「あいにく、俺の頭にはネジは足りてる。お前らにそのネジを分けたいぐらい足りている」
「いってつー」
「コイツの顔面一発殴っても文句言われないと思うよー」
少しムッとした顔で貴狼は言う。
「普通に文句言うが?」
「俺をなんだと思っている」
貴狼は少し間を置いてから話す。
「まぁ、ともかく」
「星林、お前は俺の編集手伝え」
「字幕の誤字脱字とか見るだけでもいいからな」
「編集未経験初心者(笑)。星林くん」
何故かその貴狼の言葉が頭に来て口を開く。
「最低、一週間で絶対基本的動作は覚えて簡単な編集はできるようになる。このマジキチ……!」
その言葉を聞き貴狼はニヤッと笑う。
「楽しみに待っているぞ」
「そういえばさ、なんで誘ったの?」
「ん?簡単な話だ」
「俺の好きなゲームを世界に布教するためだ」
「つまり俺らは実況者になるってことだね」
「その通り!パーフェクトだ誉!!一億点やる!」
「では、さっそくヴァルハラに行くか」
仮想世界・ヴァルハラ
近年できた仮想空間のSNSで専用のVR機が必要の仮想世界。配信やライブ、ゲームなどと幅広くできるぞ。因みにVR機も最近はゴーグル型や眼鏡型、コンタクトレンズ型などと、いろんな形が増えている。
「おい、待てヴァルハラ行くためのVRは学校に持ち込み禁止だろ」
星林の言葉を聞き貴狼と誉は悪い笑顔をしニヤニヤし始める。
「「ん〜?」」
「聞いたか?誉」
「うんうん、聞いたよー」
「お前ら……まさか」
「じゃっじゃーん!」
「持ってきちゃいましたー」
二人は同時にVR機を出す。
誉はコンタクトレンズ型、貴狼は眼鏡型を出した。
「持ってきたぞ」
「にしても、とても簡単に持って来れたな」
「うん、まさかこんな上手くいくとは思わなかったよー」
一鉄は頭を抱える
「お前らぁ…………」
貴狼はニヤッと笑う。
「星林もVRを部屋から取ってこい」
「はいはい、今取ってくる」
一鉄はリビングを出て二階に上がり、兄の部屋のドアを開ける。
部屋には兄は居ないからきっと、バイトだろう。
(どこにあるんだ………)
部屋を漁ると眼鏡型のVR機を見つける。
「借りるかー」
(そろそろ自分のVR機が欲しいな、バレないようにバイトして買うか)
そう思いながら一鉄は階段を降りリビングに戻った。
「はいはい、持ってきましたー」
満足そうな笑みを浮かべながら貴狼は口を開く。
「では、今度こそ行くとするか。ヴァルハラに!」