煙草煙草
夏油「あ」
麗彩「は?」
夏油「やっ、!久し振りだね。」
夏油「麗彩」
麗彩「…」
麗彩「何煙草吸ってんだよ。」
夏油「いやーちょっとね。」
麗彩「はー…」
麗彩「アンタ変わんないねー…」
夏油「褒め言葉どうも。」
麗彩「性格もその胡散臭さも。」
夏油「あ?」
麗彩「何でもね~…」
麗彩「何でアンタとまた煙草吸わなきゃいけないの。」
夏油「おや?君が此処に私を殺しに来たんじゃないのか?」
麗彩「いや、偶々。」
麗彩「森のさ、空気が好きなんだよね。」
夏油「へぇ~…」
夏油「私は別に、かな。」
麗彩「こう…」
麗彩「なんだろ。」
麗彩「この澄んだ空気が好き…」
夏油「私の事は?」
麗彩「んー…」
麗彩「別に。」
麗彩「でもこれだけは言えるね。」
麗彩「何で私の時だけ現れなかったの。」
夏油「…」
夏油「君の崩れた顔を見たいやつがいるかい?」
麗彩「あ?」
麗彩「んだよブスならブスってはっきり言えよ。」
夏油「いや。」
夏油「そう言うことじゃなくてね…」
夏油「君の、…」
夏油「泣き喚いて化粧が崩れた顔、誰が見たいんだい?」
麗彩「あー…」
麗彩「つまり……?」
夏油「あ゙ーもう…」
夏油「君の泣き顔…」
夏油「見たくなかっただけ…」
麗彩「はァァァァァァァン…?」
麗彩「そんだけで?」
麗彩「…まぁ……」
麗彩「確かに…」
麗彩「誰かの泣いた姿は誰も見たくねぇもんな。」
夏油「あ゙ー…」
夏油「うん…」
夏油(全然違う…)
麗彩「あ?なんてぇ…?」
麗彩「ンにがちげーんだよ。」
夏油「あー、」
夏油「えっと…」
夏油「…」
夏油「まぁ良いや、」
夏油「また今度ね、」
麗彩「あ?煙草吸うのはえーな。」
麗彩「んじゃ、私も帰っとすーか。」
夏油「あ゙、そうそう。」
夏油「居場所、知られたくないしね。」
夏油「麗彩」
麗彩「あ?」
麗彩「んだよ?」
夏油「言わないでね。」
麗彩「…アンタの事、」
麗彩「好きなの知ってンだろ…」
夏油「ハハッ、それもそうだね。」
夏油「それじゃぁ。」
麗彩「おう…」
麗彩「…あー、」
麗彩「ゼッテー今顔あけぇわ。」
麗彩「くっそ。」
麗彩「何でこうもアイツが好きなんだろう。」
麗彩「クソが。」
麗彩「何してくれてんだよ。(笑」
夏油「はは、」
麗彩「お前のせいで無茶苦茶だよ…」
麗彩「ほんっと…」
麗彩「私を置いていくなんて。」
麗彩「サイテーだよ。」
夏油「済まないね。」
麗彩「アンタなんか…」
麗彩「……」
麗彩(呪いを言ってしまおうか…?)
麗彩「……大好きだから。来世は私と一緒に死のうよ」
夏油「フハッ、なんだい、それ」
麗彩「…」
麗彩「夏油、」
夏油「?」
麗彩「これが最初で最後の、」
麗彩「キス。」
夏油「…、!」
夏油「じゃァこちらからも。」
麗彩「?」
夏油「最初で最後の、」
夏油「愛してる。」
麗彩「っ゙…!!!」
麗彩「っ゙うん…!(泣」
麗彩「大好きだよぉ…!」
麗彩「夏油ぉ…!」
夏油「私は”愛してる”なんだけどな?」
麗彩「私”も”愛”し”て”る”…!」
麗彩「来世は、私を置いていくなよっ゙…!」
夏油「あぁ、約束するよ。」
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完
谷津 麗彩
夏油と学生時代に煙草を一緒に吸っていた仲。
え?教祖してんの?ウケる。
愛してるよぉ…
夏油 傑
麗彩と一緒に煙草を吸っていた仲。え?麗彩?美人になったね。
愛してるよ。
おハム
こいつを殺せ。
コメント
3件
因みに私は頃すシーンで感動のこんな感じのやり取りが目の前で行われたら真っ先に相手を頃します。 (※外国映画しかやりません)