テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
設定
マルク
天才型。
魔術と魔法の間くらいの理論で魔法を使う。
頭の中で軽く魔術式は組み立てているが、
どちらかと言うと魔法の方が近いらしい。
宇宙年齢 18ほどで考えています。
途中で成長するので少しややこしいかも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マルク目線。
今日は本で有名と聞く星に来た。
でも食事はそこまで美味しくねぇし
魔術式の本で溢れてるのに
住民たちは興味がないどころか
魔術師に恐れてるものもいるときた。
マルク
「ここだったら面白くなりそーだと
思ったのによー。」
オレは
魔術界隈では
「理屈無しの魔法使い」と言われ
魔法界隈では
「理屈過ぎる魔術師」と言われる異端児。
つまり居場所がない。
………んなしょうもねぇこと、
気にしてる場合があったら
つまんねぇ研究でも、続けた方がマシだ。
オレの力を試せる相手、
オレを楽しませる場所を探していた。
何処に行っても雑魚ばっか。
つまらねぇ。何の面白みもねぇ。
しかも図書館には許可証が必要だと。
これじゃ来た意味がまるでない。
マルク
「次、何処行こっかなぁ。
1ヶ月は滞在する気だったのに水の泡。」
「あーあ。せっかく”魔術本の星”って
聞いたから来てやったのによ。
わざわざここに来る魔術師弾いて
一体何になるって言うんだか。」
街の露店を抜けて適当な木に腰掛けた。
次の星など、本を読みながら
決めるつもりだったから
そんなすぐには思いつかない。
そのとき
??
「待てっクソガキ!!」
????
「まっ、待たないヨォ!」
何の騒ぎだ?
路地裏から声がする
????
「ぼっ、ボク、キミ達に追われる事、
シテナ、」
??
「金持ちなんだってな?
金置いてけよ」
????
「やだヨォ!あっち行け!!」
さらに別の声
??
「それに、あの忌々しい
魔族の末裔なんだってな?」
????
「魔族じゃないヨォ!ボクはあの、
ハルカンドラの魔術師の末裔なんだカラ!」
??
「やっぱり魔族じゃねぇか!」
????
「魔族じゃないッテバ!
魔法使いの賢いバージョンだモン!」
??
「やーい魔族。金だけ置いていけよ」
????
「いやだヨォ!!」
マルク
「ふーん……」
ハルカンドラの魔術師の末裔、
まだ生き残ってたんだな。
思わず、口の端が吊り上がる。
面白そうだ。
路地裏に向かって歩いていく。
??
「魔術師ってあれだろ?
ヒトゴロシなんだってな?」
??
「それに、魔術で人を陥れるんだって!」
??
「後、後!今の時代魔術師やってる人も、
魔法使いやってる人も、バカばっかりって
お母さんが言ってたぜ!」
??
「やい!バカで金持ってるだけの魔族!」
????
「バカじゃないモン!!」
マルク
「………へぇ。」
声の元まで辿り着いた。
角に追い詰められている少女と
周りには4人のガキ。
ガキとか言ってたくせに、
こいつらもガキじゃないか。
マルク
「面白そうなことしてんじゃん。」
ゆっくり、ゆっくり近づいていく。
マルク
「何だっけ?魔術師は魔族とか、
魔術師は人を陥れてヒトゴロシ。
バカばっかりとか何とか……だっけ?」
1
「なっ、何だよお前!!」
4
「何だおっさん。
おっさんも魔術師が嫌いなのか?」
3
「そうだよ!魔術師とか、魔法使いなんて
人間以下だぜ!」
マルク
「………ふーん?」
「その角にいんのは?」
2
「魔族の末裔だよ」
????
「ダカラッ!
ハルカンドラの末裔だってバ!」
マルク
「なぁ、ちょっと聞きたいんだけどよ。」
距離を、詰めていく。
マルク
「魔族について、オレは詳しくない。
だからそんな、魔族について
よーく知ってるお前らに
一点聞きたいんだが……」
距離を、詰めて、詰めて、詰めていく。
マルク
「魔族の定義は?」
1
「………は?」
マルク
「定義。わかんないのか?」
1
「て、定義くらい知ってるよ!
人間の敵!人食いの人外だよ!」
マルク
「何処の文献?」
3
「はぁ?」
マルク
「証拠だよ。しょーこ。
一体誰が?どの時代に?何ページ何行?」
「学校でやっただろ?
作者、時代、何ページ何行かは
言ってくんねぇと。」
沈黙が続く。
マルク
「え、もしかしてお前ら、
証拠も根拠もなしに喋ってたの?」
また距離を詰めた。
ガキらはただ、一歩だけ下がった。
マルク
「ただの大人の言い伝え如きが、
ただの自分の妄想如きが、
そんなに重要だと、本気で思うの?」
「そこの少女。
ハルカンドラってなんだ?」
????
「エッ!?エット……」
「ハルカンドラは、この宇宙に存在する
もう滅んだ古代文明が築かれた星デ、
科学派と魔法派が共存した国だヨォ」
マルク
「ハルカンドラの有名な製品は?」
????
「ハルカンドラ製という現代科学じゃ
説明もつかないような夢の製品だヨォ!」
「例えばギャラクティックノヴァは
夢を一つだけ叶えてくれるんダッテ!」
「その為には、近くにある夢を見せる
夢の泉を7つ繋げないと
行けないんだけどネ。」
「でも、夢を叶える大彗星なんて
ロマンがあるよネ!」
めちゃくちゃ語るな……
ノヴァ……覚えておくか。
マルク
「ありがと。で。」
ガキたちに視線を戻す。
マルク
「お前らが魔族だなんだって
言ってた奴の方が、 よっぽど人間らしく理論を話せてると オレは思った。どうだ?」
沈黙。
マルクは肩をすくめる。
マルク
「定義も言えねぇ」
「証拠も出せねぇ」 「歴史も知らねぇ」
マルク
「それで他人を“人外”呼ばわりか」
ケラケラと笑う。
マルク
「なぁ、どっちがバケモノだ?」
1
「なっ……何なんだよお前!!
バカにしやがって!!
何が言いたい!」
マルク
「知能の低いお前らのことだ。
オレのことすら知らないんだろ?」
3
「知ってるわけねーだろ!」
マルク
「はぁ……この天才魔法使いマルク様を
知らないとは、まだま、」
????
「マルク!」
「お母サマとか、本で聞いたことあるヨォ!
あの直感的に魔術を使える、
天才の人でショ!」
マルクは一瞬だけ目を細めた。
マルク
「……ほぉ?」
さっきまでケラケラ笑っていた顔が、
すっと静まる。
マルク
「お前、オレのこと知ってんのか」
???? 「ウン!魔術界と魔法界のどっちからも 異端児って呼ばれてる大天才でショ! 理屈無しで魔術を組む、
魔術と魔法の間の人って有名だヨォ!」
マルク 「……異端児、ねぇ」
少しだけ口角が上がる。
マルク
「お前ら」
ガキを見る。
マルク
「その“バカな魔族”より、お前らの方が
よっぽど世界のこと知らねぇみたいだな」
ガキたちが、じり、と下がる。
マルクは羽を出した。
キラキラと輝く、煌めきの羽。
パチンッ……
その羽から音と光が漏れ出した。
何も起きない。
……ように見える。
マルク
「次言葉選び間違えたら、
何が起きるかも分からねぇぞ?」
怒ってない。
脅してもいない。
ただの事実確認みたいな声。
マルク
「じゃあなクソガキ。
もう会わない事を願うね」
路地裏を抜ける。
????
「まっ………待って!マルクサン!」
マルク
「………何だ。」
????
「助けてくれてアリガトウ!
マルクサンは恩人だヨォ!」
マルク
「別に助けたつもりはない。
オレが気に食わなかっただけだ」
????
「デモ、それで助かったのは事実ダカラ。」
マルク
「…………お前、名前は?」
????
「ボク?ボク、マホロア!
よろしくネ!」
マルク
「……よろしく」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!